遥かなる三岩岳に完全燃焼する
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- GPS
- 09:55
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,302m
- 下り
- 1,292m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
曇りだったため雪も良かったです。 |
写真
感想
昨年のリベンジを果すべき最強メンバーで臨みました。
隊長、ナガさんの世界のいすずコンビと無限の体力のゴローさん。そして、肝心な天気は回復傾向のやまとくらすA判定の登山日和が約束された1日です。big dayの予感です。
栃木市3時集合。今日はゴローさんの200系ハイエースワイド4WDで安全かつ楽々移動。
人数が多いので交通費等も安く上がるので高速利用です。
出発地の小豆温泉スノーシェード前に6時頃到着。外はまだ暗いのでヘッドライトを装着しての準備となりました。
雪壁が高いので、開拓者魂が擽られたのでしょうか?隊長とナガさんが工作道を作成してます。
立派な階段が出来ました。
明るくなってきてから、取り付きます。最初の山がきつい。
この日はじめて山スキーに挑戦するナガさん、久しぶりのゴローさん、のっけからキックターンの連続で標高を重ねます。ノートレースを2人でラッセルを回します。
地形を読み、無駄な登り返しを避けながら山を巻いていきます。
最短距離で主稜線へ。三岩ピークまで標高差815m。出発から2時間45分。ただいまの時刻9:20分。
今日は、長い闘いになりそうです。
ここからのラッセルがところにより膝下。こういうために、ポンとヘッドの太板でラッセルラッセル。
薄曇りなので雪が持ちそうです。ちょっと重いパウダー状態が続きます。
とりあえず、小ピーク1699を目指します。私がシールトラブルで片板、半分以上剥がれました。まずい。
入念にブラシでこすするシールは回復するはずもなく、ポモカの頼りないテールフックに一縷の望みを託します。
ゴローさんが遅れ、いすずコンビがラッセルを回します。私がゴローさんに追いつくころ、後から聞いた話ですがゴローさんは酸欠で倒れたそうです。
小ピーク到着11:36。ピークは見えるがまだまだ遠そう。しかもノートレース。
3人でラッセルを回しますが、無言。たまに発する言葉は、「もうこの辺でお昼にしませんか?」邪念を振り払い黙々と伸ばします。
ピークが近づくとともにモンスターが出迎えます。景色も最高です。もう行くしかないです。
雪庇を乗り越え三岩岳。ピークハント。13:23分
写真を撮りまくり大戸沢岳、会津駒ケ岳、飯豊連峰にうっとり。至福の時間を過ごします。来てよかった。
乾杯後、滑走へ。
パウダーは確定。しかも、滑り出しが緩斜面とくれば初めての山スキーのナガさんにうってつけ。
14:36滑走開始。
激パウを満喫。樹林地帯を縫うように滑ります。
天候も無風になり、景色も最高。貸し切りなので写真を撮りあい落ちていきます。
小ピークから沢へ落下。北斜面になるので良質なパウダー。隊長がハイスピードターンでスプレー。
ここでドロップしたであろ先行者のトレースを頼りに上り返しなしで1440m地点へ。
ここから、どうするか検討するも、沢にトレースあるし、雪の接合も良さそうなので沢から帰ることに。
隊長のエキストリームスキーを満喫し、沢に注意しながら速攻で下山。
16:40どうにか下山。早退したゴローさんとも無事会えました。今度は早退、撤退する場合のルール作りが必要です。
10時間越えの山行!お気楽山スキーをリクエストされたはずなので、私にとっても最長行動時間となった山スキーになってしまいました。
途中、あまりの疲労からニセピークで止めようかと何度思ったことか。でも、ピークからの圧倒的スケール感での大戸沢、会津駒を見た時の感動は、苦労して登ったことに比例すると思いました。
山は登ってなんぼ。自称山スキーの自分としてはピークにこだわって楽しみたい。
今日も完全燃焼でした。付き合ってくれた皆様ありがとうございました。また、あまりハードでない山行に行きましょ!
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