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記録ID: 1376500
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ハイキング
奥多摩・高尾

かたらいの路:秋川丘陵コース(沢戸橋〜秋川駅)

2018年02月08日(木) ~ 2018年02月09日(金)
 - 拍手
GPS
24:00
距離
21.5km
登り
918m
下り
969m

コースタイム

02月08日(木)〜02月09日(金)
8日(木)
 15:10 武蔵五日市駅
 15:45 光厳寺
 16:15 戸倉城山(野宿)
9日(金)
 8:25 出発
 9:10 沢戸橋
 10:00 金剛の滝
 10:45 小峰公園
 11:40 弁天山登り口
 12:00 網代城山
 12:20 弁天山
 12:45 貴志嶋神社鳥居
 13:00 山田大橋キャンプ場
 13:25 雹留山登り口
 13:45 雹留山
 14:35 二条城跡
 15:30 秋留橋
 16:30 東秋留駅〜帰宅
天候 2月8日(木)
 曇り
2月9日(金)
 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
02月08日(木)〜02月09日(金)
往路
 立川→武蔵五日市(JR東)
復路
 東秋留→立川(JR東)
コース状況/
危険箇所等
02月08日(木)〜02月09日(金)
★金剛の滝
 手前の沢は雪がほとんど消えておらず積雪20〜30cm。雪の下は凍結したアイスバーン。歩行要注意。
 また、滝手間の岩のトンネル内は流水の下が凍結しているためツルツル。歩行注意。
その他周辺情報 02月08日(木)〜02月09日(金)
★かたらいの路について
「かたらいの路」は東京都の多摩地区に以下の9つのコースが設定されている。
ゞ校概嵶諭弊症靈訓狠榔悄租促谷)
⇒訶纏魁弊椎澑悄糎羈抉悄
1村草花丘陵(小作駅〜福生駅)
ぢ貉魁陛貊留駅〜小宮駅)
ソ川丘陵(秋川駅〜沢戸橋)
Χ眸羅山(武蔵五日市駅〜日の出山)
Ц輿匯飴魁幣峰公園〜荷田子)
┨眸大地沢(高尾駅〜城山湖)
多摩丘陵(高幡不動駅〜長沼駅)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1396586.html
この中でネットでググってコースや記録が出てくるのはい梁貉灰魁璽垢鉢の多摩丘陵コースぐらいである。

本来、「かたらいの路」は東京都の環境局自然環境課が設定(平成20年以前)して管理していたはずなのだが、設定後に都知事が数回代わり、そのたびに都庁内部組織の改革や行政区分の変更等が行われ、いつの間にか「かたらいの路」は宙に浮いてしまい予算もつかなくなってしまい、現在、環境局自体ではほとんど管理も保全も出来てない状態になっている。とのことだった。
申し訳程度に現場(各ビジターセンター等)や末端の多摩環境事務所が窓口になって案内や質問の対応を行っているが、せいぜい本隊に問い合わせるのがやっとでほとんど解決にはならない。

代わりに日野市(多摩丘陵)や八王子市(滝山)が市のレベルで地元のコースを管理しているので、ネットでは現行管理されている滝山と多摩丘陵だけはコース概要や記録などを見ることができる。が、その他のコースについてはウィキペデアすら出てこない。

それぞれのコースを歩くと所々に年季の入った古ぼけたコースマップの立て看板を見つけることができるが、全体や詳細を表す環境局発行のコースマップは廃版になっていて重版や新規発行の予定はまったくない、とのことだった。
都庁職員が言うにはまた都知事が変わるなどして、再度組織改革が行われ環境局に予算が付けば新規発行もあり得るかもしれない。が、それにはまずコースを新たに調査、保全しなくてはならず相当な時間と手間と金がかかるので、あまり期待はできないのでは・・・、とのことだった。

似たように途中でとん挫している東京都の遊歩道のコースは他にもある。「武蔵野の路」も21コースあるうち途中の10コースで小冊子の作成、印刷がストップしていて未完の状態である。これもいつ予算が付いて再開するかは未定とのことだった。
ちなみに「武蔵野の路」は建設局道路管理部安全施設課の担当である。

幸い自分は数年前に「かたらいの路」全部のコースを表示してある「多摩自然情報地図」(平成20年度版)を手に入れることができたのでそれに沿って、この先9つのコースをぼちぼち全部歩いてみたいと思っている。
今回はイ僚川丘陵コースである。

都内にかたらいの路はこれだけある(赤線のルート)
都内にかたらいの路はこれだけある(赤線のルート)
今回、「かたらいの路」全てが表示されているこの地図を参考に歩いた。(東京都環境局自然環境部発行)
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今回、「かたらいの路」全てが表示されているこの地図を参考に歩いた。(東京都環境局自然環境部発行)
15:00過ぎ武蔵五日市駅着。
どんより曇って、時折粉雪が舞っていた。
15:00過ぎ武蔵五日市駅着。
どんより曇って、時折粉雪が舞っていた。
いつもの、目指す戸倉城山
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いつもの、目指す戸倉城山
一般道を必死に歩いて15:45光厳寺着。
一般道を必死に歩いて15:45光厳寺着。
16:15城山着。暗くなる前に到着できてほっと一息。
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16:15城山着。暗くなる前に到着できてほっと一息。
雪はほとんど溶けていた。
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雪はほとんど溶けていた。
武蔵五日市は曇っていたが、どうやら新宿あたりは陽が当たって晴れている様子。
手前の山並みは明日行く予定の網代城山、弁天山。
武蔵五日市は曇っていたが、どうやら新宿あたりは陽が当たって晴れている様子。
手前の山並みは明日行く予定の網代城山、弁天山。
東京の夜景。これだけ明るいと晴れていても星空がほとんど見えない。
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東京の夜景。これだけ明るいと晴れていても星空がほとんど見えない。
久しぶりのテン泊。夜は0℃、明け方で-2~-3℃まで下がった。
久しぶりのテン泊。夜は0℃、明け方で-2~-3℃まで下がった。
今回のヒット装備はこれ!活躍した。
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今回のヒット装備はこれ!活躍した。
東京湾から登る朝日。
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東京湾から登る朝日。
今日の歩行予定、「かたらいの路 秋川丘陵」
今日の歩行予定、「かたらいの路 秋川丘陵」
小峰公園に行く途中、金剛の滝に寄ってみる。谷底の陽の当らない沢には雪が丸々残っていた。
小峰公園に行く途中、金剛の滝に寄ってみる。谷底の陽の当らない沢には雪が丸々残っていた。
沢沿いの登山道は氷結していてツルツルでメチャ怖かった。
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沢沿いの登山道は氷結していてツルツルでメチャ怖かった。
岩場の雫が凍って綺麗なつららで滝のようになっていた。
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岩場の雫が凍って綺麗なつららで滝のようになっていた。
金剛の滝手前の岩のトンネル。
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金剛の滝手前の岩のトンネル。
中に流水が流れているうえにその下は凍りの斜面でツルツルでアイゼン無しで通り抜けるのに苦労した
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中に流水が流れているうえにその下は凍りの斜面でツルツルでアイゼン無しで通り抜けるのに苦労した
金剛の滝。氷結はしていなかった
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金剛の滝。氷結はしていなかった
脇の岩の雫が見事に氷結した滝の雰囲気を醸し出していた。
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脇の岩の雫が見事に氷結した滝の雰囲気を醸し出していた。
11:00小峰公園着。
11:00小峰公園着。
保育園の園児がドロドロの雪だるまと一緒に記念撮影をしていた。
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保育園の園児がドロドロの雪だるまと一緒に記念撮影をしていた。
大量の黒キノコ。多分食えないんだろうな
大量の黒キノコ。多分食えないんだろうな
網代城山へむかう。
網代城山へむかう。
前山公園から見える大岳山。手前右金毘羅山、左側馬頭刈山。
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前山公園から見える大岳山。手前右金毘羅山、左側馬頭刈山。
気温はまだ低いが陽射しはもう春の雰囲気。
気温はまだ低いが陽射しはもう春の雰囲気。
12:00網代城山着
けっこう古い城の様子
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けっこう古い城の様子
意外と広い。次はここで野宿もいいかも・・・
意外と広い。次はここで野宿もいいかも・・・
12:20弁天山。
北側の眺望はいい。橋は山田大橋。
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北側の眺望はいい。橋は山田大橋。
弁天洞穴
洞穴の中。けっこう広い。が、真っ暗で怖い・・
洞穴の中。けっこう広い。が、真っ暗で怖い・・
弁天橋で秋川丘陵コースのほぼ真ん中。次は雹留山へ向かう。ここからは初めてのコース。
弁天橋で秋川丘陵コースのほぼ真ん中。次は雹留山へ向かう。ここからは初めてのコース。
重忠の駒つなぎ石。
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重忠の駒つなぎ石。
こういうことらしい。ここが昔の甲州道と言うのにビックリ。
こういうことらしい。ここが昔の甲州道と言うのにビックリ。
秋川丘陵ハイキングコース(かたらいの路とも重複)入口
秋川丘陵ハイキングコース(かたらいの路とも重複)入口
ここのハイキングコースはほとんどが未舗装の林道。但し、一般車両、自動二輪も含め通行禁止。
ここのハイキングコースはほとんどが未舗装の林道。但し、一般車両、自動二輪も含め通行禁止。
丁度、東京サマーランドの裏側になる。入るには大人600円と書いてあるが、料金所はなくどこからでも入って行ける。
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丁度、東京サマーランドの裏側になる。入るには大人600円と書いてあるが、料金所はなくどこからでも入って行ける。
雹留山、登り口の道標。公式ではなく個人的な道標らしい。
雹留山、登り口の道標。公式ではなく個人的な道標らしい。
こんな文言が書かれていた。
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こんな文言が書かれていた。
13:45雹留山着。南側は大きな上川霊園
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13:45雹留山着。南側は大きな上川霊園
コース全体の最後の10分ぐらいがやっと登山道になる。
コース全体の最後の10分ぐらいがやっと登山道になる。
14:35二条城跡着。
14:35二条城跡着。
城が建てられるような平地はほとんどないのでどんな城だったのか?不思議。
城が建てられるような平地はほとんどないのでどんな城だったのか?不思議。
北側の眺めはいい。手前の橋は圏央道の橋。
北側の眺めはいい。手前の橋は圏央道の橋。
秋川側の「かたらいの路 秋川丘陵コース」登り口。
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秋川側の「かたらいの路 秋川丘陵コース」登り口。
秋川土手沿いの桜並木。3~4月は見事そう。
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秋川土手沿いの桜並木。3~4月は見事そう。
16:30東秋留駅着。丁度、学生さんたちの下校タイム。車内もけっこう混んでいた。
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16:30東秋留駅着。丁度、学生さんたちの下校タイム。車内もけっこう混んでいた。
当初の予定では、「かたらいの路 滝山コース」も行けるかと思っていたのだが時間的にゼンゼン間に合わなかった。ここは次回のお楽しみ。お疲れさん
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当初の予定では、「かたらいの路 滝山コース」も行けるかと思っていたのだが時間的にゼンゼン間に合わなかった。ここは次回のお楽しみ。お疲れさん

感想

02月08日(木)〜02月09日(金)
以前から気になっていた「かたらいの路」を歩いてみることにした。
かたらいの路は「その他周辺情報」にも書いたが全部で9つある。
今回はそのうちのイ僚川丘陵コース。

このコースは距離約10kmで十分日帰りできるコース。
が、前日晩、準備をしながらケーブルTVの映画を観ていたら珍しくドツボにハマって最後まで観てしまい、寝たのが朝4時過ぎになってしまった。
起きたら昼過ぎていて、当然だが、今から日帰りはムリ、キツイ、と諦めた。
ちょうど、今の寒さがどのくらいこたえるか?ぼちぼち野宿を試したい、と思っていたので、フル装備にして、途中で一夜明かすことにした。
厳冬期用の装備は一切ないが、3シーズン用装備に+アルファの防寒でどのくらい耐えられるか?耐寒性を人体実験してみることにした。ま、里山なら耐えられなくても一晩ぐらいなら死なないだろう、と楽観して。

深夜、明け方とも風は無く、気温はテント内で最低でー2〜−3℃ぐらい、外はー5℃ぐらいまで下がっていた。この程度なら10月下旬の北アルプスの稜線で経験済みなのでなんとか我慢できた。既に雪のないところだったので下からの冷気もそうでもなかった。

シュラフはRAB(U.K.)の3シーズン用だが中綿が500gなのでそこそこ保温力はある。が、ちと大き過ぎて体との間に隙間がありすぎてなかなか温まらず深い安眠は出来なかった。いいシュラフなのだがちと残念。出来れば身体のサイズに改造したいのだが難しいだろうな・・・

もっともなかなか眠れなかったのは昼過ぎまで寝ていたせいの方が大きかったかも。

今回の野宿で活躍したのが「くつ下用カイロ」。もともと末端冷え性気味なのだが、このカイロのおかげで足先が冷えずいつもと違って落ち着けて過ごせた。
やはり文明の利器はじゃんじゃん利用すべきだな、と思った。

一応晩飯など食うものも食ってそこそこ寝て朝6時過ぎにお目ざめした。
寝起きのコーヒー沸かして、東京都心から登る朝日を拝み、朝飯食って片づけとザックへパッキングして8時過ぎゆるゆると元気に出発。

光厳寺まで下り、沢戸橋から「かたらいの路」に入り小峰公園を目指す。
途中、金剛の滝に寄ってみた。谷底の沢は雪がほとんど消えておらずまだ積雪が20〜30cmあった。滝手間の沢沿いの道は積もった雪が氷結していてツルツルでバランス崩したら冷たい沢へ即ドボンで怖かった。
岩のトンネルも中が凍っていてツルツル。要注意!
金剛の滝は氷結していなかったが、周りの岩場の雫がみな凍ってタレ下がって大きなつららになっていて見事だった。

小峰公園から網代城山、弁天山への登り口は若干道路が入り組んでいて判りづらく道標だけでは苦労したが、以前一度来てるので薄い記憶を手繰り何とか迷わずに辿りつけた。

網代トンネルの先の雹留山、二条城跡の秋川丘陵ハイキングコースは初めてだったが登山道ではなくほとんどが未舗装の林道だった。丁度東京サマーランドの裏山で、バリエーションルート覚悟ならどこからでも下りて行ってタダで入園出来そうな気がした。
よい子はやってはいけません!
雹留山は林道脇にチョコンとあったが登り口は小さな私的な道標があるだけでよく見てないと見落としそうだった。山頂の反対側は霊園が広がっていた。
二条城跡(根小屋城跡)はここにお城?と言うくらい狭い幅の尾根にあった。周りは立派な竹やぶで囲われていた。

里に降りて秋留橋を渡って「西秋留石器時代住居跡」(国史跡)を見ようと思ったのだが、道を間違えて見つけられなかった。
道を間違えたついでに秋川駅ではなく東秋留の駅までブラブラ歩いた。

天気も良く、一日通して軽快なハイキング日和だった。平日ということもあって、ハイカーともほとんど遭遇することもなく静かなハイキングを堪能できた。
8時半〜16時半の丁度8時間歩行だった。寄り道があったとは言えたかだか10kmの距離にしては時間かかり過ぎたかな。
ま、今の自分の体力、脚力ではこんなもんかも・・・

お疲れさんでした。


まだまだ、ハイキング道至る所になごり雪があった。


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