甲斐駒ケ岳 (黒戸尾根) 先週の剱岳(早月尾根)と比較してみた
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.3km
- 登り
- 2,475m
- 下り
- 2,474m
コースタイム
⇒08:26五合目小屋跡⇒08:50屏風岩⇒09:02七岳第一小屋⇒09:46御来迎場(八合目)
⇒10:45甲斐駒ケ岳山頂11:19⇒12:16七岳第一小屋⇒15:21尾白渓谷駐車場
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山口となる尾白渓谷駐車場の場所は、夜暗いとわかりづらいです。 ・八丁坂は標高差が約260M程ある急坂です。 ・"刃渡り"は鎖がついているので、落ち着いて通れば問題無いと思います。 ・五合目小屋跡から七丈小屋までの間は、梯子や鎖場が連続する最も険しい区間です。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
初めての南アルプスです。
甲斐駒ケ岳の黒戸尾根は以前から気になっていましたが、先週の剱岳(早月尾根)に登った後、
『実際に登ると、どっちが急登に感じるだろうか?』と疑問が湧いてきました。
どちらもアルプス屈指の急登ということで、実際に登って比較してみようと思いました。
多分、今回もヘロヘロになるだろうな、という覚悟の挑戦です。
********************** 剱岳(早月尾根)と甲斐駒ケ岳(黒戸尾根)の比較 **********************
・剱岳(早月尾根):北アルプス
馬場島登山口【標高760m】 剱岳頂上【標高2,999m】 標高差【2,239m】
登山口から頂上までの水平距離【約7km】
・甲斐駒ケ岳(黒戸尾根):南アルプス
尾白渓谷駐車場【標高770m】 甲斐駒ケ岳頂上【標高2,967m】 標高差【2,197m】
登山口から頂上までの水平距離【約8.5km】
どちらも登山口から山頂までの標高差が大きいコースですが、実際に登ってみると印象は全く違いました。
剱岳の早月尾根はコース上のほとんどが急登で、200M毎に設置された標高表示のプレートを見ながら
一直線に頂上を目指す単純明快なコースでしたが、
甲斐駒ケ岳の黒戸尾根は、地形がかなり複雑で、登山道はジグザグで変化に富んでおり、鎖場や梯子が
数多く存在しました。 道中には石碑や祠等があり、信仰の山の趣を感じます。
コースの急登度は早月尾根の方が上に感じましたが、黒戸尾根はダケカンバやミズナラ主体の広葉樹林が
広がる穏やかな登山道で、次から次へと変化に富んだコースは大変素晴らしいものでした。
尚、今回、体調は絶好調でしたが、屏風岩(七丈小屋の手前)で足を滑らして脹脛と太ももの筋肉を痛めて
しまい、それ以降は痛みで思うように登ることができませんでした。
登山靴の底がツルツルだったのが原因です。
人間、調子が良い時は思わぬ落とし穴があるもので、日頃の備品の管理とともに、注意力が必要だと反省
しました。 そんなわけで、山自体は大変素晴らしいものでしたが、山行としては本来の登りができず、
悔しい思いをしました。 (一応、登頂はしましたが・・・)
甲斐駒ケ岳の黒戸尾根、是非、再訪したい山の1つです。
↓今回の山行の詳細は以下のブログにアップしています。
http://ameblo.jp/shunki1188/entry-11029807052.html
nabeka様、はじめまして。
実は私も、先日の剱岳・早月尾根に続く次回の山行がこの黒戸尾根となる見込みです。
nabeka様の記事を参考にさせていただきます。
ありがとうございます。
それにしても、早月尾根の標高1400m-1600m区間の表示に関しては、疑問が残りますよね。
kamatsuka様、はじめまして。
こちらこそ、『早月尾根+北方稜線+小窓』の記事は大変参考になりました!(一目見て、お気に入りに登録です)
実は早月尾根よりも、それ以上に北方稜線にチャレンジしたい!と思っていました。
けれども、ガイドブックを見ると相当難しそうだったので、『経験者同伴じゃなければ無理かな〜』と諦めていました。しかし、kamatsuka様の記事を見て『是非チャレンジしてみよう』という思いが湧いてきました。
(来年あたりに、別山尾根〜北方稜線 で考えています)
詳細な記事でしたので、じっくりと研究させていただきます。(けど、やっぱり難しそうですね・・・)
"早月尾根"の次に"黒戸尾根"の流れは、やはり同じですね。
記事を読んでいただき、ありがとうございます。
実はまだ執筆の途中でして、これから少しずつ補填していきます。申し訳ございません。
北方稜線のルートは、特に技術を要する箇所はありませんでした。
ただ、池ノ谷ガリーは落石が頻発しており、登り返しの際には小さな石が私のヘルメットをかすりました。
普段はトレランとまではいかなくとも荷を軽くして歩くことの多い私ですが、今回はヘルメット、それに万一に備えビバークのできる
装備で臨みました。そのため、他の山行と比べ、速度がある程度殺されています。
また、普段より荷が重かったせいもあるとは思いますが、(特に登り返しは)結構な体力勝負になりました。ご注意ください。
私は、来年は泊りがけで、室堂起点で剱沢・仙人池とゆっくり周回してみたいと考えております。
nabeka様の北方稜線山行が素晴らしいものとなりますよう。
kamatsuka様、追加情報、ありがとうございます!
北方稜線で一番気になっていたのが『技術』と『体力』でした・・・。(バリエーション・ルートなので、予測がつかなくて、どーしたものかと思っていました)
特に技術を要する箇所はないとのことですので、先ずは落石等に気をつけて、慎重に進むことを心がけてみます。
体力は・・・早月尾根を登っただけで足がガクガクになったので、体力温存作戦でいってみようかと思います。
kamatsuka様のおかげで、なんとなくイメージができました。私もヘルメット持参で挑戦してみます。(⇒来年の予定ですが・・・)
kamatsuka様の今後の山行報告を楽しみにしてます。(今度の黒戸尾根、是非、楽しいものでありますように )
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