赤城山で嬉しい出会い
- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 726m
- 下り
- 857m
コースタイム
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
朝方は山麓の方が路面が凍結している。 |
写真
感想
昨年夏に初めて訪れ、気に入った赤城山。積雪期に行ってみたいとレコを検索すると、多いこと多いこと。人気の山なのだなと再認識した。機会を伺っていたが、東京で雪が降った週末を待ちかねて訪れてみた。
(27日)
山より不安だった雪道ドライブをクリアして、晴天の山頂湖に到着。初めてなので大沼を周回して偵察すると、しっかり除雪されている。赤城神社を参拝するが、強い冬型と寒気のもと、冷たい風が氷結した湖面を吹き渡り、長く立っていられない。ワカサギ釣りのテントも少ないようだ。
本日はスキー慣らしだが、湖畔を歩くのは人目に付きすぎるので、想定どおり小沼に移動する。頭上近くを雲が速く流れ、雪煙が氷板の上に舞い踊る、何とも荒涼とした風景だ。時計回りに、トレースのない遊歩道の切り開きを辿る。向かい側に出る少し手前で、今日は山に登るつもりはなかったのだが、やはり高い方に心誘われ、長七郎山へと向かう。樹林の中の雪面は波打っているが、登山道の脇をジグザグに登り、白い尾根を山スキー気分で詰め上がると関東平野の展望が開ける。上越国境は雲に覆われているが、頂上からは地蔵岳や荒山が形よく望めた。
ほとんど歩き下りで湖畔に降り、オトギの森方面へと左の林道に入る。緩い下りでスキー散歩にはちょうど良い。周囲の細々した雑木林の林相は、スキー歩きでは経験がない眺めだ。茶の木畑峠への分岐まで行って折り返す。小沼湖畔は相変わらずブリザードとも言うような風が吹き荒れている。湖面に出る気にならず、遊歩道を歩いて駐車場に戻った。
(28日)
おのこ駐車場8:30−駒ヶ岳10:05/:10−黒檜山11:26/12:05−黒檜山登山口13:00
本日は歩き。おのこ駐車場から出発し、駒ヶ岳登山口から入る。まだ溝状になるほど踏まれてはいないが、先行者の足跡はあり新雪状態なので、ノーアイゼンで行く。意外に積雪は少なく、風で地面の現れている所さえある。夏と異なり、樹々の隙間から白い雪原になった覚満淵や大沼が見下ろせる。最後の階段を登ると稜線に出て雪原が広がる。青い関東平野の先は霞んで見えない。山の方は、筑波山、秩父、富士山、八ヶ岳、浅間らが地平を取り囲む。前日と打って変わって、風はなく日差しが暖かい。
雪山らしくなった道を楽しく辿ると、あっさりと駒ヶ岳の頂上。前回より近く感じる。目指す黒檜山が大きい。大タルミでアイゼンを付ける。登りは急だが、丸太階段よりよほど快適だ。人が増え、すれ違いで息を整えながらしばらく頑張り、猫岩方面の分岐を過ぎると、一層賑やかになった。山頂も見晴らしはあるが、展望地に行ってみるとさらに開けていたので大休止とする。ガスが炊けるくらい無風なので、ありがたくカップラーメンが食べられた。草津白根山に合掌。四阿、志賀、苗場、谷川、武尊、日光へと白い山並みが続く。気が付くと空は灰色の湿っぽい雲に覆われ、谷川岳に笠がかかり出したので腰を上げる。
猫岩方面への下りは急だが、樹林なので気楽に歩ける。大勢の人が引きも切らず登ってくるので、すれ違いが大変だ。ある若者集団の通過待ちをしていたとき、顔が幼いので、「高校山岳部かな、懐かしいな」と思いながら見ていると、最後尾の男性の横顔にびっくり。高校時代の山岳部の同級生のT君だ。彼は都内の高校で教員と山岳部の顧問を勤めているが、今日は付き添いで来ているとのこと。山姿で出会うのは40年ぶりに近い。長話はできなかったが、互いの無事下山を願って別れる。二人とも老骨に鞭打ってではあるが、昔の友人と何とか山を登っていられることが嬉しい。晴れ晴れとした気持ちで車道に降り立つと、いつの間にか青空が広がっていた。湖の上で遊ぶ人達を眺めながら、のどかな湖畔を歩き、出発点に戻った。
帰りは富士見温泉に立ち寄り疲れをいやす。嬉しさの余韻で、日ごろ飲まないノンアルビールを飲んでしまった。手軽だが満足できる山だった。雪が増えたらまた来たい。
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