【取立山(福井・1307.2m)】東山いこいの森入口からのピストン、山納め
- GPS
- 05:15
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 738m
- 下り
- 724m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
勝山市内の長山交差点から国道157号線を白峰方面へ約13km(車で17分)右側に東山いこいの森の入口がある。 駐車場は左側。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
取立山山頂部に出るまでは、トレースがバッチリついていてツボ足でも歩けます 山頂部は、地吹雪でトレースが隠れてしまい、スノーシューなしでは辛いかと。 |
写真
感想
取立山は、福井と石川県境にある標高1,307.2mの山。春先、ミズバショウが咲き乱れる山として名高く、登山道は険しいルートが少なく、比較的楽に登山ができる。白山眺望の山の一つでもあることから、シーズンによってはかなり人気で混雑する山。冬でも難易度が高くないことから、登られている。ヤマレコを見ると、直近でかなりの人たちが訪れているようで、「ならば!」と思い、今年の山納めとして歩いた。
「人気の山だし、駐車場に停められるかな」と心配しながらクルマを走らせ、東山いこいの森駐車場へ。「あれっ?」一台もクルマがない。間違えたのかなと思ったくらい。
身支度をしている間に、続々とクルマがやってくる…わけでもなく、一抹の不安を抱えながらスタート。いざスタートしてみると、レコのレポートの通り、トレースがしっかりとしていてツボ足で歩けてしまう。夏道かショートカットか分からないけど、とにかくトレースがあるので、趣くままに選ぶと良いと思う。やがて夏季駐車場に近づくと、トレースも一本になる。
夏季駐車場からは、大滝コースにはトレースがなく、取立山直ルートのみしっかりとトレースがあった。夏道にほぼ沿った形でトレースを辿っていく。やがて、山頂部に出ると、一気に風が吹き込んできた。と同時に、トレースがなくなっていた。適当に踏み込むとズブズブどこまでに深みにはまっていく。スノーシューをしていても、かなり深い。
山頂手前100mのところで、吹雪になる。粉雪が舞いあがり、視界が一気になくなりかける。もうちょっと酷くなったら、ホワイトアウトだよな。来た道を確認しながら、慎重に前進。
山頂に着いた…はず。何しろまっ平な雪原、標識は埋まってしまっているし、何よりも風が強くて、地吹雪が鳴っている。しかし、周りの景色は、モノクロの世界。地吹雪がブワーっと吹いた後に、景色が浮かび上がってくるのは、何とも幻想的。こんな状態なのに喜んではいられない。自身が幻にならないうちにと、来た道を戻ることにしたが、さっき付けたはずのトレースはすっかりなくなっていた。
戻るにつれて、地吹雪も収まり、視界が開け、遠くの空に青空が覗かせるようになった。少し余裕が出てきたところで、スノーシューからヒップソリへ。しかし、雪が深くて、雪だるまのように転がりながら下りた。
帰りは、白峰温泉へ。と思ったら、年末で休業、久しぶりに「天望の湯」であったまった。
取立山からの大迫力の白山は見られなかったが、年の納めの良い山行であった。皆さん、この一年ありがとうございました。良いお年(お山?)をお迎えください。
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