記録ID: 1361522
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無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス
千畳敷カール 天気晴朗ナレド風強シ。
2018年01月16日(火) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 2.7km
- 登り
- 315m
- 下り
- 318m
コースタイム
5:32自宅発―7:40菅の台駐車場―8:15菅の台始発バス―9:05しらび平始発ゴンドラ―9:13千畳敷着―9:42登山開始―10:52乗越浄土―10:57宝剣山荘―11:06引き返し―11:24乗越浄土下り開始―12:07千畳敷ホテル
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
菅の台からのバスは1時間に一本。8時15分の始発に乗り込みます。客は10名ほど。細い雪のグネグネ道、ドライバーを信じてしらび平まで。料金は降車時にドライバーに払います。 しらび平からのゴンドラ。往復券と帰りのバスチケットを購入し、9時5分の始発に乗り込みます。ゴンドラの運行はこれまた1時間に一本、帰りの終電は3時55分と早めです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
アイゼンで登ります。少々深い雪もありますが、スノーシュー、わかんの類は要らないでしょう。風が強いのでストックよりはピッケルの方が良いでしょう。 7~8人先行者がいたので概ねトレースはしっかりしていますが、急坂では強風のため足跡はすぐに消されてしまいます。八丁坂は直登で息が切れます。何度も休んで振り返ったり、見上げたりしていると少しづつ稜線が近づいてきます。乗越手前数十mは夏道が出ています。今年の冬、日本海側の山は大雪だそうですが、太平洋側は少な目のようです。夏道、勾配は緩やかになりひと息つけますが、吹き降ろす風でフ〜ラフラ。 乗越浄土からはカリカリ道です。天狗山荘を過ぎ、中岳に向かいましたが暴風で吹き飛ばされそうになりヤ~メタッと。風が頬を打ち痛い。 八丁坂の下りは怖い。横向けになって下りました。登りも下りも、ピッケルさまさまでした。 |
写真
感想
各地に大雪被害をもたらした寒波が去り、日本列島は高気圧に覆われました。よ〜し、木曽駒に行こう。ニュースでは今週は暖かくなり、雪崩に気をつけるようにと云っています。でも、木曽駒はまだ温むような状況ではないでしょう。
絶好の天気。千畳敷の上空は青、これぞ木曽駒ブルー。真っ白の世界ですが新雪は無く、この寒さでは雪崩の心配は無さそうです。カールの底へ降り始めると猛烈な風。足ももぐるし、シビレルし、今日はもう登るのは止めにするか、と弱気の虫。視界は良好、先行者の姿も見えるし、ちょっと頑張る事にします。直登は急登、雪に足を取られ、ピッケルにしがみ付き、そして何度も休みながら、やっとの事で乗越浄土に登りつくことが出来ました。ここまで来ればあとは大したことはありません。カリカリ道を緩やかに登るだけ、と思いきや暴風が吹き荒れています。天狗荘を過ぎ、中岳へ。吹き飛ばされそうな風、ふらふらと進みますが、先行パーティーが引き返して来ます。で、当然わたしもここまで。
乗越浄土からの下りは怖い。強風でステップは消し飛んでいます。身体を横向きに、足場を見定めながらピッケルを差し込んで、ゆっくりゆっくり慎重に下りました。
何度も登った雪の木曽駒、ガスに覆われ真っ白けでな〜んにも見えない時もあり、ここが3000mかと思われる程おだやかな女神の姿を見せて呉れる時もありました。今日の木曽駒は微笑みながら荒れ狂う、ちょっとご機嫌斜めでした。しかし素晴らしい眺めはまるで天国のよう(行った事はありませんが)、行って良かった千畳敷でした。
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onisanさん、こんばんは〜。
写真が素晴らしくキレイですね〜雪崩の巣に恐れをなして冬の木曽駒には足を踏み入れてないんですが、onisanさんは何度もチャレンジされてますね。
そして絶景を手に入れられましたね。強風は写真ではわからないので、うらやましいとしか言いようがありませんよ。
shige さん、こんばんは。
木曽駒、四季を通じて登っていますが、大好きな山です。
夏でも冬でも八丁坂はシンドイですが、乗越浄土まで登ってしまえば、何処へ行くにしてもあとは快適。四季それぞれに楽しみがあり、それぞれの季節の中でもまた色んな顔を見せて呉れるいい山ですね。冬のうちにまた一度行って見たいと思っています。
捻挫、大丈夫?
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