冬至には天城山のロングルートを(水生地から八丁池を経て万三郎岳ピストン)



- GPS
- --:--
- 距離
- 24.8km
- 登り
- 1,316m
- 下り
- 1,318m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
職場の先輩から天城山へ行こうと誘いを受ける。
天城山の万三郎岳には過去2回登っているので、ちょっとどうしようかなとも思ったのだが、伊豆に泊まって金目鯛のしゃぶしゃぶを食べようというので、「快諾」。
ただ、万三郎岳への最短コースである天城高原ゴルフ場からの往復だと過去2回と同じでつまらないので八丁池の方から登りたいと思った。
その意見はもう先輩が誘ったもうひとりの同行者とも一致したので今回は水生地下から八丁池を経て万三郎岳へ行くことに決定。
ただ、この時期は日が短いので、水生地下から万三郎岳ピストンだと日が暮れてしまわないかちょっと心配だ。
そのため三島駅からバスに乗り、水生地下から万三郎岳を経て天城高原ゴルフ場へ抜け、伊東駅へバスで戻る方がいいかなと思ったのだが、結局翌日の予定もあるので車で行くことになり、そうするとピストンで25匐瓩ぅ蹈鵐哀襦璽箸箸覆辰拭
折しも今日は1年で最も日が短い冬至なのである。
水生地下の駐車場に到着する頃には日も昇り切っていて、駐車場はそんなに大きくないので停められるのかななんて思っていたのだが、この時期の天城山は人気がないのか他に1台も駐車していないのには驚いた。
しかもこの駐車場にはトイレもない。
天城山の登山口としてはマイナーなのかもしれない。
下田街道の旧道を少し歩き水生地へ。
そして行きはここから「上り御幸歩道」を登ることにする。
「上り御幸歩道」は旧天城隧道を通るコースだ。
旧天城隧道は過去数回観光で来たことがあり、ここから歩きたいなぁと思っていたので、その希望をやっと実現することができた。
今度来るときは「伊豆山稜線歩道」をここから歩きたい。
天城山らしいヒメシャラの大木の中を歩いて行く。
ヒメシャラってこんなに太くなるものなのかなぁというほどの大木である。
今日は風もなく、思ったより暖かく快適に歩いて行ける。
ただ、天城山登山の過去2回の天城高原ゴルフ場からのコースと同じように、展望は全然ない。
ヒメシャラやブナの大木は立派でこの中を歩いて行くのも楽しいのだが、だったら芽吹きの時期とかの方が気持ちがいいのかなと思う。
だからこの時期は天城山は空いているのか。
八丁池に近づくと「展望台」があり、そこへ登ると八丁池や目指す万三郎岳、そして駿河湾もきらきらと光っているのが見えた。
本当は富士山も見えるようなのだが、この時は雲の中だった。
八丁池の池端を通る道が今回の一番のハイライトだったと思う。
八丁池は半分ほど凍っていて、岸辺の浅いところは人が乗っても大丈夫なほど厚く凍っていた。
落ち葉が閉じ込められて凍っているのがきれいだ。
そしてちょっとした草原状になっていて、ここは夏場なんかにきてのんびりするのも楽しそうな場所だった。
ただ、今回は日暮れとのスピード勝負なのでそんなにのんびりもしていられない。
今回のルートは、水生地下から小岳手前までずっと大した登りもなくゆるゆると高度を上げていくだけなので、やたら距離があった。
大して疲れないのに、時間はかかる。
ちょっと走ってもいいかなくらいの感じだ。
そして小岳へ向かっての急登で高度を稼ぎ、周囲がブナの純林になってくると万三郎岳に到着。
この辺りはいつ降ったのか、少し雪が残っていた。
山頂部に到着した時にはグループがいたのだが、その人たちが去ってしまうと山頂は他に誰もいなくなる。
全然眺望がない山頂部と思っていたのだが、山頂部の岩に登るとそこから富士山が見えることに気が付いた。
時間も押してきているので、昼食を摂ったらすぐに下山開始。
山頂から少し下ったところに富士山のビューポイントがあったが、やはり全体的にそんなに展望のいい山ではない。
ただ、その代わりにヒメシャラとブナの大木はものすごく見事だ。
八丁池まで戻り、そこからは「下り御幸歩道」で戻る。
こちらは「上り御幸歩道」に比べてブナの大木が多い。
冬至の短い日はどんどん傾いていくが、西に向かって下っていくので夕日に照らされながら下ることができた。
なんとか足下が見えるうちに林道に合流し、薄明のなか水生地下駐車場に戻れた。
この「水生地下」だが、最初は「すいせい・ちか」だと思っていた。
それが少し登ったところに「水生地」があったので「すいせいち・した」だと分かる。
そして「水生地」の読み方を現地の看板で「すいしょうち」だと知る。
つまり、正しくは「すいしょうち・した」だったのである。
水生地まで戻った時に同行者が「水が生まれるところだから水生地というのか」と。
確かにここまで来たら、先ほどまで聞こえなかった沢の流れの音が聞こえるようになった。
水が生まれる水生地、風流な地名である。
水生地下から車に乗って20分ほどすると辺りは真っ暗となり、今回の山旅かなりぎりぎりだったのだと思い知る。
夜は今回、冬至の天城山ロングルートを歩く「きっかけ」となった金目鯛のしゃぶしゃぶを伊豆の温泉とともに堪能。
冬場はやっぱり山歩きと温泉が組み合わせられると嬉しい。
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