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Yamareco

記録ID: 136150
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

神戸(かのと)〜中尾根〜鞘口山〜天地山〜鋸山〜神戸岩

2011年09月24日(土) [日帰り]
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GPS
04:53
距離
15.9km
登り
1,562m
下り
1,540m

コースタイム

神戸岩付近13:20→クロノ尾山14:57→鞘口山(さいぐちやま)15:12昼食→大ダワ15:43→天地山16:28→天地山分岐17:01→鋸山17:08→大ダワ17:24(靴履き替え)→神戸岩付近18:24

移動時間:5時間4分
移動距離:16.60km(GPSロガーより)+約1km(未記録分)
※GPSの位置特定に時間がかかり、最初の部分が記録されていません。スタート地点はゴール地点と同じです。→後日手動で追記しました。
天候 晴れ のち 曇り

気温(気象庁データ:小河内) 19.3℃(13:20)→最高19.9℃(13:30頃)→15.3℃(18:20)

大分涼しくなりましたが、登りは汗ダクです。平坦なところと下りは涼しいです。
過去天気図(気象庁) 2011年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自転車
自転車です。
行きに一時故障し 時間ロス(10〜15分ぐらい)
コース状況/
危険箇所等
【神戸岩付近-中尾根→クロノ尾山】
中尾根は、持っていた地図には書かれていますが、都指定の登山道ではないので整備されていません。よって人があまり通らず、道が不明瞭なところもありますが、1回も迷わず行けました。基本的に尾根を外さなければ大丈夫です。下り始めたら道間違いです。
標識なし、テープ,ペンキの印有り。
標高的にもキツイのぼりです。多少平坦なところもありますが、急登,九十九折など様々な坂を織り成す登り一辺倒です。

【→鞘口山(さいぐちやま)】
ここからは登山道ですので、整備されており歩き易いです。
鞍部が2ヶ所あったかな。基本下りです。

【→大ダワ】
ここも下ってすぐ着きます。

【→天地山】
ここが曲者でした…。初っ端から急な下り。多少の登りも挟みつつ下っていくと、天地山手前でロープの登場。崖登りがあります。ロープ地帯を過ぎても、岩場の急登で、高所恐怖症の人はツライです。私はもう行きませんw。
ここも登山道ではありませんので、やや不明瞭な道です。

【→鋸山→大ダワ】
登って下り。

【→神戸岩】
ずっと舗装路です(鋸山林道)。結構距離が有ります。神戸岩地点には車用にトンネル(灯りなし)も併走しています。ロッジ多数有り。


消費飲料水:2ℓ
出合ったハイカー:5人ぐらい
「桧原ウッディハウス村」の駐車場の奥に中尾根へと続く登り口があります。ブルーシートの上の斜めの道がそうです。事前に調べて知っていたのですが、これは知らなかったら見つけられないですね。
by  IS01, SHARP
「桧原ウッディハウス村」の駐車場の奥に中尾根へと続く登り口があります。ブルーシートの上の斜めの道がそうです。事前に調べて知っていたのですが、これは知らなかったら見つけられないですね。
急登はこんな感じです。
by  IS01, SHARP
急登はこんな感じです。
かなりの急登→九十九折→ちょっと傾斜が緩んだ所に目印となる大きな岩が登場。道の左側です。
by  IS01, SHARP
かなりの急登→九十九折→ちょっと傾斜が緩んだ所に目印となる大きな岩が登場。道の左側です。
途中の目印。
ここは数少ない平坦地(ホントちょっとしかないです)。道の明瞭さは終始こんな感じ。かなり分かりにくいところも有り。
by  IS01, SHARP
ここは数少ない平坦地(ホントちょっとしかないです)。道の明瞭さは終始こんな感じ。かなり分かりにくいところも有り。
さっきの目印の次は、この目印が続きます。ここは中盤以降。これ以外には青いテープが長区間でありました。白いテープもありましたが、こちらは尾根の最も高い所にあるようで、道沿いにあるわけではなさそうでした。
by  IS01, SHARP
さっきの目印の次は、この目印が続きます。ここは中盤以降。これ以外には青いテープが長区間でありました。白いテープもありましたが、こちらは尾根の最も高い所にあるようで、道沿いにあるわけではなさそうでした。
最後の急登ぽかったので撮ってみたら…
by  IS01, SHARP
最後の急登ぽかったので撮ってみたら…
ここに出ました(標識のちょうど右側に出た)。「クロノ尾山」です。来た道を振り返りましたが、道があるようには見えませんでした。こっちからは非常に分かりにくいです。
by  IS01, SHARP
ここに出ました(標識のちょうど右側に出た)。「クロノ尾山」です。来た道を振り返りましたが、道があるようには見えませんでした。こっちからは非常に分かりにくいです。
鞘口山。大岳山,御前山を差し置いて、この山へ先に自身2回目の訪問をするとは思いませんでした。
by  IS01, SHARP
鞘口山。大岳山,御前山を差し置いて、この山へ先に自身2回目の訪問をするとは思いませんでした。
大ダワへの道。ここは鞍部。
by  IS01, SHARP
大ダワへの道。ここは鞍部。
大ダワのトイレです。水道は無し。林道が横切っています。台風15号による緑の落ち葉が凄いです。
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大ダワのトイレです。水道は無し。林道が横切っています。台風15号による緑の落ち葉が凄いです。
天地山方面へ下ったあとの鞍部(平坦部?)の目印です。低いので気付かないかも…。
by  IS01, SHARP
天地山方面へ下ったあとの鞍部(平坦部?)の目印です。低いので気付かないかも…。
同じ場所にあった目印。「組 H19花粉枝打」と書いてありました。
by  IS01, SHARP
同じ場所にあった目印。「組 H19花粉枝打」と書いてありました。
ここも同じ場所。天地山はまだかとGPSロガーをチェック。ここはまだ標高1000m以上有り、もうちょい下る必要がありました。
by  IS01, SHARP
ここも同じ場所。天地山はまだかとGPSロガーをチェック。ここはまだ標高1000m以上有り、もうちょい下る必要がありました。
険しい岩場を登り、ついに天地山山頂にキター! 山頂標識のちょっと手前部分。馬頭刈尾根から続く、岩がゴロゴロとしている山域である。
by  IS01, SHARP
険しい岩場を登り、ついに天地山山頂にキター! 山頂標識のちょっと手前部分。馬頭刈尾根から続く、岩がゴロゴロとしている山域である。
天地山 標識。地面に落ちていました。
by  IS01, SHARP
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天地山 標識。地面に落ちていました。
天地山からの展望。この方面しか開けていませんでした。
by  IS01, SHARP
天地山からの展望。この方面しか開けていませんでした。
写真下に地べたの標識、奥が展望が開けているところ。右の木の、もうちょい上に皮を削って「天地山 981m」と書かれていました。
by  IS01, SHARP
写真下に地べたの標識、奥が展望が開けているところ。右の木の、もうちょい上に皮を削って「天地山 981m」と書かれていました。
戻りに撮影。天地山手前の崖登りロープ地帯。私は怖かったが、ここまで来て山頂を見ずに帰れるかの気持ちで、登りました。ここを登った後も急な岩場で十分怖い。正に天地を貫く山だと感心。
by  IS01, SHARP
戻りに撮影。天地山手前の崖登りロープ地帯。私は怖かったが、ここまで来て山頂を見ずに帰れるかの気持ちで、登りました。ここを登った後も急な岩場で十分怖い。正に天地を貫く山だと感心。
ここも戻りに撮影。登山道の奥多摩方面からの分岐点。行き止まりと書いてある方が天地山。
by  IS01, SHARP
ここも戻りに撮影。登山道の奥多摩方面からの分岐点。行き止まりと書いてある方が天地山。
鋸山山頂
ここからは大ダワに出て、舗装路の鋸山林道を下りに下るも、神戸岩に着く頃には日没しており、神戸岩は危険なため回避しました(がっかり…)。
by  IS01, SHARP
鋸山山頂
ここからは大ダワに出て、舗装路の鋸山林道を下りに下るも、神戸岩に着く頃には日没しており、神戸岩は危険なため回避しました(がっかり…)。
撮影機器:

感想

今日のメインディっシュは神戸岩。日没も早くなってきて あまり歩けないので、短めのコース取りをします。最初に神戸岩を見たかったのですが、帰りに登山道でない(整備されておらず、人通りが少ないため、踏み跡が不明瞭な山道)中尾根を歩くのは危険なので、先に中尾根を歩き、最後に神戸岩に来るコース取りにします。

まず中尾根の上り口ですが、事前にネットで調べておいてよかったです。こんなの知らなければ見つけられません。「桧原ウッディハウス村」駐車場奥にひっそりとあります。今日の時点では上り口は草茫々で、とても道があるとは思えない状況でした(少し上を見れば道が確認できる状態ではありました)。

いざ登り始めます。いきなり かなりの急登。しかし これはすぐに終わって、普通の急登(九十九折)。一旦傾斜が緩むもすぐに急登再会。まぁここら辺の登りは標高が高いのでどこもこんな感じです。スタート地点が標高約400m。中尾根を登り切ったクロノ尾山が標高約1150mなので、中尾根で750m登ります。高尾山(約200m→599m)2個弱ですか。大変なはずです。

それでも最初なのでまだ元気です。ひいひい言いながらも登り切って、クロノ尾山に着きます。来た道を振り返りますが、とても道には見えません。初めて行く場合は時間に余裕のあるときにした方が良いですね。標識は皆無。木にテープやペンキで終始印があったので、それを目印にすると良いでしょう。
※目印の写真を撮ったのですが、月にアップできる写真容量の都合によりカットしました。カットした写真は10月1日以降に、アップする予定です。→アップしました(2011年10月1日)。

クロノ尾山から大ダワへは一度来た道。中尾根の道間違いの不安もなく、気楽に闊歩します。途中 鞘口山で昼食を摂り、未踏の頂 天地山を目指します。ここも都指定の登山道ではないので、道が廃れ気味です。そしてアップダウンが激しい…。平坦気味の楽勝の尾根を期待していたのですが、自然はそんなに甘くはありませんでした。まずは急な下り。道幅も狭く 逆に時間がかかるぐらいの道です。そして最後は崖登り級の急登(ロープ設置箇所有り)。しかも岩がゴロゴロ。高所恐怖症の人にとってはキツイです。へっぴり腰全開で泣きながら登ります。怪我しないように慎重に慎重に…。そして何とか登頂成功! さあ 後は引き返すのみです! 急いで怖い急登急下り地帯を進みます。帰りももちろんへっぴり腰です。安全のため、地べたに座り、そ〜と足を下ろします。そんな感じの連続で、急下りを突破! 結果的に気持ちとは裏腹に、この地帯を下るだけで10分もかかりました。この急な頂が、天地を貫く様から天地山と名付けられたのかな などと考えながら天地山を後にします。

天地山分岐点まで、やや不明瞭な道を引き返します。実は少し前に、不明瞭な道で、迷いまして(山行記録はアップしていません)、それ以来 不明瞭な道が怖いんですよね。戻るまで冷や冷やします。

そんなダブルで怖い思いをした天地山から 登山道の分岐点まで戻ってきました。一安心するも、これからは日没との戦いです。早く帰らないと神戸岩が真っ暗で見られません。

ササッと自身2度目の鋸山登頂を果たし、大ダワまで戻ってきます。ここで満を持して必殺技の登場です。大ダワから神戸岩まで(というか自転車を置いてきたところまで)、ずっと舗装路です。皆さんも御存知の通り、底の硬いトレッキングシューズで これまた硬い舗装路を歩くと足の裏が痛くなります。これを回避すべく、私が取った対策は…ランニングシューズに履き替える! (※ドラえもん風に読むところです)

そうです、舗装路のためにランニングシューズをザックに入れて持ってきたのです。荷物は増えますが、舗装路が快適に歩けます。早速履き替え、舗装路である鋸山林道を下ります。う〜ん、快調! これだけ快適なら持ってきた甲斐があります! この作戦はコースによっては十分有りですね。機会があればまた試みたいと思います。

足の裏に痛みがなければ、快調に飛ばします。たぶん下りの8割方は小走りで下ったと思います。しかし…あえなく日没…。肝心の神戸岩に着いた時には真っ暗です…。神戸岩は巨大な岩沿いに遊歩道があるのですが、壁に鎖が付けて有るほどの狭い道で、暗がりで歩くには危険です。止むを得ず、神戸岩を歩くのはやめて、車道を通ります。しかし、これがまた一災難。車道は巨大な神戸岩をくり抜いたトンネルになっているのですが、このトンネルには明かりがない…。つまり完全に真っ暗です! もし道に落とし穴があったら、落っこちます! 残念ながらヘッドライトはまだ用意しておらず、携帯電話のライト機能(アプリ)で、トンネルを照らします。うん、歩けるぐらいには明るい。

何とかピンチを脱し、無事 民家&ロッジ地帯に出ました。ロッジは大盛況で 人がたくさんいて 夜なのにバーベキューやら何やらで賑やかです。そんな中 私の本日の山行は静かに終焉を迎えました。侘び寂び。

今日は天地山が怖かったというのが一番インパクトのある思い出でしたw。無事に戻ってこられたので、それも良い思い出です。が、もう二度と行くことはないでしょうw ちょっと危険なところでも大丈夫って人にはおすすめしますが、そうではない人は行かない方が良いかと思います。

目当てだった神戸岩を見られないという悲惨な結果になりましたが、初めての道も結構歩いたので、それなりに実りのあった山行でした。そして、舗装路運動靴履き替え大作戦は成功といっていいでしょう! なんだかんだで貴重な体験ができて楽しかったです。


おしまい

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