活火山!浅間山(外輪山周遊)
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,351m
- 下り
- 1,347m
コースタイム
トーミの頭 7:10
湯ノ平口 8:00
前掛山分岐 9:20
火口淵 9:30
前掛山山頂 10:05
<お昼ご飯>
前掛山分岐 11:10
賽の河原 11:50
Jバンド頂上 12:15
仙人岳 12:45
黒斑山 13:35
トーミの頭 13:50
高峰高原ビジターセンター 15:00
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
3連休前に発表されてた関東甲信越の天気予報では、この連休はお天気が悪い、ということ。
この予報を聞いて、山をあきらめて人が多かったと思います。
でも、土曜日に予報が変わりました。
日曜日は快晴ということ。
台風も近づいているということもあるけれど、秋の空はなかなか読めませんね。
ということで、前から山企画を依頼されていた仲間を誘って急遽、登山企画を立てました。
できるだけお天気がいいところを狙おうということで選定に入りましたが、広範囲の地域で晴天になりそうで、逆に迷いました。
北アルプス、中央アルプスは遠いし、南アルプスは先週登ったし、八ヶ岳の赤岳はビギナーにはキツいしなぁ。
尾瀬の草紅葉もいいけれど、人が多そうだし…
ということで、浅間山にしました。
冬にスキー場に向かうときに、関越道の前橋あたりから左手に真っ白な形のいい山が見えていてずっと気になっていました。
活火山です。
最高点は2568mですが、2000年以降もたびたび小中規模の噴火を繰り返していて、現在、火口付近は立ち入り規制されています。
ということで、現在、地図上で一番高いところは前掛山(2524m)となっています。
高峰高原から外輪山を越えて山頂へ向かう計画。
標高差はそれほどないので、男3人でまったりとミニ富士山のような気分で楽しもうかなぁと思っていたのですが、それは間違いであることに登ってから気づきました。
1時半過ぎに自宅を出て、都内で仲間を拾って2時半に出発。
上信越道小諸ICで下りて、高峰高原ビジターセンターの駐車場に着いたのが5時半。
5時50分出発!
まずは中コースで「トーミの頭」を目指します。
最初は熊笹が繁る道、そこから樹林帯に入って登っていきます。
なかなか歯ごたえのある登りです。
だんだん空が明るくなってきて、樹林帯を越えて、尾根沿いに少し歩くと「トーミの頭」です。7時10分。
断崖絶壁の岩です。
しかし!一面ガスっていて真っ白。
いや、歩いているうちにガスは晴れるはずだ、と念じて、草すべりを下っていくと、願いが通じたのか、風が出てきてガスが急速に晴れていく!
下から上にガスが登っていくんです。とてもきれい。
すると、遠くに富士山が。富士山を見れば元気が出ますよね。
そして、真正面には浅間山が姿を見せ始めました。
朝、こうしてガスが晴れていく様子をのんびり眺めている時間もとても好きです。
やっぱり朝は早く出発するのがいいね。
ガスがすっかり晴れるまで30分ぐらい。
雄大な浅間山を目の前にして、草すべりの急坂を下っていきます。
なかなか激しい下りです。
さっき登った標高分をすべて使い果たします。
「草すべり」というだけあって、草で覆われています。
もう少しシーズンが早かったら花がきれいだろうなぁ。
湯ノ平口到着は8時。
ここからトーミの頭を見上げる。よくここを下ってきたなぁ。
ここから少し樹林帯を歩いて、いよいよ浅間山への登りが始まります。
雰囲気は富士山のような感じです。
富士山のように九十九折を繰り返すんじゃなくて、緩やかに左から右へ巻いていく感じ。
振り返ると外輪山がとてもきれい。
そして、標高を上げていくと、遠くの山が見えてきます。
近くには四阿山、草津白根山。
遠くには北アルプス、南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳、富士山…。
登り切ると、前掛山分岐です。9時20分。
なかなか風が強い。
ここから山頂の火口へは立入禁止の看板があり、ロープが張られています。
立入禁止なのですが、火口を見てみたい欲求を抑えられず…、これだけ風が強ければガスも拡散するだろう、異臭を感じたらすぐに撤退しよう、ということで登りはじめる。
10分ほど登ると頂上です。
うわ〜!
すごいです!言葉になりません。
ものすごい大きな火口からもくもくと白い気体が上がってきます。
この火口は富士山よりも大きいんじゃないかなぁ。
そして、すさまじい異臭!
のどが痛くなります。
これはヤバイ!と本能的に感じます。
ここに長くいたら本当に命を落としそう。
すぐに下り始める
火口から下ってから今度は前掛山へ。
ちょこっと登って、小さな火口沿いに向かいます。
まるで稜線歩きのよう。
これは気持ちいい!
やっぱり雲の上を歩くのは気持ちいいね!。
ということで前掛山到着。10時5分。
風を避けるため、ちょっと下ってからお昼ご飯。
ここでサプライズを!
メンバーの一人が今日お誕生日だったので、ケーキをシャンパンを持って来ました!
高尾山にシャンパンを持って上がったことはあるけれど、2000m以上の山に持って上がったのははじめてです。
喜んでいただけてよかった。
ただ、この山はここから下るだけじゃないんです。
もう一仕事あります。前掛山分岐からの下り始め11時10分。
浅間山の麓まで下ってから、今度は外輪山を巡って戻る予定。
下りながら、Jバンドの険しい岩壁が見えています。
あれを登るのか〜、と期待と不安が入り混じった感じ。
ただ、登りを目の前にするとたいした高さではありませんね。
標高差で100mぐらい。
でも、垂直に近いです。
慎重に登ります。
Jバンドはあまり不安に思うことはありませんね。
雨が降って濡れてなければ怖くありません。
Jバンドを上りきったところで12時15分。
ここからは外輪山の稜線に沿って仙人岳、蛇骨岳、黒斑山を経由してトーミの頭へ。
稜線は岩場が続きますが、それほど危なくない。
浅間山が大きいなぁ。
標高差はあまりないのですが、微妙なアップダウンが続きます。
景色がいいからこのときはあまり気になりませんでしたが、ジャブのように効いていたようです。
ちょっと疲労を感じた状態でトーミの頭に戻ってきました。13時50分。
ここで浅間山と外輪山の見納め。
この日自分が歩いたところを一望できます。
あ〜、ものすごいたくさん歩いた感じ。
もったいないけれど、高峰高原に向かって下ります。
今度は表コースで。
が、この下りがなかなか大変。
ここまでの疲労が一気に出てきました。
筋肉の痛みはないのですが、足の裏が痛い!
岩場が多かったからなぁ。
ということで、写真撮りながらゆっくりと下りて来ました。
下山完了は15時。
コーラ!コーラ!と自販機を探しましたが、コーラは売り切れていました…。残念。
そうそう、ビジターセンターにEテレの「あなたもこれから山ガール」の先生と山ガールがいました。
イベントで来ていたみたいです。やっぱり女優さんはきれいだなぁ。
高峰高原ホテルの温泉で足の裏の傷みを癒す。
今までここまで痛くなることはなかったのになぁ。なんでだろうなぁ。
靴が合っていないのかなぁ。
今日は暑かった。
半袖だけで歩けました。
みんな日焼けが大変そう。僕はもとから黒いので平気です。
アップダウンがなかなか激しい。
累積登坂標高は1000mぐらいか。
登ったり、下ったりはなかなか疲れます。
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