45年越、念願の岩手山は初雪?
- GPS
- 05:50
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 1,411m
- 下り
- 1,395m
コースタイム
馬返し駐車場6:10-8:35八合目避難小屋8:45-9:00不動平-9:25岩手山(薬師岳)
岩手山9:35-9:55八合目避難小屋10:10-12:00馬返し駐車場
馬返し駐車場12:15-12:55盛岡駅-17:10自宅着
天候 | 晴時々曇 (頂上付近は曇、風強) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
・ナビで設定する場合には、「柳沢小学校」で選び、最後に右折せずに直進するのがヒット率が高そうである。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・駐車場から2,3分の鬼又清水の先に登山届けと下山届け箱有り。(登山届けのみ用紙有り) ・駐車場のトイレより、鬼又清水のふれあいのトイレの方がよさそう。 <登山道> ・特段の危険箇所は無し。 ・積雪の状況にも依るが、個人的には登りも下りも旧道の方がお薦め。(新道の方が風や、日当たりから守ってくれるが、階段状の所で、ドカンドカンと飛び降りる様な箇所が多い) ・九合目からは、積雪が有る場合には左のルートが良いと思われる。登山道の端を歩けば風で積雪は少なく、距離も非常に短い。(雪の無い時は、火山礫でズルズル滑り、登りには向かない) |
写真
感想
東北支援クーポンによる2日目。今日は1965年に初めて盛岡に来て以来、いつかは登りたいと思っていた岩手山。
・ホテルから、馬返し迄順調。夜は一段と冷え込むとの昨夕のTVで、急遽レンタカー会社に依頼し、スタッドレスを履いた車に交換してもらったが、その心配は杞憂だった。
・途中モルゲンロートに輝く岩手山が見えたので、岩手牧場の入口で写真を撮らせてもらう。
・広い馬返し駐車場には、既に15台強の車があり、東京や千葉方面も居る。
・見上げる山頂付近は、雲の中だが下は薄日も差し、昨日よりは天気が良さそうだ。
・期待に胸をふくらませて出発。駐車場から3分程で鬼又清水に着く。立派なふれあいトイレがある。
・此処にも駐車場より立派な”登山口”の表示があり、登山届け箱が設置されている。9/30に岩手山で遭難した若者が、未だ発見されていないとの昨夜のTVを思い出しながら、立派な厚紙の用紙に、登山届けを記入して投函する。
・静かな登山道を歩き始めると、直ぐに新旧道の分かれ表示がある。ガイドブックより、随分早いなーと思ったが、取り敢えず登りは”旧道”と決めている。
・東向きに開けた登山道の西側には、ミヤマカタバミが沢山咲いていて目を楽しませてくれる。
・15分程で新道と合流してしまった。
・又20分も登ると新旧道の分岐がある。下りに新道を選択して判ったのだが、新旧道は4カ所で分かれており、各々新道側からは旧道側への連絡道の表示が出ている。
・2.5合目の分岐を過ぎると直ぐに見晴らしの良い旧道になる。(ガイドブックの旧道は此処を指している。)
・昨日登った早池峰山が遠くに見える。山頂に少し笠雲が有るが、今日は天気が良さそうだ。一日ずれていればと残念。
・下の駐車場や、牧場の緑などを楽しみながら、快調に登る。
・部分的に火山礫の部分もあるが、岩若しくは大きめの石を使えばずるずる滑ることもなく、歩きやすい。
・駒鳥清水の辺りから、登山道に少し積雪が有るようになってくる。
・七合目の新旧道の合流付近から、数センチの積雪で、周囲は真っ白になり、風情がある。
・七合目からは、緩やかな道となる。
・今日はサングラスは要らないだろうと、車の中に置いてきたのが、一時悔やまれるほど日が差し、新雪に照り返す。仰ぎ見る山頂方向も青空で、上空を飛ぶ飛行機もよく見える。
・八合目の避難小屋は立派で、職人さんが3人ほど入り、冬に向けて補修作業の真っ最中であった。
・日当たりに置いてある寒暖計が0度を示しているが、寒さは感じない。しかし、火口周囲は風が強そうなので、腕まくりを降ろし、ソフトシェルを羽織る。
・御成清水を味わって出発。
・不動平直前辺りから、それまで青空だった頂上付近に、あっという間にガスがかかり、九合目から上は視界が無さそうな状況に成ってしまった。
・九合目からは、左側の直進ルートを使う。雪が溜まっているが、登山道の縁を歩くと、雪も少なく少し凍っているので、歩きやすい。
・火口壁に付いた途端、激しい風になる。
・山頂の薬師岳方向へは少し追い風なので、助かる。
・登山道の雪は少なく、少しクラフトしている。途中のお地蔵さんは、いずれも背中に大きなエビの尻尾を背負っている。
・山頂は又もや何も見えず。さっきまで期待していた青空はなく、強い風とガスだけ。
・10/1にも登ったという地元の方が一人居られ、証拠写真のシャッターを押してもらう。
・あきらめ悪く、闇雲に写真を撮りながら、少し待つが天候は回復しそうにない。これではおはち巡りも意味がないので、あきらめて下山開始。
・強い向かい風も、火口壁から下ると殆ど無くなる。
・結構登ってくる登山者が居る。
・八合目避難小屋で、少し食べたり、水を飲んだりしてゆっくり休む。
・お土産に御成清水を一杯にして出発。
・相変わらず陽が当たって気持ちが良いが、振り返る山頂付近はガスがはれない。
・下りは新道と決めていたので、七合目から全て新道を下る。
・新道側には立派な表示が有り、旧道との連絡道なども表示されている。
・旧道に比較して展望は少ないが、所々に展望が効く箇所もあるし、直ぐ右手に旧道が良く見える。
・登山道は殆ど土だが、所々に大きな段差があり、古傷が戻った右膝にはつらい。
・途中、早池峰山が未だ見えるので、綺麗に撮ろうと色々試すが、ヘイズが強く上手く行かない。
・鬼又清水で下山届けを出そうと思ったら、用紙が無かったので止めた。
・駐車場は朝から入れ替わった車も有るが、若干増えた感じがする。
・盛岡駅への途中一寸道をそれて、岩手山の写真を撮る。上部は相変わらず雲の中。
・予約列車迄5時間近くも有るので、列車変更しようとしたら、ビュープラザが売った切符は緑の窓口では取り扱いできないという。JRも融通が利かない。漸く探し当てたビュープラザの女性は、気持ちよく対応してくれた。
・お土産とビールを買って乗車。
・車中から岩手山の写真を撮ったが山頂部は相変わらず雲の中。一方早池峰山は、頂上まで出て居る。
自分の山行では、今まで余り当たったことが無い日本気象協会の登山天気予報を信用し、急遽出かけたが、案の状はずれた。一日遅らせて、4日に早池峰山、5日に岩手山にすればもう少しお天気は良かったようだが、岩手の名山2つに登頂出来たので、先ずは満足な山行であった。
・本日の走行距離;43km(盛岡駅-馬返し-盛岡駅)
・本日の歩数 ;28,600歩
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