槍ヶ岳(新穂高〜飛騨沢・激パウ滑走!)
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- GPS
- 13:30
- 距離
- 25.9km
- 登り
- 2,127m
- 下り
- 2,105m
コースタイム
- 山行
- 10:21
- 休憩
- 2:54
- 合計
- 13:15
天候 | 雪のち吹雪のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※ルートは手書きです。 【新穂高温泉〜白出沢出合】 ・ひたすら林道をハイクアップ。 ・この日はトレースバッチリだった。 【白出沢出合〜槍平小屋】 ・滝谷避難小屋手前までは夏道をトレース、避難小屋手前からしばらく沢沿いに降りてうまくルート工作しておくと帰りが楽。 ・一旦夏道に合流し槍平小屋までの区間も登りすぎず巻き道を作っておく方が良い。 【槍平小屋〜飛騨乗越】 ・ひたすら飛騨沢に沿ってハイクアップ。 ・飛騨乗越は風の通り道なのでまずもって暴風だと思った方が良い。 ・飛騨乗越近辺は雪が飛ばされて氷化していたり岩が露出しているためクトーやアイゼンを装着すること。 【飛騨乗越〜槍ヶ岳山頂】 ・飛騨乗越〜槍ヶ岳山荘までは夏道に沿っていくと雪が多いので登りやすい。 ・槍ヶ岳山荘でスキーをデポしてアイゼン、ウィペットで穂先を目指した。 ・穂先はハシゴとクサリは出ているが全般的にあまり雪は着いていないのでアイゼンやウィペットに頼り過ぎないように注意。 【スキー滑走】 ・槍ヶ岳山荘から槍沢側をトラバースして一気に飛騨乗越までワープしたがコケたら滑落事故必至なのでスキー技術と相談すること。 ・飛騨乗越周辺は岩が出ているのでソールに傷をつけないように注意して高度を下げる。 ・飛騨沢から下は激パウ天国! ・滝谷避難小屋下部から白出沢出合まではシールハイク。 ・白出沢出合〜新穂高温泉まではスキーで自動運転。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
今週は約1ヶ月ぶりとなるYSHR先生との山行だ。
いつも行き先は先生にお任せしているのだが今回は「槍ヶ岳」を目指すとのこと。
自身としては厳冬期の槍は登ったことがなかったので願ったり叶ったりの提案だった。
金曜日に仕事を終えるとスーツのまま新穂高温泉へ直行して車中泊。
夜中0時過ぎに起床して支度を始めていると先生から電話が入った。
大丈夫、寝坊なんかしませんよ。山で寝坊はしたことないし。
1時前に先生と兄ちゃんが到着して支度が終わるのを待って出発。
ムムム・・・先生の歩き方が不自然だ・・・もしかして足が治ってないんじゃ?
聞いてみるとやっぱり痛いので鎮痛剤飲んで歩いてるとのこと。四ッ岳の疲れも残っているみたい。
普通そんな状態で槍ワンディとかやりますかね?
どういう精神力してるんですか。
まあこっちとしてはそれくらいの方がのんびりペースになってありがたかったりするわけですが(笑)
今日はなんと10人規模の先行PTがいたのでトレースもバッチリ。
うれしいような悲しいような。
結局一日通じてラッセルをする機会にはほとんど恵まれなかった。
飛騨沢を詰めていくと先行PTが見えてきた。
飛騨乗越手前でアイゼンを装着したりシートラに換装したりしているところに追いついたのでトレースのお礼を言って先に行かせてもらう。
もちろん自分達はクトーを付けてそのままスキーで登る。
晴れ予報だったはずなのに飛騨乗越〜槍ヶ岳山荘周辺はすっかり地獄の様相だ。
でも大丈夫。この程度の地獄は白山で経験済みです。地獄ゴーグル万歳。
今日は地獄の三丁目だ。
穂先?もちろん行きます。
PTの方から「この天気で本当に行くんですか」と声をかけていただいたがピークを極めるために来たんです。
先生を先頭にアイゼンとウィペットで穂先に詰めるが雪が少なくてなかなか手がかりがつかめないのでクサリとハシゴを併用しながら登頂!
天気はイマイチだったけどこの時期の槍に登頂できたことは嬉しかった。
さあ次はいよいよ滑走タイム。
登りで使った夏道は岩だらけで滑れないので先生が開拓した槍沢のトラバースルートで飛騨乗越まで一気にワープ。
確かに早くて楽だけどコケたら終了というヤバいルートでした。
お楽しみはここから。
飛騨沢は予定外の雪のおかげで激パウ状態。
欲を言えば視界があれば最高だったがラッセル不足で不満げだったポンツーンの力を120%発揮することができた。
ラッセルがなかった分ちょっと不完全燃焼だったけど、またチャレンジしたいと思う。
先生、兄ちゃんお付き合いいただきありがとうございました。
コメント
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鎮痛剤を使ってまでやる精神力、見習うべきものがあります。
なにわくん、おはようございます。
山は体力はもちろんですがやっぱり精神力が占める割合が強いですね。
僕らを山頂に導くために頑張っていただいたようでありがたい限りです。
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