蝶ヶ岳 (槍穂の絶景を眺められる稜線!)
- GPS
- 64:00
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 2,969m
- 下り
- 2,973m
コースタイム
≪2日目≫ 6:35山頂‐まめうち平‐登山口‐10:30駐車場
天候 | ≪1日目≫ 雨後、曇り、時どき晴れ ≪2日目≫ 晴れ(強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場までの林道は、工事による交通規制あり (2011年10月30日まで時間帯によって車両通行止め有り(日曜日は通行可能)) 工事情報 http://www.city.azumino.nagano.jp/gyosei/kakuka/norin/kochi/oshirase/tozanguchi.html ≪駐車場≫ 三股登山口800m手前に有り、無料 トイレ有り |
コース状況/ 危険箇所等 |
≪道の状況≫ ・危険箇所、特になし ・後半は延々と登りが続く ≪登山ポスト≫ ・登山口に有り ≪宿泊≫ ・蝶ヶ岳ヒュッテ テント場(一人500円) http://www.inett.or.jp/mt-chou/hutte.html ≪水場≫ ・登山道の力水 ・蝶ヶ岳ヒュッテ 飲料水 150円 /リットル ≪道の駅≫ ・アルプス安曇野ほりがねの里 http://www.mtlabs.co.jp/shinshu/agri/horigane.htm 『かあさんのおむすびの店』のおむすび定食(600円)を楽しみに下山しました お昼の定食は11時〜、食券制です |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
蝶ヶ岳から調子がよければ常念岳まで縦走しようと考えて一泊二日の山行を計画。
天気が不安定なのは知っていたけれど、案の定、登山口に到着する頃に小雨がパラパラと。
覚悟しながら登りますが、あらあら、頂上に到着する頃には、運よく青空が。
稜線から美しい穂高、槍の山々を目にすることができたのです。
それだけでも十分なぐらいでしたが、素晴らしい夕暮れ時の景色も見ることができ、初日は満足な一日となりました。
蝶ヶ岳ですが、槍穂の素晴らしいパノラマが見られる場所なんです。
美しい夕日も、御来光も、外に出るとすぐに見られるテント場は、(同じ稜線上にある常念岳、燕岳と並んで)本当に最高です!
ヒュッテでは人生ゲームをお借りして息子とトライ!
このゲーム懐かしいな。今も子供に人気なんだ♪
全く奥が深いんですよ、、、この人生ゲーム。
政治家や医者やスターにも簡単になれるし、一気にお金持ちにも
もちろん、その逆パターンもありますが、、、、
初めて人生ゲームをしたのに、ルーレット運が強くて、息子は私を差し置いて連勝です。
むむむ、息子よ、勘違いするでないぞ。大人になってからの人生は、そんなに甘くないのだ〜。
さて、この日はテント泊でしたが、またもや塩見岳のときと同じように
テントではなくツェルトを設営(軽量化です)。
ポールの代わりに、ストックを合計4本使用。床が無く直接地面なので、レジャーシート、マットをその上に敷きます。
ツェルトなので下のほうから風が抜けてスースー。内側から靴やら、荷物で隠し、外からは石でブロックしました。
父さんは大きな石を、よっこらっしょっと、テントの近くまで移動。
ツェルトが風で飛ばないように、その石にくくりつけました。
このツェルトの中は3人入ってギリギリ丁度良いぐらいの大きさです。
中に入ると意外と暖かいです。シュラフ+シュラフカバーで、しっかりシュラフにもぐりこみ、就寝です。
寝入ってから、数時間ほどしたころでしょうか、、外の風の音で目が覚めます。
その音はどんどんエスカレートしていき、雨は降らないものの、
最後には、かなり勢いのある暴風になっていました。
横なぐりのピューピューという風の音は、耳栓をして、帽子をかぶって
シュラフにくるまってもまだ聞こえてきます。
ツェルトは飛ばされてしまうのでは、、、、と、心配で、眠れなくなってしまうのでした。
明け方になってようやく東の方向が明るくなったころ外を見まわしてみました。
周りのテントの皆さんも苦労されたようです。
ところで、我が家の父さんは、強風も想定して50kgもあるような大きな石に、
しっかりツェルトをくくり付けていました。
おかげで強風にもビクともせず朝まで無事だったのです。あ〜、良かった。
明け方の外の気温は‐1℃。
ツェルトの中は寒いと思われがちなのですが、こんな風でも一晩中、温かく過ごせました。
雨が降らなければ、なかなか使えるなと思いましたが、風が強い場合、ツェルトの下のほうから砂が入ってきてしまい、
中にある荷物が砂だらけに、、。同じく自分の口の中も、砂粒で少しジャリジャリ感が。
強風に遭遇することがこれまで少なかったので、ここにきて貴重な経験をすることができました。
これからのシーズン、ツェルト泊はここまでにして、次回からテントを使用することにします!
・・・・常念岳に向けて一旦出発しましたが、すぐに引き返しました。早朝もすごい大風が吹いていて、
稜線をまともに歩くことはできなかったのです。
谷から吹き上げる強風が顔面を直撃して息が苦しく感じます。
子供が一人で歩けば、吹きあげる風と反対側の谷のほうまで、簡単に体をもっていかれそうです。
一体、風速何メートルあったのでしょう?
何名かの他の登山者が歩いて進んで行ったのを見ているので、
大人二人だったら、頑張って続行して歩行したかもしれません。
しかし子連れ山歩きなので、後ろめたさは多少あったものの、今回はきっぱりとあきらめます。
常念岳への稜線は、また次のチャンスに歩くことにして、来た道を下山する選択にしました。
人生ゲームは、損得のギャンブル有り、どんでん返し有りで派手なんだけれど、、、
山歩きは、地道にね。無理せずコツコツと確実に。
これからも、のんびり、ゆっくりいきたいな。
こんばんは
テン場でお隣だったようです
そうそう、その石の積み上げ見てワタシも石を増設しました(笑)
あの風でフライが今にも飛びそうな方もいたり、、、
ワタシも引き返しましたが、今回の天候ではその判断がただしかったと思います
ムリしてお子様が「山嫌い」になってもいけませんし☆
コメントありがとうございます。やっぱりお隣の方だったのですね
早朝テント場を、目の当たりにしてびっくり
そのまま飛んでいきそうになってるテントがあったけど大丈夫だったかな、、、
macha76さん、あの暴風の中、皆、自分のことで一杯一杯である状況なのに
いくつかのテントのお手伝いされたようで、本当にお疲れ様でした!
こんにちは。
14枚目の写真、北鎌と東鎌の素晴らしい景観を捉えていて見事ですね。
北鎌尾根が北端へ向けて、せり上がっているというイメージは持って
いなかったので 、わたしには、とても新鮮に映ります 。
大陸気団の吹き出しの中、大禍なく、ツェルト泊でしのがれたのは、
さすがです 。経験もどんどん集積されて、今後の山行、ますます
パワーアップしそうですね 。
息子さんもたくさんの経験を積み,どんなお山でも挑戦できそうですから
行くお山を決めるのが楽しくないですか♪
強風で常念へのチャレンジは残念でしたが,チャレンジする日もそう遠くなさそうですね
ご主人様のお土産のサラミ 美味しそうです
日本で買うより安いのかなぁ〜 ?食いしん坊は食べてみたく目が釘付けです
ご主人様のワイルドかつ適切な判断はslowlifeさんにとっても頼もしいですね
テン泊で強風は怖いっすね
事前に察知されて準備されたお父様、さらには食事にも大活躍
強風に関しては・・・
我が家もGWに雪の残る大山で経験しました・・・
顔上げると息できないから下見て歩かなきゃいけないし、木道の上では吹き飛ばされてしまう始末・・・
幸い、雪が残ってたお陰で耐風姿勢で何とか踏ん張ることが出来、辛うじて先に進めましたが、アルプスの狭い稜線だとさすがに厳しいでしょうね・・・
ちなみに風速計をもっておられた方の話で40MT以上だったとか
でも不思議なモンで、その後の台風接近なんかの強風でも恐怖感が全くなくなるんですよね・・・
勿論、油断してる訳では無いんですけど、精神的にかなり楽にやり過ごせるようになりましたよ
きっと今回の経験も次回の機会に必ず活かされるハズです
あっ、それと今回slowlife御家族が計画されたコースは、我が家の初めての北アルプスで考えてたコースでした
凄く参考になりました、今年はもう無理っぽいですけど来年は是非チャレンジしてみます
slowlifeさん こんばんは。
強風の影響を受けられたようで、大変だったことと思います。
でも、パパの判断素晴らしいです。家族を守る大黒柱!!
写真を見ていると、やはりアルプスの山々は素晴らしく、行ったこと無い人も、行った人も、あこがれの場所ですよね。
私達はすっかり虜になっています。10月中にまた行けたら良いな〜と思っています。季節的にどうかな?
slowlifeさんの写真って、いい写真ばかり。こんな景色を見てみたい!!って気持ちになります。
そうそう。感想の最後に書かれていた、
---------
人生ゲームは、損得のギャンブル有り、どんでん返し有りで派手なんだけれど、、、
山歩きは、地道にね。無理せずコツコツと確実に。
これからも、のんびり、ゆっくりいきたいな。
---------
いい言葉。ちょっとジーンときました。
槍ヶ岳、私も何度見ても新鮮に思います
槍の写真の尾根は、多くの登山者を魅了している、あの北鎌でしたか〜、
こうして見ると本当にいくつもの尾根が槍につながっているのですね。
見飽きない美しさです
稜線は風が強いだろう程度で張ったツェルト。
台風並みの風が来ることは、その日のテント場の誰も予想してなかったんですよ。
ツェルトで、よく朝まで無事に過ごせたものです
最近は息子がだいぶ体力をつけて、ついてきてくれるようになったので、
危なくないコース限定ですが、長く歩けるようになって行ける場所が増えて、ありがたいです。
(あっ、本当は、最近、体力で抜かされ、私が息子を追いかけるハメになることが多いのですが、、)
kayo-piさん、日本に比べるとサラミ類が充実していて相当安い。
しかも、美味しいのですよ〜
でも、まぁ、たまにちょこっと食べるのが、良いんです
utaotoさん達もGWの大山で強風だったのですね〜、ええっ、風速40mですか〜
強風って、体験してみないとわからないものです。
風で息ができないって、どんな?って、本当にできないですよね〜
あの、風に押しだされる感じ、良い経験になりました。
蝶ヶ岳は、関西方面からもアクセスしやすい北アルプスですよね。
登り5時間は覚悟ですが、子供でも登りやすいと思います。
何よりも晴れた日(+強風が無い日)ならば、快適な稜線で、本当におすすめですよ
一度、アルプスに行くとまた行きたいという気持ちになりますよね、不思議と。
(アルプスの魔法にかかっちゃうんですかね、、、?
10月中旬に、私達も懲りずに、また紅葉のアルプスを見に行こうと計画中です〜
季節的にはどうか?と確かに思うのですが、どんな結果であれ
覚悟して行きたい気持ちのほうが勝っちゃうようです
お互い素敵な景色が見られると良いですね。
強風の中、ツェルト泊とは
気合が入ってますね!
それでいて、ストイックな感じでもないし。
サラミやパスタが美味しそうでした。
夕暮の景色が素晴らしい。
さすがアルプス!と言える景色ですね。
今年は行きたかったのですが、何時の間にか秋になってしまいました。
来年こそは計画を立て、アルプスに行ってみたいと思います。
蝶ヶ岳、のんびり行きました〜。
強風は予想外で、良い訓練!?になりました。
夕暮れの景色、こんなにきれいに見えたのは初めて。
アルプスは偉大です
これからの紅葉シーズン、行きたい山が多くあって、ワクワク しています。
またもやアルプス に足をのばしそうです。
こんばんわ。
凄い風だったようですが、風に対する備えが
完璧だったんでしょうね!すばらい技術?です!
先月、鑓温泉のテン場でテントが降って来ましたよ。
私のテントは何とか無事でしたが、他の方のテントに
当たり、直撃を受けたテントのポールが折れて
しまったようでした
テント固定のテクニックを磨かねば!
と強く思った山行でした・・・。
先月、白馬へ行かれたのですね〜。
なんと、テント場で、テントが降ってきたなんて、、、、、、
強風なら 、ありえる話だと思いました。
自分のテントで、他の方にご迷惑がかかるようなことは
避けたいですね。
備えるに越したことはないです
蝶ヶ岳のテント場では、ペグは打てました。
自分達は、ペグを打ったあと、ペグの上に大き目の石を置き、ちょっとやそっとのことでははずれないようにしました。
また外側のツェルトサイドラインにそって、石を積み上げました。
サイドだけ張り網を大きな石にくくりつけて、張り網がピンとなるようにしておきました。
テントの位置ですが、テント場の中でも、
できるだけ風よけがありそうなところにテント設営するのが
吉なのかもしれませんね
テントからの見晴らしはこの際、優先順位は後かな、、
ご解説ありがとうございました!
勉強になります!
雪が積もる前に、しっかりとテント山行頑張りたいと思います
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する