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積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
甲斐駒ヶ岳 やっと登れた冬季黒戸尾根日帰り
2018年02月24日(土) [日帰り]
体力度
6
1~2泊以上が適当
- GPS
- 12:03
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 2,478m
- 下り
- 2,480m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 11:31
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 12:03
17:05
登り7時間、下り5時間の計画通りでしたが疲労困憊、下山後は尾白の湯の湯船で漂ってました┌┤´д`├┐
天候 | 晴れ時々曇り 風は午前穏やか、午後強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレが建て直されてきれいになりました(感謝) |
コース状況/ 危険箇所等 |
全行程でトレースありました。ありがとうございます。神社裏の吊り橋を渡ると最初から雪が地面に張り付いています。即チェーンスパイク装着。 刃渡りは幅広のナイフリッジと化していますが雪は凍って安定しています。七丈小屋までのクサリ場、梯子は手入れされていて問題ありません。小屋でアイゼンに代えました。 小屋〜八号目御来迎場、脚が沈むこともなく歩き易い状態でワカンの出番なし。 八合目〜二本剣下のルンゼが核心部です。長い距離ではなく積雪量が十分で登りは容易ですが、下山は斜面がキツく滑落したら助かるとは思えません。ピッケルとアイゼンを正しく使うことが肝要です。登るときに「今日、自分はここを下れるのか?」と自問自答することを強くお勧めします。私は去年、一昨年と八合目で引き返しましたが正しい判断だったと思ってます。二本剣〜山頂は比較的安全だと思います。 2018/3/23 追記 3/18に二本剣からの下りで滑落死亡事故が起きました。ここは短い距離ですが厄介な場所です。ルンゼを下り始めて10歩程で「怖い、登り返して北沢峠に降りようか?」と思った瞬間がありました。僅かなミスが死亡事故になる場所です。恐怖心を押さえこみ一歩一歩確実に万全の動きをして下さい。 |
その他周辺情報 | 尾白の湯 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
個人装備 |
12本歯アイゼン
チェーンスパイク
ピッケル
ワカン
ハードシェル
ゴーグル
目出し帽
|
---|
感想
昨年、一昨年と八合目敗退となった冬季黒戸尾根の日帰り登山。やっと登頂できました。
先週の権現岳で麓から山頂までのトレース作りに明け暮れた反動か、全面トレースありでだいぶ助かりました。ガス欠対策でほぼ1時間毎に小まめに補給に給水。計画通りのペースで登りましたが7時間は長い、、夏ならラストスパートする山頂が見えてからの斜面の途中で腰を下ろして一休み。正午に本日の日帰り登山者4名が山頂に揃いました。
二本剣の下、核心部のルンゼの下りは怖い怖い本当に怖い。危険地帯でいつも自分に言い聞かせる「落ち着け、ここは登山道」は通用しません。アイゼンとピッケルを正しく使うことが全てです。慎重に下っている最中に腹筋がツッて焦りました。
心配した風は13時までは緩くそれ以降は轟音を伴う暴風、ルンゼの下山がその前で助かりました。
も〜大満足ですが疲れた・・・今シーズンの冬山ではダントツの辛さ、七丈小屋が快適そうなので冬季の甲斐駒は一泊二日が良いかも。
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初めまして。
登り小屋手前、下り刃渡りの先で追い越していかれましたね
冬季3度目の挑戦で登頂でしょうか、おめでとうございます。それにしても12時間で往復できる脚力、うらやましい限りです。
私は全くの凡人ですので今回は体力もたず敗退でしたが、この厳しさがすっかりクセになって毎年通っています。ぜひ七丈小屋に泊まるプランも楽しんでみてください。
またどこかでお会いしましょう
コメントありがとうございます。
>登り小屋手前、下り刃渡りの先
おぉ覚えています。登りも下りも長くて辛いですよねぇ。レポを拝見すると強風の時点で反転されたとのこと、正解だと思います。午後の風はスゴかったですね。
冬山を歩き続けられる限度が12時間のようで、下山の黒戸山の登り返しではよろめき、翌日からは筋肉痛が襲ってきました。新しい小屋番の方はイイ感じなので、七丈小屋泊で夜明けの冬季八合目御来迎場にも立ってみたいです。冬山は厳しい分だけ楽しいですね、確かにクセになります。
またどこかでお会いしましょう。
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