赤岳東稜 大門沢から岩峰直登ルート

2018年02月17日(土) ~ 2018年02月18日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 10.6km
• 登り: 1,272m
• 下り: 1,280m

コースタイム

1日目

• 山行: 11:20
• 休憩: 0:10
• 合計: 11:30

5:30 大門沢林道入口
6:10 6:20 県界尾根分岐
17:00 第一岩峰下部

2日目

• 山行: 7:30
• 休憩: 1:00
• 合計: 8:30

8:00 第一岩峰下部
9:40 10:00 第二岩峰
13:00 13:20 竜頭峰
15:00 15:20 牛首山
15:40 賽の河原
16:30 大門沢林道入口

写真

5:30　スキー場に車を止め大門沢林道入口をスタート。

20分程で県界尾根との分岐。

この角度の赤岳は見たことがない。まるで北アのようだ。ちょっと感動。

6:10　世が空けてきた。

県界尾根との分岐。
トレースもここからはない。
初めてのルート、ノートレース。地図読みだけで進む。楽しい時間の始まりだ。

外界は晴れ。天気は良い。

赤岳方面は雲に覆われた。堰堤の右側を最後の堰堤まで進む。
そこから、小尾根が入り組んでルーファイが難しい。

歩きやすいルンゼを進むと古い標柱が。
字は読めない。

右の尾根から回り込もうとするがこれが地獄の始まり。

二股を発見し尾根から降ろうとすると、懸垂が必要な位の斜度。
トラバースしながら下降出来る箇所を探すが、ラッセル地獄。

ハマると首まで。
樹林帯のラッセルはテクニックが必要。

鹿トレースを追跡するとルンゼへ降りれるルートを発見。
鹿にマジ感謝w

平らな尾根を上り詰め顕著な尾根に乗ると、その先には第一岩峰。時刻は17:00。

落ちても引っかかるように灌木のちょっと上にテン場を確保。

朝日を見たくてココでテントを張った。絶景ポイント。

朝日が登る。

6時に起きたので、真教寺尾根からのトラバースパーティに先にとりつかれた。

リッジにトレース引きたかったのに。俺の寝坊のせいw
8:00スタート。

他のパーティは左の方から。
俺達はもちろん直登。
灌木があるのでザイルは出さず突破する。

最高の眺め。

八ヶ岳では珍しい雪稜が続く。

今期最高の八ヶ岳ブルー。
この時期しか見られない濃紺。

最高だよ。
めっちゃ楽しい。

こんなリッジも楽しい。

何度も写真を取り合う。
そりゃそうだ。こんなコンディション中々ない。

第2岩峰。普通のは左のルンゼから上がる

俺たちは、もちろん直登。
2P　4級程度。

真教寺尾根を登る2人組

最後竜頭峰へは、ハイマツを掴みながら登る。

13：00　初めてきた竜頭峰。こんなのがあったんだ。

今回のバディ。努君。
若さには経験で挑まないとw
中々のやんちゃモノ。

竜頭峰から見る赤岳。
ココから見るのも新鮮。

登ってきた尾根。
いいリッジだ。

ちょっと降りると分岐。
この辺は雪がつかず。
鎖場あたりから雪は出て来るが、特に問題はない。

ちょっと降りてきた所。
やっぱり上部は雪がない。

15：10　牛首山。
途中変なトレース付けやがって誰だと思ったら、アノ世界的有名（笑）な栗城氏だった。勘弁してくれよ。

賽の河原。ココからまた大門沢までラッセルを考えると〜〜〜〜〜〜〜

15：40ゲレンデのリフトへ逃げる

こんな事ないので嬉しくなって自撮り。

スキー場に現れる山屋。不思議そうに子どもたちが見る。

リフトの方向を間違え、道路をぐるっと大門沢まで歩く事に。
やっぱり、ボーナスステージはあったのだった。

感想

liew2fow

今回は仙台からわざわざ帰って来てくれた友達と、八ヶ岳結為一と言われる雪稜にチャレンジ。
アルパインを名乗るからには、尾根の末端からテン泊装備で抜けるのは基本。
小屋泊や真教寺尾根からのトラバースなんか邪道だ！と言う二人組で、ラッセルしまくり、久しぶりに次の日が体が痛くなる程せめてやった。
小尾根が入り組んで中々判断が難しい。
早めにワカンをつけ沢沿いに進むほうが良いが、トラップも結構あり踏み抜くので要注意。
だが、久しぶりにまた行きたいと思う良いルートだった。