金勝アルプス - 鶏冠山〜天狗岩〜白石峰〜竜王山〜金勝山三角点
- GPS
- 09:11
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 1,141m
- 下り
- 1,134m
コースタイム
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 9:12
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帝産バス - 上桐生〜草津駅東口 430円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道全般 標識は豊富にあり、道迷いの心配はないだろうし、道間違いも少なそう。 バス停近くの駐車場のトイレにハイキングマップが用意されているので、それを利用すると良いでしょう。 馬頭観音堂の駐車場にも置いてあったはず。 花崗岩が多く見られる山域で、登山道は全般的にザレた箇所があり、特に下りでは滑らないように注意して歩きたいですね。 所々に急斜面の岩場があるので、こちらも下りでは注意しておきたいですね。 登山道は整備がされていますが、経年劣化で障害物化しているような所もあり、足下への配慮をしっかりとしておきましょう。 ■天狗岩 花崗岩の岩場で滑りやすい箇所があると思われ、注意して移動したいですね。 矢印で進行方向が示されており、それに従うのが無難そうですが、「え、そっち?」という感じがなきにしもあらず。 鎖が設置されていたり、橋が渡されており、安全を確保できるように整備されていますが、危険かなと感じたら無理して先へ進むのは止めておくべきでしょう。 進むのは問題がなくても、戻って来るのは困難という事態になる可能性があるように感じました。 ■金勝山三角点 馬頭観音堂の駐車場から舗装路を歩き、写真57の地点から取り付いています。 尾根の踏み跡は薄く、途中で左からのややはっきりした踏み跡と出合います。 別ルートが存在するのかも知れません。 その後は少しはっきりとした踏み跡になったような気もするけど、あまり覚えていません。 尾根分岐もあり、それなりに注意が必要ですが、三角点までの距離は長くないので、間違えても戻って進み直せば良いかと。 三角点のあるピークは特に展望もなく、無理して訪れるほどではなさそう。 隣接地域の『山と高原地図』の広域地図では、このピークを金勝山としているようです。 少し調べてみると、金勝山の定義は定まっていないようで、『竜王山』、『一帯の山域』、『金勝寺の北の標高610m超のピーク』、『P566.7三角点』などとなっています。 ■馬頭観音堂駐車場の少し西から南下するルート ハイキングマップには載っていないルートです。 写真61の地点から強引に降下していますが、もう少し西に正しい分岐があると思われます。 少し下った辺りではっきりとした踏み跡に出合い、その先で紫色の目印が見られるようになり、これを辿って進んでいます。 地形図にもあるルートですが、目印は尾根を巻いて進んでいる箇所があり、危険性のある岩場を避けているものと思われます。 踏み跡は薄めで、目印がなければ、このような進み方は無理だろうなという印象です。 目印は短い間隔で付けられており、ややこしい進み方をするものの、危険な箇所はなさそう。 どういうコース取りをするか、考えさせられる所があり、歩いてみて良かったと思います。 |
その他周辺情報 | トイレ - バス停近くの駐車場、馬頭観音堂駐車場、桐生キャンプ場 |
写真
感想
ご当地富士に続いて、今回はご当地アルプスという事で、近江富士から程近い金勝アルプスへ向かいます。
色々な方のレコで見ていたものの、岩場への苦手意識から先延ばしにしていたのだけど、行ってみない事にはどれぐらいの難易度なのかも分からないので、ちょっと重い気分で当日を迎えました。
以下、いつも通りに長文です。
帝産バスにて上桐生バス停に到着、ここからスタートします。
少し先の駐車場のトイレに置かれているハイキングマップをもらって、舗装林道を進んで行きます。
まだ人は全く目に入らず、静かです。
少し歩いて行き、小さな沢を渡渉し、ここからは沢沿いの道になります。
分岐にて鶏冠山方面へ進み、引き続き沢沿いを歩いて行くと小滝があり、ここで谷を離れて登って行きます。
道脇にイワカガミの群生が見られるようになり、急斜面の岩場などを経て進むと、小ピークに着きます。
子鶏冠山とのプレートがあり、栗東トレーニングセンターが眼下に見えており、その先には前回の山行で歩いた三上山がきれいな山容を見せています。
さらにもう少し歩くと、鶏冠山山頂に到着です。
子鶏冠山ほどの展望はなく、先を急ぎます。
ゆったりと下って行った後、傾斜が増すと滑ったり転んだりしやすそうな道となり、慎重に下ります。
下り切ると、鞍部は分岐になっています。
どちらへ進むか迷ったけど、人の少ないうちに天狗岩へ向かう事にします。
ザレた道を登って行くと天狗岩が見えて来て、色々な形をした岩が組み合わさったようなピークはインパクトがあります。
登山道やその付近にも大きな岩が見られるようになり、問題なさそうな岩に取り付いてみたりしますが、やはりちょっと怖い。
でも、展望は素晴らしく、霞み気味ながらも遠くまで見えており、普段とは違う景色がとても新鮮です。
楽しく進んで行き、一旦、下って行くと、この日の最初の登山者の2人組に出会いました。
岩っぽい道を登って行くと、天狗岩の直下に到着。
覚悟を決めて岩に取り付き、示されている矢印を意識しながら進んで行きます。
微妙に苦労しながら最初の鎖場を通過し、少し先からは空身で進みます。
いや、そんなには進んでいないのだけど。
進んだのは良いけど、戻るのが大変になりそうな気がしたし、どうにも落ち着かないので、程々の所で絶景を堪能し、写真を撮影。
案の定、戻るのに少し苦労し、何とか工夫して危険の発生しにくい体勢でクリア。
安全そうな場所にてパン休憩にします。
結局、自分の高所恐怖症の度合いを確認しただけのような気がするけど、ここだけの絶景を見られたし、良しとしましょう。
最も懸案だった箇所を終え、ホッとした気分で先へ向かいます。
振り返ると天狗岩が派手な姿を見せており、登山道には引き続き色々な岩が現れます。
白石峰の手前辺りからはうっすらと積雪が見られ、竜王山山頂が近くなって来ると周囲は笹が多くなり、風景が一変します。
竜王山山頂に到着し、少し休んで、先へ。
歩いて行くと唐突に舗装路に出合い、ここは馬頭観音堂の駐車場のようです。
ここは展望所にもなっており、素晴らしい風景ですが、霞んでいて比良山系はうっすらと見えるぐらい。
トイレもあります。
せっかくなので馬頭観音堂に寄り、その後は舗装路を歩いて三角点へ向かいます。
ここかなという地点から取り付き、尾根を進んで行きますが、踏み跡は薄めなので、尾根分岐では進行方向に注意して正しい方へ。
左からの踏み跡に出合ったりしながらも歩いて行くと、P566.7三角点に到着です。
点名は『金勝山』との事。
山名板などは見られず、少しの滞在で引き返し、歩いて来た舗装路を戻ります。
馬頭観音堂の駐車場に到着し、ここで昼食にします。
心なしか、さっきよりも展望が良くなっており、まだ白い蓬莱山から打見山への流れなどをのんびりと眺めやります。
山道に戻り、写真61の地点から地形図にあるルートに進みますが、正しい降下地点ではなかったようで、まずまずの急斜面を強引に下って行くと、はっきりとした踏み跡に出合いました。
トラバース道を進み、尾根に乗った辺りから紫色の目印が短い間隔で設置されており、これを辿って行きます。
尾根を巻いて進む箇所があり、所々でややこしい進み方をしていて、踏み跡が薄い事もあり、目印なしだとこんなコース取りはできないだろうと思いながら目印を追って進みます。
尾根に復帰すると大きな岩が見られ、危険な岩の辺りを避けるべくルートを設定しているのかなという感じ。
雰囲気の良い沢沿いを経て、はっきりとした道に合流。
狛坂磨崖仏へ向かいたいので、その先の分岐で白石峰方面へ。
白石峰に到着し、せっかく登ったのにすぐに来た道を少し戻り、分岐にて右折し下って行きます。
このルートにも所々に巨岩があり、良好な展望が得られる所もあります。
岩っぽい道を下って行くと、右側に石垣や石仏があり、ここが寺院跡のようです。
左に目を向けると、磨崖仏があり、結構な迫力です。
辺りは平坦地となっていて、少し下った位置からは水が湧き出しており、建立に適した場所だったという事でしょうか。
やや歩きにくい道を下って行き、出合から南谷林道へ進みます。
分岐にて、水晶谷線へ。
難易度が少し高めのルートかと思っていたけど、別にそんな事はなく、やや肩透かしかなと思いつつ標高を上げて行くと、再び奇岩が多く見られるようになり、巨岩が青空に映えて美しい。
ゴリラ岩に到着、ここからも好展望です。
ここは分岐になっており、尾根伝いに下って行きます。
その先の分岐で引き続き尾根ルートを進むか、谷ルートへ向かうかで悩みますが、せっかくの青空なので、そのまま尾根ルートを下ります。
単調な道が続き、そろそろ疲れて来たかなという頃に舗装路に出合い、タブレットで確認しつつ歩いて行き、桐生キャンプ場のエリア内に到着。
トイレもあります。
たまみずきの道という散策路を歩いて行くと、朝にも通った分岐に到着。
まだ時間はあると判断し、落ヶ滝へ向かいます。
意外と遠いなと思いながら歩いていると、下山されて来る方々とすれ違い、やはり人気のある山域なのかなという感じ。
落ヶ滝に到着、想像していたぐらいの高さで、立派な滝です。
ただ、滝の下半分が影になっていて、うまく撮影できなかったようです。
長居する余裕はないので引き返して行き、駐車場を経て上桐生バス停に到着、この日も無事にゴールです?
どんな感じなのかと想像だけが膨らんでいた金勝アルプス。
苦手意識のある岩場が心配でしたが、怖そうな辺りまで進まなければ問題はなく、特徴のある風景を楽しみ、素晴らしい展望を堪能できました。
人気があるのも納得という感じ。
イワカガミをたくさん見かけたので、今年は無理かも知れないけど、咲いている時期にまた歩いてみたいですね。
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