尾瀬・燧ヶ岳テント泊登山
- GPS
- 29:40
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,406m
- 下り
- 908m
コースタイム
大清水10:30 - 11:40一ノ瀬休憩所12:00 - 13:40三平峠14:15 - 14:14三平下 - 15:05尾瀬沼ヒュッテ(テント泊)
9月19日
尾瀬沼ヒュッテ7:30 - 8:00燧ヶ岳登山口 - 9:55ミノブチ岳10:50 - 11:15俎ぐら11:30 - 11:55柴安ぐら12:40 - 13:15ミノブチ岳13:35 - 14:58燧ヶ岳登山口 - 15:10尾瀬沼ヒュッテ16:00 - 16:20三平峠 - 17:30一ノ瀬休憩所17:50 - 18:40大清水
※ルートはGPSの電池切れのため途中で切れてますが、ちゃんと下山してますから!
天候 | 9月18日 晴れ のち 満天の星空 9月19日 晴れ のち 快晴 のち 曇 のち 土砂降り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場にはトイレと水場があります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大清水〜一ノ瀬休憩所:車が通れるなだらかな砂利道です(一般車両は通れません) 一ノ瀬休憩所〜三平下:木と石の階段がで整備されています。無理な段差が少なく歩きやすいです。一ノ瀬と三平峠の間に水場とベンチ、三平峠にベンチがあります。 三平下〜尾瀬沼ヒュッテ:尾瀬沼の周りにあたり、木道があります。一部壊れている所がありますので注意してください。 燧ヶ岳登山道:登山口から頂上手前までは特に注意する所はありません。中腹辺りに真新しい階段が整備されていました。頂上付近は岩場になっているので注意してください。 |
写真
感想
これまで3人で不定期に行ってきたテント泊ですが、今回は新しく参加してくれるメンバーが4人増えて7人の山行となりました。4人、2人、1人とそれぞれの車3台で大清水へ向かいました。
この日は数日前の天気予報であまり期待出来ないようでした。関越道で沼田インターへ向かう途中、曇って雨が降り出す場面があり少しダメかと思いましたが、インターを降りて1時間ほど走って行く間に晴れ間が広がり雨の心配に代わり日焼けの心配が出てくるようになりました。大清水に朝10時に全員が集合し、お互いに挨拶をします。初めて会う人が初めて会った気がしないのは毎日のようにツイッターで絡んでいるからなんでしょうね。挨拶したあとは用意をします。水場の横にある売店のおばさんと話を交わすと昨日は豪雨が凄かったそうで、いい日を選んで本当に良かったと思いました。
最初は砂利道の林道歩きです。長い林道歩きの間にお互いの事などを話しながら和やかムードで進みます。しばらく歩いて林道から登山道に入る手前に一ノ瀬休憩所があります。ここでは冷やしトマト、キュウリ、アイスクリームを食べて一休みしました。
ここの少し先から三平峠を越えて尾瀬に入ります。道は木の階段と石の階段で良く整備されています。長い登りの途中に水場とベンチがあり冷たくおいしい水を補給します。三平峠にはベンチがあり、下る前に休憩をとりました。ここでは尾瀬から帰る人と、これから行く人がいて尾瀬のすばらしさを熱心に語っていた人が印象的でした。その人は尾瀬の自然は素晴らしかったが夜に観た満天の星空が忘れられないと語っていましたが、我々もテント泊なので、是非そのような星空を観てみたいと思いました。
三平峠を越え、尾瀬沼の湖畔に降りたのが15時前くらいでしたが湖畔の売店は既に営業時間を終え閉店していました。尾瀬は秋の様子でしたが空はまるで夏空です。沼の周りの木道を行くと燧ヶ岳を正面に望むところへさしかかりました。雲が出ているものの山の裾野がスッと伸びて綺麗でした。もう少し進むと程なく尾瀬沼ヒュッテに到着します。今晩はここにテントを張ります。
ほぼ同時くらいに到着した人は予約していなかったためテント場の利用を断られていました。ここのテント場は完全予約制で、たとえ空いていても予約をしていないとテント泊が出来ないようです。テント場はデッキがあり、快適にテントが張れます。4つ分予約していましたが1つは離れたところしか空いていなかったので3つのデッキに張って、1つは返却しました。デッキは2人用のテント、2張り分のスペースがあります。
テントを張ってヒュッテにあるお風呂に入りました。入浴料は500円で、一度に7人くらい入れるスペースです。もちろん石鹸やシャンプーは使用禁止です。
お風呂でサッパリした後は料理に取りかかりました。考えてみたら昼食を摂っていませんでした。デッキの空いたスペースに各自が食材を持ち合い、調理しては分け合い、お酒を酌み交わし本当に楽しいひとときを過ごしました。
時が過ぎ、盛り上がっていた宴会ですが、暗くなると共にどんどん星の数が増えていき、空一面に星が輝き、何時しか天の川が姿を現しました。持っていたライトを消し、更に輝きを増す星を暫く食い入るように眺めました。真上にドーンと横たわる天の川は圧巻で感動的でした。夜も更けて寝る頃には空一面に雲が広がり、明日の天気が心配でした。
4時前に周囲の話し声で目を覚ましてみるとシュラフの中は暑くて汗ばんでいました。テントから頭を出して夜明け前の空を見上げると少しぼんやりしていましたが、月が出ていて少しほっとしました。
今日の計画では燧ヶ岳にのぼる事になっていましたが、ここのチェックアウトは13時までです。時間に余裕を持って行動したかったので、テントを撤収してヒュッテにデポして登山開始しました。
雲一つ無いピーカンです!のどかな尾瀬沼 の木道を歩いて登山口を目指しますが、上がるテンションとは逆に気持ちのいい景色を写真におさめながらユルユルと進みます。
登山口からはなだらかな登りで始まり徐々に勾配がキツくなります。キツくなっても樹々に囲まれ展望がなく単独だったらただもくもくと登るだけでしたが、仲間との登山は冗談を交ぜて楽しい会話をしながらでしたので気が付いたら目前に尾瀬沼と遥かに観える山々の絶景が広がっていた感じでした。更に青空に聳える俎ぐらに、まるで手の届きそうな錯覚を憶えました。
ミノブチ岳で大休憩を取り最初のピーク、俎ぐらへ向かいます。樹林帯を抜けると岩場になりますが頂上はすぐです。しかし、俎ぐらに到着したときにガスが出てきて柴安ぐらが観えなくなってしましました。俎ぐらから尾瀬沼の景色を楽しみ、三角点で写真を撮って柴安ぐらへ向かいました。
柴安ぐらに到着する頃にガスがはれてきて、今度は俎ぐらがガスに包まれていました。うまくガスがさけてくれてるさまは不思議な感じです。俎ぐらには石でできた立派な標識があり、尾瀬沼から尾瀬湿原、至仏山まで見渡せる絶景を堪能し、ハッピーイベントで盛り上がりました。そうこうしているうちに予定時間がだいぶ過ぎていました。
来た道を戻りますが、俎ぐらから今居た柴安ぐらを振り返るとすっかりガスに包まれていました。天気は急速に悪くなってきました。ミノブチ岳より下は要所要所が階段になっているため楽に下れます。急いで下山しましたが、麓近くの森に差し掛かったあたりで雨がぱらついてきてしまいました。
ヒュッテにデポしていたザックをピックアップして出発したのが16時になっていたので、昼食をとるのも諦め急いで大清水を目指しました。三平峠を越えてだいぶ立った頃に雨脚が強くなり林道までが遠く感じました。
一ノ瀬休憩所で休憩をとり、既に土砂降りとなった雨と日が落ちて暗くなった林道歩きに備えました。コンディションはよくありませんがほとんど勾配のない砂利道が幸いでした。大清水に到着したときには真っ暗でライトがないと何も見えない状態でしたが、無事に下山できました。
今回の山行でも寝ているとき以外はほとんど、ずっと楽しかったです。燧ヶ岳登山では登りに行ったのか笑いに行ったのかよくわかりません。もちろん反省すべき点もありましたが、それも勉強になる程度の困難であり、今後に繋げられる良い体験ができました。ご一緒していただいた皆さんと尾瀬に感謝するともに次回の山行に期待を込めて山行記録を締めたいと思います。 ありがとうございました!
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
ぜひ、またいきましょう!
山でつながる不思議なご縁。
いいね〜。
お疲れ様でした!
ホント楽しい〜山行でしたね〜
次回を楽しみにしています!またサプライズメンバーが参加してくれるかな?
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する