唐松岳BCスキーDルンゼ登り返し😰
- GPS
- 04:28
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 976m
- 下り
- 1,394m
コースタイム
天候 | 快晴 3月にしては記録的な高温 雪質は微妙で標高が低い場所は厳しいストップスノー |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登りはシール登行でだいたい行けますが、一部急斜面は板を担ぎました。 最後の登りつめはアイゼンを装着です。 南滝手前から無名沢から八方ケルンまでの登り返しはシール登行。高い気温のため雪が沈んでツボ足は困難。 |
その他周辺情報 | 白馬周辺の温泉やお店 |
写真
感想
還暦の記念に挑戦しました。唐松岳のピークハントのあと不帰Ⅲ峰Dルンゼです。一度は滑ってみたいた思っていた目標のひとつです。
何かあったら無理せずに戻ればいいのだと思って出発しました。
今年の気温の高さは記録的で町では桜が満開🌸。奥二股から林道は雪がないということと1人登山なので小日向の湯に車をデポできないということで南滝手前から八方ケルンまで無名沢を登り返すことにしました。
心配なのは、標高差600メートルを登り返す体力と精神力とスキルです。また、登る斜面の難易度と天候も課題です。まあ、なんとかなるか、いつもトレーニングしているし、何かあったら二股方面に逃げればいいわ、と思ってチャレンジしました。
天気に恵まれてシール登行は順調でした。後半の登り返しのために丸山付近で早めの食事をしました。おにぎり4個と味噌汁で腹ごしらえです。たっぷり食べました。これが後から振り返るとよかったです。
その後順調に山頂に到着しました。不帰Ⅲ峰に向けて降りてくる人はいませんでした。少し心細いですが滑りやすい雪質で斜度的にも問題なくスムーズにドロップインしました。
気温が高いので急斜面の滑り出しは問題なく滑りましたが、斜度が緩くなり標高が低くなるとストップスノーのおかげでただ滑り降りるだけ状態になりました。ショボン
またスマホのバッテリーがピンチの状態になり、慌てて飛行機モードに変えましたが、バッテリーはなくなりました(涙)
出発の段階でバッテリーレベル90%くらいあったのでまあ大丈夫だと思ったのが間違いでした。無駄にスマホナビで確認し過ぎたのでしょう。とんでもないミスです。予備バッテリーは車の中です。
なので南滝手前から登り返しポイントでバッテリーが切れて、その場所がゴールになってしまいました。
しかしここからが大変でした。唐松岳まで1000メートル近くを登ったあと1300メートル滑り降り、そのあと600メートルの登り返しです。しかも60歳!
途中で心が折れそうになりました。シール登行がギリギリの急斜面です。雪が溶けて、沈んでツボ足は無理。シールもクトーをつけてなかったらアウトだったかもわかりません。辛くて何度も足を止めて呼吸を整えました。
目標の八方ケルンを意識せずに右足の次は左足。これを2時間繰り返せばなんとかなると何度も自分に言い聞かせて登りました。途中から風が吹き始めて飛ばされそうになりながら登りました。暴風警報なみです。15時30分頃八方ケルンに到着しました。本当に死ぬかと思いながら登りきりました。
スキー場は暴風のため兎平黒菱はオールクローズでした。誰もいないゲレンデでした。
なんとか車にたどり着いた時はマラソン大会で42キロ走り終えたあとの身体の状態でした。
そのあと自宅まで350キロの家路につきました。帰れるか心配でしたが、なんとかたどり着きました。還暦記念BCスキーにふさわしい思い出に残る素晴らしい経験になりました。
不帰Ⅲ峰Dルンゼは本当に最高でした。
しかしながらもう無名沢の登り返し😰はしないと心に決めました。
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