【大祓作戦】七ツ石山〜鷹ノ巣山〜六ツ石山(石尾根)【丙52.4】
- GPS
- 08:29
- 距離
- 27.6km
- 登り
- 2,335m
- 下り
- 2,511m
コースタイム
- 山行
- 6:51
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 8:28
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:奥多摩駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪はまだ。 七ツ石小屋上手の水場では道に流れ込んだ水が凍結して滑る。 石尾根は東側に行くほどピーク付近の傾斜が増す。 六ツ石山北側を巻く道は付け根(山側)が凍結と融解を繰り返して割れてきている。遠くないうちに道が一斉に崖側に崩れるのではないか。 |
写真
感想
【経緯・計画】
本年締めの山行は、ゴミ拾いをしつつ石尾根を歩く。
経緯の詳細は前回山行記録参照。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1340771.html
それと、もう一つ、前回山行時の「山で会ったかも」山行を見ると、自分の知らないモニュメントや案内板が設置されている報告がどの山行記録にもあり、それを見に行きたいという気持ちも半分。
やはり、義務的山行だけではつまらないので、ちょっとでも楽しみを見つけないとね。
【山行概要】
29日はまだバスが平日運行なので、私の住んでいる所から奥多摩へ行ってちょうど良い便と言うと0640時発留浦行き。7時台の丹波行きなど待っていられない。バスに乗り込んだのは数えるほど。もう皆さん本年の締め山行やったのかなと思っていたが、小袖の駐車場は車でいっぱいで、大晦日ギリギリまで山を追求する人の多さを感じた。
ゴミの回収が主目的なので、さっさと七ツ石山に登って腹ごしらえ。開けた山頂で風の当たらない箇所を探すのは至難の技だ。
七ツ石山から鷹ノ巣山間は落とし物捜索重点区間で、特に怪しい所は落葉をさらったり、崖側に少し降りてみたりしたが、結局見つからず。代わりに袋が膨れるほどのゴミを回収した。ゴミが多いのは人が休む所で、特に峰谷分岐には大量のゴミが散乱している。圧縮できず、ビニール袋では破れてしまう恐れがあるため回収対象外とした空き缶、ビンも多く、七ツ石山では鯖の水煮缶、峰谷分岐では250ml缶が大量に埋もれている。徹底的にやろうと思ったら、ビン袋、缶袋、通常ごみ袋と3種用意しないといけない。
鷹ノ巣山からは石尾根の稜線歩きに主軸を移す。木々が両側に立っているが、冬には落葉して展望が良くなる。長沢背稜を眺めていると、またあの稜線を歩きたくなってくる。
難点があるとすれば長急傾斜。登りに使えば疲弊は確実、下りに使っても気を付けないと膝を痛めかねない。
植林の森に入ると薄暗くなるが、下山は近い。
下山後は氷川神社に本年山行無事満了の感謝の誠を捧げ、もえぎの湯で身を清めて、段取りとしては、締め山行に相応しいものとなった。
(山に遺棄されたゴミについて)
山に落ちているゴミを見てみると、違法産廃業者による不法投棄を除けば、最近の山行によるものは少なく、30年以上は昔のものが多いことに気がつく。年月が経っているため土に埋もれてしまって掘り起こすのも大変だ。
しかし、これは単純に現在の50歳台以上の世代に帰責して済む問題ではない。
一つには、昔はポイ捨てが普通だったということ。食べ終わった駅弁の空き容器等も窓から捨てていた。それは容器の素材や、そうしたものの回収を生業としていた人の存在を前提としていたと考えられるが、そういった前提が変化してきてから人々の意識が変わりきるまでには一定のタイムラグがあっただろう。それはやむを得ないことだ。
もう一つは、何十年も前のゴミが今だに残っているということは、この何十年間、現代の山行者含め、誰もそのゴミを回収して山を綺麗にしようとは思わなかったということだ。このことは自分自身への反省でもある。
しかし、自分の山行中に余計な荷物を持ちたくないというのも人情。特に鼻をかんだんだか尻を拭いたんだかわからないティッシュはそう。気負わずに、できる範囲内でゴミを拾って、時には気が向いたら清掃を目的とした山行をやるくらいが、ちょうど良い落とし所だろう。
【総括】
何はともあれ、前回山行を踏まえ、若干溜飲を下げた感はある。これで何とか今年の締めができるというものだ。
しかし、山には、今回は回収対象外とした缶やビンなど、まだ多くのゴミが遺棄されている。
次は空き缶を集中的に回収する清掃山行なども検討していきたい。
【平成29年山行総括】
本年山行の総括は新年に改めて行いますが、何はともあれ、大した事件事故も無く終えることができました。真にありがたいことです。
今年は天候不順の感あり、あちこちで水害も続出したところ、山行への影響も大なるものがありました。この気象の傾向は当面続くと思われ、崩壊して通行止めとなる登山道も多々出てくるものと思います。そんな中、焦って天候が微妙にも関わらず山行を決行したり、崩壊地を強行突破したりせずに、日和を待って着実に歩を進めることが肝要かと思います。
山を歩いていると、いろんな所に行きたくなってくるものですが、山行情報を発信する者の責務は何かと言うと、やはり無事に帰ることと思いますので、諸般の状況を慎重に見極めて、山行を安全ならしむるべく努めてまいります。
〜 おしまい 〜
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