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Yamareco

記録ID: 141120
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

蝶ヶ岳 ‥槍穂高展望台でまったりと

2011年10月08日(土) ~ 2011年10月10日(月)
 - 拍手
kei737 その他1人
GPS
56:00
距離
26.5km
登り
1,342m
下り
1,331m

コースタイム

10月8日(土)
11:45上高地バスターミナル〜12:45明神散策13:40〜14:40徳沢(テン泊)

10月9日(日)
4:15徳沢〜7:45長塀山〜8:30妖精の池〜8:45蝶ヶ岳10:05〜10:15瞑想の丘〜11:00横尾分岐〜11:20蝶槍11:45〜12:05横尾分岐〜14:00槍見台〜14:30横尾〜15:10新村橋〜15:25徳沢(テン泊)

10月10日(月)
6:15徳沢〜7:00明神7:10〜8:00河童橋〜8:30上高地バスターミナル
天候 10/8 快晴
10/9 快晴
10/10 晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
【平湯】
あかんだな駐車場 1日500円
シャトルバスで上高地バスターミナルまで、往復2,000円/人
コース状況/
危険箇所等
【徳沢〜長塀山〜蝶ヶ岳〜横尾】
コースはほとんどが樹林帯の中で、蝶ヶ岳の山頂稜線付近以外は展望はよくありません。
特に危険箇所はなく、よく歩かれており、迷うこともないでしょう。
ルートに水場はありません。

【徳沢キャンプ場】
幕営料 500円/人 徳澤園にて申込み
水場、トイレ、食堂、ビール自販機等有
風呂は徳沢ロッジにて利用可 400円

【下山後の温泉】
あかんだな駐車場すぐ 平湯温泉「神の湯」 500円/人
平湯温泉旅館協同組合のHP http://hirayuonsen.or.jp/
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
満車のあかんだな駐車場からシャトルバスで上高地入りします
満車のあかんだな駐車場からシャトルバスで上高地入りします
上高地バスターミナルから穂高連峰
上高地バスターミナルから穂高連峰
一路、徳沢へ
清流「梓川」と穂高連峰
清流「梓川」と穂高連峰
水は清らかで
森は深い‥
自然の美しさを満喫しながら歩を進め
森は深い‥
自然の美しさを満喫しながら歩を進め
明神橋を渡り明神池散策に向かいます
明神橋を渡り明神池散策に向かいます
日本庭園の趣きを醸し出す「二の池」
日本庭園の趣きを醸し出す「二の池」
明神を後に徳沢へ向かう途中、徳本峠への分岐
明神を後に徳沢へ向かう途中、徳本峠への分岐
ほどなく徳沢に到着
すでにテントの花が満開
ほどなく徳沢に到着
すでにテントの花が満開
今日のお宿
しかし、同じテントが多くて迷いそうですねぇ
今日のお宿
しかし、同じテントが多くて迷いそうですねぇ
長塀山経由蝶ヶ岳への登山口
(徳澤園横)
長塀山経由蝶ヶ岳への登山口
(徳澤園横)
明朝4時、ヘッデンを頼りに出発
樹林帯の急登を登って行きます
明朝4時、ヘッデンを頼りに出発
樹林帯の急登を登って行きます
ゴゼンタチバナの実
花は葉が6枚になったものに咲くそうです←受け売り
でも、納得
1
ゴゼンタチバナの実
花は葉が6枚になったものに咲くそうです←受け売り
でも、納得
待望の朝日!
ときどき、こんな階段も出てきます
ときどき、こんな階段も出てきます
長塀山頂下の池は薄氷が張って冷え込みを感じさせます
長塀山頂下の池は薄氷が張って冷え込みを感じさせます
葉っぱも真っ白
徳沢から4.4km
長塀山(ながかべやま)の頂と三角点
ごらんのとおり展望はありません
蝶まであと1.8km
徳沢から4.4km
長塀山(ながかべやま)の頂と三角点
ごらんのとおり展望はありません
蝶まであと1.8km
南東方面の展望が開けたところから富士山が見えました
南東方面の展望が開けたところから富士山が見えました
南アルプス方面
妖精の池
再訪ですが記憶のイメージとかけ離れてました
妖精の池
再訪ですが記憶のイメージとかけ離れてました
霜柱がキラキラと
霜柱がキラキラと
も少しで蝶ヶ岳山頂
水のない蝶ヶ池あたりから
も少しで蝶ヶ岳山頂
水のない蝶ヶ池あたりから
蝶ヶ岳山頂より常念岳を望む
蝶ヶ岳山頂より常念岳を望む
蝶ヶ岳 2677m
山頂の標識
蝶ヶ岳 2677m
山頂の標識
蝶ヶ岳ヒュッテとテン場
バックは槍から常念、遠くにはいつの日か行ってみたい水晶も
蝶ヶ岳ヒュッテとテン場
バックは槍から常念、遠くにはいつの日か行ってみたい水晶も
山頂を後に…
方位板と避雷針のある「瞑想の丘」
方位板と避雷針のある「瞑想の丘」
いつまで見ても見飽きることはありません
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いつまで見ても見飽きることはありません
楽しい稜線散歩
ゆっくり、ゆっくり
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楽しい稜線散歩
ゆっくり、ゆっくり
やさしい蝶ヶ岳の稜線を常念へと続く道
やさしい蝶ヶ岳の稜線を常念へと続く道
大キレットも指呼の間に
大キレットも指呼の間に
大パノラマです
横尾へ下る分岐
槍沢
深いです
蝶槍と常念岳
なかなか立派に見えます
蝶槍と常念岳
なかなか立派に見えます
蝶槍も入れてみました
蝶槍も入れてみました
ここから横尾へ一気?に下ります
ここから横尾へ一気?に下ります
梓川下流方面をチラッ
梓川下流方面をチラッ
下りもすぐに樹林帯の中へ
下りもすぐに樹林帯の中へ
何だろう?
赤い実はよく目につきます
何だろう?
赤い実はよく目につきます
深い森の中で苔の緑が美しい
深い森の中で苔の緑が美しい
ズンズン下って、槍見台
ここで槍も見納めです
横尾まであと少し
ズンズン下って、槍見台
ここで槍も見納めです
横尾まであと少し
槍見台より
横尾に到着
蝶ヶ岳より3.4Kmの行程でした
横尾に到着
蝶ヶ岳より3.4Kmの行程でした
横尾のテン場もいっぱい
横尾のテン場もいっぱい
立ち止まって景色を眺めていると冷えてきます
意外と気温が低い
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立ち止まって景色を眺めていると冷えてきます
意外と気温が低い
ザクザク歩いていきます
ザクザク歩いていきます
新村橋(パノラマ分岐)
今回は、眺めただけで渡りません
新村橋(パノラマ分岐)
今回は、眺めただけで渡りません
徳沢に戻ってきました
ささ、風呂行こっ!
徳沢に戻ってきました
ささ、風呂行こっ!
昨日より増えているような…
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昨日より増えているような…
テントの上の枝にはこんな実が
マユミという木かな?
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テントの上の枝にはこんな実が
マユミという木かな?
最終日、徳澤を後にして
明神、前穂の峰々に朝日が当たりはじめました
最終日、徳澤を後にして
明神、前穂の峰々に朝日が当たりはじめました
紅葉にはいまひとつですが秋を感じながら。。
紅葉にはいまひとつですが秋を感じながら。。
徳沢から標高差1200mの蝶ヶ岳の山塊
遠く常念岳
徳沢から標高差1200mの蝶ヶ岳の山塊
遠く常念岳
秋空に凛と聳える明神岳
秋空に凛と聳える明神岳
明神で多くのカメラマンのモデルになっていた赤い実
さて何の実でしょう?
明神で多くのカメラマンのモデルになっていた赤い実
さて何の実でしょう?
西穂高の岩稜を遠望
西穂高の岩稜を遠望
小梨平の散策も終盤です
小梨平の散策も終盤です
猿が見送りに出てました
違うか?
バスターミナル近くにて
猿が見送りに出てました
違うか?
バスターミナル近くにて
下山後に立ち寄った、平湯温泉「神の湯」
下山後に立ち寄った、平湯温泉「神の湯」
お湯も景色も最高の、まさに秘湯でした
お湯も景色も最高の、まさに秘湯でした

感想

今年最後の日本アルプス山行ということで、どこに行こうか迷いに迷った挙句、どうも今年の涸沢の紅葉は期待できそうにないから、蝶ヶ岳から槍穂連峰の眺めを楽しみに行くことにする。そうすると天気がいいことが絶対条件なのだが、予報では連休はしっかりと晴れマーク。徳沢をベースキャンプに蝶ヶ岳まで今流行のウルトラライトハイキングで行こう。徳沢から長塀山を経て蝶ヶ岳まで、さらに常念岳へのコースはもう30年近く前に辿ったことがあるが、重い装備を担いで長塀山の長い登りに辟易した記憶がよみがえってくる。その時は蝶ヶ岳の山頂についてもガスが晴れず、常念小屋を経つ最終日の朝方やっと槍穂方面の展望が得られ、初めて穂高岳の険しくも美しい岩峰を目の当たりにしていたく感動した記憶がある。ただ、30年も経つと記憶は写真の中の風景に置き換えられてしまい、果たして目の前のにどんな感じで広がっていたのかもう一度確かめてみたかった。

実は、上高地入りするまでは徳沢から奥又白池への往復というルートも捨てきれないでいたのだが、徳沢に向かう途中立ち寄った山のひだやのご主人に紅葉の具合をたずねたところ、やはり今年の紅葉はダメみたいということと、天候が安定しており景色がかなり期待できそうなので蝶ヶ岳に決める。

初日、明神池辺りを散策したあと徳沢まで歩を進める。すでにキャンプ場はテントの花盛りであったが、平らで水はけも良さそうなところに設営したのち徳沢ロッジの風呂に行く。ロッジの黒板に、今朝の気温はマイナス3℃と書いてあったが、その後、夕食のために汲みに行った水も手を切るように冷たく、既に下界とは違うことを思い知らされる。徳沢は牧草地のテン場でロケーションはいいのだが、これだけの数のテントが張られるとマナーを心得ない人もちらほらいるのは世の常か。日暮れとともにシュラフに潜り込むも、すぐ近くのテントから外人さんの話し声が絶えることなく、9時半を回って漸く静寂が訪れた。

明朝、4時過ぎに出発。ヘッデンを頼りに徳澤園横の登山口から長塀山の尾根に取り付く。気温はやはりマイナスだろうか?吐く息は白いが、キリッとした空気は急坂を登る身には心地よい。淡々と高度を稼いでいくうち、空が白み始め、樹間の向こうにモルゲンロートに輝いてるであろう穂高の峰がチラチラと見え隠れするのたが、全貌は全くつかめない。徳沢を出発して3時間を過ぎたころ、下山組の方とすれ違い始め、氷の張った小さな池を過ぎるとやっと長塀山の山頂であった。ここでも展望は開けず、小休止ののち再び蝶ヶ岳をめざす。傾斜は緩くなったものの、登りがいつまで続くのかと思ったころまた池のほとりに出る。妖精の池?こんなだったかなぁ… ま、30年も前の記憶なんて当てにならないよなぁと思いつつ歩を進めると、雲ひとつない青空が開け、窪地の向こうに山頂と思しきふくらみが見えてきた。地図によると窪地は蝶ヶ池らしいが水はない。池を横断し、最後の登りにかかる。振り返ると、あら絶景かな!目の前には穂高から大キレットを経て槍に連なる岩稜が梓川から屏風のように立ち上がっており、周りは遠く富士山から八ヶ岳、南ア、御嶽山、乗鞍、焼岳、北は水晶、蝶に連なる常念岳と、抜けるような青空の下、一大パノラマである。今まで何も見えなかった分、感動もひとしお。何も変わらず、何にも動ぜず、ただ泰然とそこにある山の姿に人間の営みの小ささを思い知らされるようだ。本日まず最初の最高のロケーションを得て、ゆっくり腰を下ろして朝食タイムとする。風もなく、実に快適な時が過ぎて行く。蝶の頂を踏んだ後、左に槍穂、右に安曇野の町をを眺めながら、蝶槍に向けてなだらかな稜線をゆっくりと楽しみながら散歩した。
そんな感じで、蝶槍に到着したのはちょうど昼時であったため、ここで行動食を取りつつ大休止。いつまでも天気がいいからいつまでも眺めていたい気持ちをやっとのことで振り切り、12時過ぎに横尾へ向かって下山開始。再び樹林帯に突入して展望のない森の中を急降下していく。槍見台で槍ヶ岳に別れを告げ、ほどなく横尾山荘に到着。さらに1時間ほど梓川のほとりを辿って徳沢に戻ってきた。幸いなことにお喋りだった外人さんのテントが撤収されてたから、静かな夜が期待できると思ったのだが、甘かった。夜も更けてきて、勇気ある方が「もう遅いからおしゃべりは止めましょうよ」と2度も呼びかけてくれたにも関わらず、近くの女性とお連れの方はいつまでも喋ってたよなぁ。小屋よりはましかもしれないが不快な夜だった。

翌朝は、6時に撤収完了。徳沢をすたこらさっさと後にして、8時半発の上高地発平湯行きシャトルバスに飛び乗った。

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