明星山 P6南壁 左岩稜
コースタイム
1300登攀終了
1545下山
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
落石注意 南西下降路はルーファイ必須 沢登り経験、藪こぎ等アプローチ至近のわりに 登山の総合力が問われる |
写真
感想
秋晴れの三連休は2日を使って
中級アルパインクライマーの登竜門と呼ばれる明星山でクライミング。
しかもCLでルート経験者なしという、色々試される山行になった。
初見の岩場でアプローチ、登攀、デプローチをこなさなければならないため
事前の情報収集は入念に行った。
前日夜に明星山入り。
朝4時半起床、前日から入っているパーティーと合流して、6時過ぎに小滝川下に降りる。
渡渉をして、左岩稜取り付に。
先行は2パーティー、74歳と60歳のパーティーと、前日フリースピリッツを登った大阪の2人組、後続なし。
奇数ピッチを担当。
1ピッチ目、茶色い階段上フェースを登り、草付をかき分けて、垂壁2Mぐらい登って取り付に。
先行の動きが見れたので、簡単だった。支点は下からは見えないが意外とある。
2ピッチ目、凹角を3手ほどから右から回り込んでバンドにでる。他のパーティーは凹角から直上していたが
ハーケンを打ったり、厳しそう。
3ピッチ目、アブミ、トラバース後、滑り台上のバンドに乗りあがり、前傾フェースを直上。
さらに5Mほど上に立派な懸垂支点があるのでそこまで行くほうがいいと思うが(フリーでは結構厳しいセクション)
先行が手前で切ってしまったので、手前で。人工はピンも近く、リングボルトではないハンガーなのでそこそこ簡単。
ここで先行パーティーと離れてしまい、影も踏めなくなってしまった。
4ピッチ目、フェース。フリーで行くとおそらく核心。今回は安全第一だったのでフォロー即A0で登る。
5ピッチ目、簡単フェース
6ピッチ目、高度間のあるトラバースから直上。
7〜9ピッチ目、コンテでも行けるが念のためロープをだす。
10ピッチ目、大岩奥の左カンテを乗り越して終了
下降は懸垂せずに踏み跡をたどって降りるのだが、事前にもらったトポを参照して何とかオンサイトで下山できた。
降りてみて思ったが、かなりきわどい(滑落→遭難)藪漕ぎの連発で、自分でもよく迷わずに降りれたなと思う。
基本的にしつこくトラバース。下って切れ落ちていたり、白い岩盤が見えたら間違い。トラバースしてかなり顕著な沢というかルンゼに当ったら下降。
目安は松の木の尾根と、白いガラ場(5M幅ぐらい?)
しかし沢の厳しめな高巻き経験があれば問題ないレベル。
同じ会の仲間は2パーティーでフリースピリッツを登ったが、残業になった。
帰ってきてから話を聞くとうらやましくなったので、来年は修行して、フリースピリッツを狙おうと思う。
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