三室山(関西百名山、兵庫100山)赤西山【播磨探索32】
- GPS
- 07:30
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,278m
- 下り
- 1,283m
コースタイム
天候 | 小雪(登山口)のち曇り(1回目の三室山)のち雪(赤西山)のち快晴!(2回目の三室山) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場;竹呂林道入口の除雪スペースに駐車。3台程度可能。この日は私以外は無。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼前日(2/2)のものと思われる立派なスノーシューのトレースが岩場の下までありましたが、私はスキーのシール登行だったので、急斜面ではトレースから離れてジグザグにトラバースしてのぼりました。 ▼三室山の手前の夏道には鎖場や岩場があるそうですが、西側の緩斜面を登りました。 ▼三室山〜赤西山;夏も登山道(一般道)はありませんが、今日は全ルート深雪、トレース無で自由に歩けます。緩やかな尾根で、滑落や雪崩等の危険はありませんでした。三室からの下りはじめがはっきりした尾根ではないので分かりにくく、GPSで確認しながら下りました。 ▼登山口からシール登行、下りもオール滑降でした。 ▼積雪量;登山口30cmくらい、山頂1m以上。 ▼雪質;登山口付近は表面が凍ったクラスト状態。 植林の急斜面;重い雪。でもツボ足だと膝以上潜る。ス キーでは5~10cm潜る程度 山頂稜線;風の影響で吹き溜まりの軟雪と飛ばされた硬雪のところが 複雑に混ざる。 1ヵ所薄い新雪の下がアイスバーンになっている斜面あり。 そこはスキーのエッジが効かず下にずり落ちたので、 スキーを外してツボ足で這い上がった (ツボ足だと表面のアイスを踏み抜いて滑らない) ▼三室山からの滑降;スキーを楽しむには急すぎで、しかも密な樹林なので、連続ターンは難しく、せいぜい2〜3ターンしかできません。午後になって気温が上がったのか雪もやや腐ってきていて重く、曲がりにくい状態でした。岩場の急斜面を巻いたつもりが、巻きすぎて急斜面に出てしまい、GPSで位置を確認しながら岩の間等を無理無理にトラバースして正規ルートへゆっくり戻りました。 |
写真
装備
個人装備 |
ハードシェル
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ネックウォーマー
バラクラバ
日よけ帽子
毛帽子
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ストック
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
ワカン
マット
ゴーグル
ヘルメット
|
---|---|
備考 | アイゼン、予備手袋、ウール帽子等の防寒具、ダウンジャケット、ゴーグル、ワカンは使いませんでした。 |
感想
播探シリーズも32回になりました。
今回は昨秋千種川源流域ロング周回
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1311565.html
で天児屋山の激藪を突破pした後に登った三室山の広大な草原斜面を
雪がたっぷり降ったら滑りに行こうと思っていました。
昨年末の焼岳スキー山行
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1346412.html
で今までのビンディングDiamilが破損しました。
元々破損耐性は高くない小型軽量ビンディングで、もう10年以上前のものだったため
プラスチックの耐用年数も越えていたことが原因と考えて、
丈夫そうなチロリアのアドレナリン13というビンディングを
新品(前回はe-haraさんから譲っていただいた)でnet購入しました。
スキー板は今までの板が軽くて気に入っていたので、その板を販売店へ送って
取付をしてもらったものが数日前に届いたので、早速三室山へ試しに行きました。
天気予報では日曜日は再び大寒波襲来で西日本の山沿いは大雪になるとのことだったので、急きょ1日繰り上げて土曜日に行ってきました。
最近の寒波の影響で、目論見通り積雪はたっぷりで、登山開始から終了までオールスキーで行くことができました。
雪質はパウダーとはいきませんでしたが、山頂稜線では滑りやすい軟雪で、秋に来た時のあの笹&根曲り竹地獄はほとんど埋もれており、まるで別世界でした。ただ、100~200mの滑降は滑るとあまりにもアッという間で、滑った気がせず、ひたすら歩き&登行をしていた感じでした。
しかし、おニューのビンディングは、スキーモードとウォークモードの切り替えが板を外して付着した雪を除去し、両素手で渾身の力でレバーを操作する必要があり(取説ではストックでワンタッチ、と記載ありますが???)、とて作業性の悪いものでした。
三室山から赤西山の稜線縦走はアップダウンの度にそんなんで悪戦苦闘している内に時間ロスし、またビンディングが丈夫な分だけ重くて登行には思いの外に時間がかかり、赤西山でタイムリミットの13時となってしまいました。
しかもちょうど天気が悪化して吹雪いてきたこと、
シールも低温で何度もつけたり外したりしているうちに粘着性が落ち、歩いているうち板から外れてしまい、養生テープで応急処置をして15時過ぎになんとか三室山へもどりましたが、予定していた西面の大斜面を下った場合、その先の登り返しでのシール登行が厳しく、ビンディングの不調も合わせると苦戦が予想され、楽しみにしていた大斜面の滑降は諦めざるを得ませんでした。
しかしながら、これらの苦労を補って余りある素晴らしいご褒美、歓喜の瞬間が最後に待っていました。予定よりも大幅遅れの午後3時に過ぎに三室山に帰ってくると、登頂の直前になって奇跡的に天気が回復、遠くの山には雲がかかるものの頭上は全く予想外の快晴となり、美しい雪山の景色を久々に堪能することができました。
三室山からの下りはもと来たトレースをたどるようにして滑れるところを選んで滑降しましたが、急斜面&密林ですいすい滑るわけにはいかず、急斜面を巻きながら木にぶつからないように慎重に1ターンずつ滑るような感じでした。午後に降った雪と風で登りの自分のトレースがなくなっているところもあり、一時トレースから離れて下方を巻きすぎた所もあり、GPSを見ながら軌道修正したりして、思ったよりは時間がかかったものの16時前には無事車に帰還しました。
下山後も天気は良く、こんなことなら予定通り大斜面を滑降して大通峠経由で下ればよかったかとちょっと後悔。ビンディングとシールの不調を何とかして今度またリベンジしよう。
コメント
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評判の良いビンディングなのに、素手で思いっきりですか
久しくBCしてないので、たまには私も行きたくなりました。
qwgさん、こんばんは
家に帰ってからすぐに販売店に連絡して、送り返して調整してもらいました。まだ戻って来ませんが、簡単にモード切り替え可能になったとのことで、取り付け不良だったようです😨😢😥
おかげで、たいへんなBCツアーになってしまいました😖
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