十二ヶ岳・王岳(74/梨100):やはり手強かった岩場の連続、半袖隊長、笠雲だった今日の富士山
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- GPS
- 07:03
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,400m
- 下り
- 1,312m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 7:01
合計距離: 12.49km /最高点の標高: 1698m /最低点の標高: 837m
累積標高(上り): 1185m /累積標高(下り): 1099m
★EK度数:29.835=12.49+(1185÷100)+(1099÷100÷2)
→→→判定「●EK24〜32未満 ふつう」
EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
Thanks to murrenさんm(__)m⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
天候 | ![]() ![]() |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 【復路】根場入口BS1642 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 【参考】バス料金 ![]() |
コース状況/ 危険箇所等 |
★コース状況 【全般 ![]() ![]() ●全長約12.5kと歩行距離はさほどではなく、EK度数も「29=普通」と数値的には大したことはない。 ●しかし十二ヶ岳山頂前後の厳しい岩場があるため、数値以上のボリュームあり。 ●十二ヶ岳山頂付近を除けば比較的なだらかな山容で高低差は緩やか。 ●最初のピーク毛無山から王岳まで富士山ビューポイントが続く。 ●王岳からの下り前半は、ジグを切りながらも傾斜が急にて、石ころや木片、木の根っこに足を乗せての転倒に注意。 【個別 ![]() ![]() ●長浜BS〜毛無山 バス停から住宅地を抜けて登山口へ。東光寺が目印。簡易舗装の林道が途切れて登山口標示点から九十九折りとなり、登山口から数えて12回目の切り返しで毛無山登山口バス停からの脇道と合流。さらに落ち葉の堆積した冬枯れの明るい道を行けば毛無山登山口バス停からの本線と合流。その後は標高を上げるに連れて姿が大きくなる富士山に歓声を上げながら毛無山山頂へ。 ●毛無山〜十二ヶ岳 一ヶ岳から始まって、ロープが設置された岩場の厳しい登降が繰り返し続く。最大の難所は十一ヶ岳と十二ヶ岳をつなぐ吊り橋とその前後の長く急な岩場。苦労して登った割には山頂は狭く眺望も限定的(富士山はよく見える)。 ●十二ヶ岳〜金山 下山開始後まもなく長く急な鎖場がある。直後の岩場の登り返しをこなせば、金山まで緩やかな雑木林の道となる。 ●金山〜鬼ヶ岳〜鍵掛峠〜鍵掛〜王岳 主として尾根筋の左(南)側を縦走する。鬼ヶ岳手前から雪が道に貼り付いている箇所があるがスパイク等は不要。鬼ヶ岳〜鍵掛峠の間に巨岩を左に巻くロープ設置箇所が最大の難所。それ以外はさほど困難な道はない。 ●王岳〜根場入口BS 前半はクマザサの生い茂る急傾斜で何度も何度もジグを切る。後半は多少は傾斜が緩むがジグを切りながら下ることには変わりなし。最後は林道に飛び出ていやしの里まで荒れ気味の道が続く。 ★水場 ![]() ★渡渉箇所 ![]() ★積雪状況 ![]() ★霜柱状況:日陰に所々あったが影響なし ★泥濘状況 ![]() ★蜘蛛の巣 ![]() ★虫 ![]() ![]() ☆半袖 ![]() その後は北風が冷たくて半袖なんて無理、無理 ![]() ★半袖 ![]() ☆半袖 ![]() ★入山者 ![]() ⇒毛無山:2組7人 ⇒十二ヶ岳:追加で2組7人+男性ソロ2人(すれ違い) ⇒金山:男性ハイカー1人 ⇒鬼ヶ岳〜王岳〜根場入口BS:ゼロ(遭遇せず) |
その他周辺情報 | ★食料調達処![]() ![]() ★登山ポスト ![]() ★トイレ ![]() ★駐車場 ![]() ★携帯 ![]() ★温泉 ![]() ★飲食店 ![]() ★酒類調達処 ![]() ![]() ★前泊施設 ![]() |
写真
感想
3日前(1月3日)に御坂主脈の黒岳〜鍵掛峠の間を歩いたばかり。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1349495.html
今日の天気も同じように富士山展望日になりそうなので、鍵掛峠から更に西に歩を進める目的で、十二ヶ岳をセットにして縦走して来た。
十二ヶ岳には2010年6月に「根場⇒雪頭⇒鬼⇒節刀⇒十二⇒桑留尾」の順で周回したことがある。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-369505.html
このコースでは十二ヶ岳の山頂には登るが、岩場(一ヶ岳〜十二ヶ岳)縦走を端折ることになるので、なんとなく「片手落ち」感がある。
そこで今回は長浜バス停から出発し、毛無山を経て、岩場を縦走を堪能することにした。
毛無山へは明るい冬枯れの道。南斜面なので風が吹かなければ暑いくらいだ。
途中で山ガール4人組(拙者と同世代?)と話す機会があったが、聞けば福井市から晴れ間を求めて二泊三日の山旅に来たそうだ。
冬場の福井は「曇天でジメジメして・・・」いるので、わざわざ富士五湖まで遠征してきた由。
「でも湿気があるから、私みたいに肌がきれいなの・・・誰も言わないから自分で言う」とも。
なんだ、大阪のオバハンか・・・と勘違いするところだった。
毛無山の山頂でお互いに証拠写真を撮り合って、拙者は先を急いだ。
7日にお戻りとのことだったが、無事に帰郷されただろうか。
さて毛無山から先が本日のハイライト。
いや、いや、岩場にさほど慣れておらず、高所恐怖症的な拙者にとっては、十分に満腹感を感じた縦走だった。
途中で北から吹いて来る風が冷たくて半袖では無理と判断して、早々に長袖を着用。
「十一ヶ岳から下って、吊り橋を渡って、十二ヶ岳への登り返し」は久々に緊張する道だった。
橋を渡り終えたところで、十二ヶ岳から下ってきた男性ソロとすれ違い。
橋を渡る後姿をみているだけでこちらも緊張した。
オマケに彼が岩場を登っているのに上から3人組パーティーが下って来るではないか!?
あそこですれ違えるのか?心配になって「登って来る人がいるから、下るのは止めましょう!!」とデカい声で叫んでいた。
結局、上手い具合にすれ違ったが、確かにあの岩場は上から覗き込んでも途中までしか見えず、下から誰かが上がって来ているのが分からないことは大いに有り得ること。
とにかく事故が起きなくてよかった、よかった。
十二ヶ岳を出発したのが既に13時半近く。
う〜ん、このペースでは王岳まで行くのは無理なのではないか?と心配になって来た。
山高地図のCT通りで進めば「ヘッ電点灯は確実、終バス乗り損ね」との悪夢の光景が目に浮かぶ。
3日前に下山地点とした鍵掛峠に着いたのが14時43分・・・なんだ!3日前とほとんど同じではないか!
これは誤算だった・・・たった12キロ強しか歩かないのだから、1時間は早いかと思い込んでいた。
でも(当たり前ではあるが)十二ヶ岳の岩場歩きで時間を喰ってしまったんだなぁ・・・王岳まで行くか?止めるか?
頭の中がグルグルグルコサミン・・・状態となったが、せっかここまで来たのだからとの悪い判断基準で王岳に行くことにした。
結果としては、山高地図CTより速いペースで歩き終え、無事に根場入口バス停に到着。
それもバス発車1分前とのタイミングの良さ(^^)v
終わり良ければ・・・で終了したものの、歩き始めがどうしても遅くなる今回のような電車バス・アクセスでは、特に日が短い晩秋〜初冬にかけては、無理な強行突破は慎まなければと改めて感じた次第である。
御坂主脈縦走路もなんとか王岳までやって来た。
残る「精進湖~三方分山〜王岳」間を歩けば、一区切りつく。
また山梨百名山も75座となり、四分の三を達成する。
100全部との高望みはしないが、80座を越えたところで「オッケー」とするか。
★十二ヶ岳(じゅうにがたけ)…2度目/山梨百名山
★王岳(おうだけ)…74座目/山梨百名山
お疲れさんどした<m(__)m>
隊長
yamabeeryuさん、こんにちは。
自分も歩いたことのあるコースは、「うんうん、そうそう」と記憶をたどれるのでより楽しくレコを拝読できます。
yamabeeryuさんのレコで2回連続で知っているコースが出てきたのははじめてかも知れませんね
ずっと富士山が眺められ、鬼ヶ岳では岩に登ると360度の眺望に感激したのを思い出しました。
御坂山地、行きたい!行きたい!
yamabeeryuさんのレコに触発され、行きたい病が発症致しました
河口湖からのバスだと、出立がかなり遅くなるんですね〜
毛無山・十二ヶ岳
僕も
でも一気に西湖畔まで到達されましたね
僕もそのうち行かないといけませんねー
今回のルート上で最も眺望に優れるのは鬼ヶ岳ですね。
毛無山や十二ヶ岳、金山、王岳からでも富士山を見ることは出来ますが、360度の展望があるのは鬼ヶ岳だけですね。
そう言えば・・・嫁様なら、あの鬼の角のような岩のてっぺんに上がって、片足立ちが出来るのではないでしょうか
西高東低の気圧配置で晴天かつ気温は多少低くても無風の日。
御坂山地はそんな日に歩いてみたいものです。
・・・あっ
河口湖駅を起点として、河口湖・西湖・精進湖・本栖湖を周遊するバスが出ていますが、いずれも始発は9時以降なのです。
登山バスではなく観光バスの位置付けなんですね。
但し、周遊バスではなく路線バス(河口湖駅⇒甲府駅行き、あるいは芦川農産物直売所行き)は8時前後に発車する便があるので、行き先(登山口)によってはもう少し早く歩き始めることが出来ます。
毛無/天子山塊まで辿りつくのは相当の脚力を要しますので、せめてその手前の精進湖・本栖湖周辺までは辿りつきたいものです。
なお2日間有効の共通フリークーポン(河口湖・西湖=1300円、精進湖・本栖湖=1500円)があるので、行き先によっては1日使うだけでもお得になることがあるそうです(情報源:tsuiさんレコ)。
半袖隊長殿、おこんばんは〜🎵
日本晴れに富士山。すんばらしいお正月ハイクですねぇ (^.^)
でも「毛無山」っていう山名は、ザビエルな私へのセクハラに該当します (;^_^A
さて、一ヶ岳から十二ヶ岳、金山までのルートは惹かれますねぇ!
しかもピークに登れば富士山がどーん!
なんて贅沢なアスレチックでしょう!
そして鬼ヶ岳からの360°の大パノラマ!
ん〜マンダム❤
お疲れさまでした〜 (´▽`)ノ
皆様のレコを拝見したら、翌日は全く富士山に雲が掛らぬ素晴らしい眺望が終日続いたそうで・・・。
でも当日はなぜか午前中から笠雲が貼りついたまま動きませんでした
でも合格点ですね、これだけ見えりゃ
今回は「毛無山(河口湖畔)」から「毛無山(天子山塊)」を見る・・・とのダブル毛無作戦でした。
福井からの山ガール軍団は、毛無、毛無と言われて、位置関係がよく分からず混乱したと言っていました。
いえいえ、決して貶しているわけではありませんので念のため。
でもこれだけ言うと、セクハラを通り越してパワハラでしょうか<(_ _)>
十二ヶ岳はきっと奥さまがお好みの山域に違いないと思います。
岩場を闊歩される奥さまにkazuさんが必死になって着いて行く・・・こんな構図でしょうか
yamabeeryuさん、こんばんは。
十二ヶ岳、行こうと計画をたててはや数年たってしまいました。
写真でみると、楽しそうなルートに、素晴らしい展望。
雪が降ってしまうとやばそうなので、
行く時期を選びそうですが、
今年中には行ってみたいと思います。
電車で行くか、車でいくか、迷います。
行こう、行こうと思いながらも早や数年・・・。
そんな山(山域)、たくさんありますよね。
行けば行ったで、山頂から見た他の山や尾根が気になって、また行きたい先が増えてしまう悪循環・・・いや逆に好循環なのでしょうね
確かに雪が貼りつくと険しさ倍増、三倍増でしょう。
拙者も御坂に本格的な雪が積もる前に・・・と考え、せっせと通っております。
河口湖駅を7時23分に出る路線バスが長浜・文化洞トンネル・漁眠荘前(根場入口)などを通過します。
もしこの一番バスに乗れるなら、sat4さんの脚力をもってすれば、王岳のもっと先の三方分山から精進湖に下れるのではないでしょうか?
拙者はそのバスには乗れないのです
yamabeeryuさん、さっそく行きましたね。
ここ十二ヶ岳は、一般登路ながら結構歯応えありますよね〜
小生がかつて行った時も季節は今時分だったと思いますが、八ヶ岳〜十二ヶ岳間は雪
お疲れ様でした。
PS さて、この尾根歩き、王岳の先は精進湖までとのことですが、どうせならぐっと鎌首もたげる御坂最高峰毛無山までつなげちゃっては?
今では九ヶ岳の道標を見ることもなく、十は付け根に道標が置いてあるだけで、いずれも裾を巻く道になっていますが、八〜十二にかけては相応の難路ですね。
あそこに雪が貼りつくと、傾いたトラバースや垂直に見えてしまう岩場の登降は、「注意一秒・ケガ一生」との往年のキャッチフレーズが現実感を持ちます。
もちろん、「拙者は降雪する前に
三方分山(精進湖)の先には、竜ヶ岳・毛無山・長者ヶ岳と続きますが、職場ワンゲル部行事で山頂のみ摘み食い(ピークハント)しているんです。
【過去レコ】は作成しているので、途切れ途切れに赤線がポツポツと残っております。
いずれ回収せねばとは思いますが、電車バスでは遠くてねぇ・・・
半袖隊長、こんにちは。
御坂山塊を精力的に歩かれていますねえ。そして、鎖場の大変さ、行ったことがない私も大変そうに思いました。
でも、いい訓練になると思えば、夏に大きな山に登る前にいくのもよいかなあと思っています。
それにしても、いろいろな場面で鎖場のルールについては啓蒙が必要だなあと感じでいます。
aideieiでした。
アルプスや八ヶ岳など3000m級には鎖が設置された急峻な岩場の難所がありますが、中級クラスの山ではそうそうあるものではありません。
しかしこの十二ヶ岳の岩場は「急&長い」ことでは一級品でした。
最近行った山では、栃木の岩山や古賀志山、福島の二ツ箭山、群馬の天丸山などを思い起こしましたが連続性や高低差などを比べれば一級品どころか特級品でした。
確かにアルプス縦走の前に、岩の感覚を呼び起こすには好さそうです。
上から下すべてを見通すことが出来ない(ので登って来ることに気付かずに下り始めてしまった)ほど長い鎖場だった・・・と言うことでしょう。
十二ヶ岳一度行きましたが、改めて隊長の写真を見ると怖いですねぇ
高所恐怖症の私がよく行けたなぁと思い、読ませていただきました。
十二ヶ岳から十二ヶ岳登山口に下りてしまったので、鬼ヶ岳、王岳方面にも行きたいです。
その前に毛無山と黒岳を繋げる方が先かな
hamburg
拙者、覚えていましたよ・・・
確か、八王子の山の会のメンバーと数年前に行かれましたね。
そのレコ写真の吊り橋がとても印象に残ったので、今回も「これか!」と思いました。
十二ヶ岳から鬼ヶ岳・王岳は毛無山塊の中でも険しい道筋です(と、ガイド本に書いてあります)。
黒岳と毛無山は尾根筋が異なるので一度に歩くのは大変です。
拙者のように金山を交差点にして、二度に分ける方が安心ですよ
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