三上山〜女山〜妙光寺山〜田中山〜城山〜立石山〜鏡山
- GPS
- 09:43
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 1,367m
- 下り
- 1,329m
コースタイム
- 山行
- 8:28
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 9:44
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■三上山 標識は充実しており、道間違いなどの心配はほぼなさそう。 岩場もありますが、難易度は高くなく、特に危険な箇所はないでしょう。 下山に使ったルートは一般向けと健脚向けに分かれています。 『健脚向けは崩落のため一般向けに迂回を』との趣旨の掲示がされていますが、健脚向けを歩いている人が多いようだし、特に危険な箇所は見受けられず。 裏登山道の途中から急坂を進むルートに関しては、個人的には下りでは使いたくないかなという感じでした。 ■北尾根縦走路〜希望が丘文化公園 三上山の山腹を周回するルートの途中から北尾根縦走路へ。 アップダウンのある尾根道で、所々に岩っぽい箇所があり、ザレた道が続くので滑らないように注意しつつ進みます。 妙光寺山から下山後、少し舗装路歩きを経て、旗振山や田中山への登山口へ。 どこから取り付くかがはっきりと分からず、写真で示したような進み方をしていますが、墓地の出入口と思われる白いゲートを通るのが正しいようです。 こちらの道も同様の傾向で、田中山からの下りにはロープ場もあります。 田中山の南の小ピーク辺りで縦走路から逸れ、下り切ると舗装路に出合い、走行する車に注意して道路を横断し、希望が丘文化公園へ至ります。 ■希望が丘文化公園〜鏡山 公園内を歩き、林道のような道を経て、山道へ入ります。 緩やかな谷を進んだ後に少し登ると尾根に乗り、ここからはアップダウンのある尾根道となり、標識も充実しています。 城山からの下りは急斜面の岩場となっており、頑丈そうなロープも設置されています。 危険とまでは感じなかったけど、注意して進みたいですね。 アップダウンを何度も繰り返し、鏡山の山頂に至ります。 鏡山からの下山ルートは丁寧に整備された道となっていますが、途中から一般のルートを外れて、地形図にある尾根道を進んでいます。 一般の登山道に出合い、少し下ると沢沿いの道となり、そのまま進むとアウトレットパークへ至ります。 |
その他周辺情報 | トイレ - 御上神社の鳥居の手前 |
写真
感想
ポンポン山へ福寿草を観察しに行くのも候補でしたが、今年は京都の山ばかり歩いて来ていたので、ちょっと一休みで、他の地域へ。
前回の峰床山で雪山はお腹いっぱい気味になったような気がしたし、気温の上昇で雪の状態も良くなさそうと考え、今回は雪のない山を歩きます。
どこにしようかと考えた結果、姿を見ながらもまだ登っていない三上山に決定。
近江富士として知られ、均整な山容は遠くからでも一目で分かり、実際に歩くとどんな感じなんだろうとおぼろげに思っていました。
周囲の山を繋げると歩き応えもありそうなので、三角点のある鏡山までのルートを組み立ててみました。
以下、いつも通りに長文です。
野洲駅からスタートし、三上山をご神体としている御上神社にまずはお詣りし、登山口へ。
登り始めは階段が多く、表道と裏道の分岐からすぐの妙見堂跡を経て登って行くと、割岩に到着です。
『肥満度確認可能』と書かれており、ならばと確認に向かいます。
思っていたよりも割れ目は狭く、ザックを苦労して肩から下ろし、服をスリスリさせながら何とか通過。
隠れ肥満だったのかという結果かな?
その後も岩っぽい所を登って行きますが、思っていたほどには難易度は高くなく、展望も良好だし、良い山だなという感じ。
その先にある展望台からは登山道の途中から見えていたのとは違う方角が見えており、ここで少し休憩。
そこからすぐに三上山山頂に到着です。
あっけないぐらいで、これでは物足りないし、予定通りに山腹を周回するルートに乗って、裏登山道も歩いてみる事にします。
下山で通ったルートは一般向けと健脚向けに分かれており、『健脚向けは崩落箇所があるため、一般向けに迂回を』との趣旨の掲示があるのだけど、常連さんっぽい人達が普通に健脚向けルートに進んでいたので、そちらへ。
やや急な斜面ではあるけど、特に危険な感じでもなく、問題なく進み、山腹を周回するルートへ。
北尾根縦走路への分岐を確認し、その先の妙見堂跡を通過して、裏登山道の登山口に到着。
ヒノキ林を進むと尾根に乗り、右折して進むと、女山山頂に到着。
引き返して来て、岩っぽい道を登って行くと分岐があり、急坂の方に進路を取ります。
姥の懐と呼ばれている岩穴をチェックし、引き続き急な道を進むと裏登山道にすぐに合流し、程なくして三上山山頂に到着、パン休憩にします。
今度の下山は一般向けのルートを通る事にしますが、横移動が加わるのと階段がしっかり丁寧に整備されているのが違うぐらいで、こちらもそれなりに気を使う下り道かなという感じ。
周回ルートに乗り、その先の分岐にて北尾根縦走路へ進みます。
尾根道は砂地で滑りやすく、低木が多いせいか見晴らしが良く、これから歩く前方の展望が開ける事が多く、振り返ると三上山の均整の取れた姿が見えています。
小さなアップダウンを繰り返し、所々にある岩っぽい辺りを通過して行きます。
前方の山も同様の山容を見せており、標高が低いながらも楽しく歩く事ができます。
何度も振り返って三上山の雄姿を眺めて進み、東光寺不動山を経て、妙光寺山山頂に到着。
この辺りは縦走路とは地質が違うようで、植生も異なっています。
きれいな姿を留めた磨崖仏を見て、のんびりと下って登山口に到着。
ここからは少し舗装路を歩きます。
旗振山や田中山への登山口への進み方がはっきりと分からず、ちょっと後味の悪い進入となり、次の機会があれば正しく進むようにしたいですね。
登って行くと岩っぽい箇所があり、そこからの見晴らしはまずまず。
鉄塔を通過し、旗振山を経て、すぐに田中山山頂に到着。
ここで昼食にします。
誰も来ないだろうと思っていたら、カップ麺の出来上がり待ちの最中に逆方向から登って来られた方があり、ちょっと焦りつつご挨拶。
ザレた道にはロープが垂らされており、滑らないように気を付けて下ります。
途中で今年初のアセビの花を見かけて、尾根を下り切ると舗装路に出合い、車の往来に注意して横断、左へ進むと希望が丘文化公園です。
広々とした場所で、所々に人が見えており、近くでは小さな子供を連れた家族が楽しそうに過ごしています。
公園内を抜けて進み、少し先から山道へ。
緩やかな谷を歩き、尾根に乗って進んでいると岩っぽい地形となり、地面が所々でポヨンポヨンと弾むような感じで、何だか不思議に思いつつ進みます。
傾斜が緩んだ辺りでも同様の箇所があり、これは何なんでしょうね?
この尾根の最初の標高点のP286に到着、城山という山名のようです。
下り始めは急な岩場で頑丈そうなロープが設置されており、慎重に下ります。
三上山の北尾根に比べると地味な道が続き、何度も登っては下りというのを繰り返し、心身共にじわじわと疲れて来ます。
タムシバ山に寄り道し、P282の立石山を通過。
なかなか鏡山に辿り着かずに焦れていると、人の声が聞こえて来ます。
もう少しかなと思って歩いていると、山頂目前まで登り着き、まずは涼み岩の方へ。
さっきの声の主の先着者さんがおられ、こちらに気を使ってくれたのか、場所を空けて下さり、そこからの展望を楽しみます。
霞んではいるけど、それはそれで良い雰囲気です。
すぐそこの鏡山山頂に向かい、この日の最後のピークに到着です。
長かった。
下山はまずは一般のルートを進み、途中で地形図にある尾根道へ進んでみます。
ヤマレコMAPにも足跡があり、前半は問題なく下って行きます。
尾根分岐がいくつかあるので、踏まれた形跡が多そうかなという気がする方向へ進むようにし、微妙そうな所ではタブレットで確認。
終盤は幼木が多くなって少し通りにくくなるものの、大きな支障とはならず、下り切って一般のルートに合流です。
小さなダム湖らしき池は干からびて水量は少なく、そこを経て進むと沢沿いの道となります。
道なりに進んで行くと舗装路に出合い、その先にあるアウトレットパーク内のバス停にてゴールとしました。
山と高原地図に掲載されていない山域を単独で歩くのは初めてのはずで、所々の岩場の難易度がどの程度なのか不安もあったりして、少し心配しつつの山行でしたが、特に危険な箇所もなく、きちんと普段通りに注意して進めば問題なしでした。
北尾根の縦走ルートは楽しい尾根歩きができ、三上山よりも印象に残るものがありました。
実際に登った後に、この縦走ルートから眺める三上山はさらに美しく感じられ、近江富士の名にふさわしい山容だなと改めて思いました。
後半はアップダウンの繰り返しが延々と続くように感じられ、精神的にも疲れるものがありました。
サイト上では累積標高は1000m余りですが、タブレットのヤマレコMAP上では2000mを越えており、地形図での印象よりもハードな山行だったかなという感じ。
地形図で鏡山の辺りを見ていると、山腹から裾野にかけては色々と探索できそうな地形が広がっていそうという印象なので、また改めて歩いてみる機会を持ってみたいですね。
いつもながらロングウォークですね。私は田中山の登りで疲れてしまい(同様に、登り口がわかりにくくて、墓地を通り過ぎてから戻ってきました)、北尾根縦走路を南に戻る途中でギブアップしてしまいました。この後、鏡山に抜ける道があるんだろうなと思っていたのですが。お疲れ様でした。
今回は山と高原地図の掲載区域外なのに加え、下調べをあまりしないままだったので、時間が読みづらく、鏡山ぐらいまでなら何とかなるだろうとの事で予定を組み立てました。
欲張り過ぎない程度に色々と歩いておきたいので、どうしても少し長めになってしまいますね。
ただ、足への負担を考慮して、今年は短めの山行を心掛けるようにしているので、20km少々ぐらいが良さそうかなという感じ。
岩場がどれぐらいの難易度なのかが心配だったのだけど、そちらはそれほどでもなく、ザレた道のアップダウンが堪える山行という感じでしょうか。
日射しが強い季節に歩くのは大変そう。
persさんは5月の後半に歩いておられるようなので、縦走路の直射日光でダメージを食らったんじゃないでしょうか。
楽しい尾根歩きができたし、他にもルートがあるようなので、鏡山辺りまでを含めてまた歩いてみたいと思っています。
三上山、まだお邪魔したことがないのですが、妙光寺山の磨崖仏も気になっていましたし、鏡山も歩いてみたかったので、是非参考にさせて頂きます! 素敵なレポートありがとうございます。
三上山は近江富士として広く存在を知られているけど、実際に歩いた事がある人は意外と少ないのかも知れませんね。
実際に歩いてみると、三上山だけでなく、連なっている山にも魅力があり、楽しい時間を過ごす事ができました。
付近の一帯はまだ色々と探り甲斐がありそうなので、また時機を見つつ歩いてみたいなと思っています。
春本番となり、花を眺めながらだったり、新緑の中を歩くのは気持ち良さそうなので、暑い季節を迎える前に歩くのが良さそうかな。
petit-princeさんも楽しんで来て下さいね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する