船形山:雪解け早め、クマさんも活動開始
- GPS
- 07:10
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,050m
- 下り
- 1,028m
コースタイム
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 7:18
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は全くない。この所の晴天でトレースは多いが、かえって選んで行かなければ。 雪の状態に応じてアイゼン、ワカンを持参したが、適度の雪質だったので、全行程ツボ足。 |
写真
感想
今年は雪が多かったはずなのだが、3月が暖かかったので、仙台では早くも3月30日にサクラ開花。山の雪はどうなっているだろうか。minkさんの船形山の記録を見たら雪が多いうちに行きたくなってしまった。31日の天気は間違いなく良いはずなので、船形の稜線上の雪が豊富な内に行ってみることにした。
今日は早朝から仙台では快晴。道路の雪も無いので、6時少し前に旗坂の駐車場に到着。駐車場はしっかり除雪され、第一、第二共に使用可能。一番乗りかと思ったら、他に車が7台程度。周囲はまだ積雪状態、30番標識の登山口から山道に入るが雪の上。最初は夏道に雪が残った所を登るが、急登になると道を外れて斜面を登る。27番標識、旗坂平までは時々雪が切れる所もあるが、その上は雪上を行く。17番の雪庇側の冬ルートは健在。少し崩れてきているが、全体的には安定しているし、雪も続いている。ここまで、朝の冷え込みで凍っている所もあるが、それ程堅くはないので、ツボ足で行く。三光の宮分岐からは雪上であるが、この所の晴天でトレースは上下に分かれ、かえって選んで行かなければいけない。ほぼ、標識と赤丸に沿って夏道に沿ったルートを選んだ。尾根下をトラバースしながら、升沢避難小屋に到着。いつもながら良い雰囲気である。
この時期なら、冬尾根がよいだろうと、升沢小屋から水場のある沢ではなく、一つ北の沢に入り、直ぐに尾根に取りつく。尾根は案外樹林が薄く、急登が始まるが、直ぐに雪に埋った潅木帯になる。急な雪面を登ると、周囲の眺望も広がり、先ず栗駒山が見える。しばらく登ると急登は一段落して緩斜面の登りとなる。船形山山頂小屋が見えるので、千畳敷や次の稜線は通らず、真っすぐに小屋へ向かう。左程急ではないが、これまで登りが続いているので結構きつい。今は小屋まで雪は続いている。小屋を経て船形山山頂に着く。
今日の眺望は期待どおりだった。白が目立つ屏風岳や熊野岳などの蔵王連峰から、次は白い帯の様に連なる朝日連峰、白さが特に目立つ月山、そして鳥海山まできれいに見える。神室連峰から栗駒山も美しい。小屋を覗いてみたが、室温は−3℃、土間は凍っていた。陽が当たる今日は外の方が暖かい。山頂は風も弱いので、外で風景を見ながら食事をした。これまでの雪の状態も適度に歩きやすいし、稜線からの眺望をもう少し楽しもうと、蛇ヶ岳を経て下ることにした。稜線上は雪が厚く続いており、歩きやすい。蛇ヶ岳からもう一度、周囲の眺望を見てから下りにかかる。蛇ヶ岳前ピーク、1390ピークの山頂付近はもう藪が出ているので、左を少し巻いて行こうとルートを決めるが、実際にはその通りの今日のトレースがあった。快適に尾根を下って旗坂〜升沢のルートに出た。後は大勢のトレースを下る。今日出会った方は、船形山方面で5人と10人のパーティー、稜線上〜蛇ヶ岳冬尾根で3人。
[🐻情報] とうとうクマを目撃してしまった。往路の瓶石沢少し手前で、走るような音が聞こえたので他の登山者かと思って、その方向を見ると、真っ黒なそれほど大きくないクマが、右手20mほどの距離を、下の沢方向に雪の上を走っていった。写真を撮る暇はなかった。動かずこっちを見ていたりすると怖いが、あっという間にいなくなってしまったので、左程不安はなかった。夏で草に覆われていると、見えないけど、居るんですよね。でも、この季節は見えてしまう。もうこの暖かさだし、活動を始めているようです。
コメント
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kyenさん、ご無沙汰しています。
ご活躍のご様子、毎回、拝見しています。
ところで、今回は、ドエライ経験をしてしまいましたねー! クマとの距離20mですか ! きっと、先方はkyenさんの接近を察知して、トラブルを迅速に回避 したんでしょうね。冬眠明けの空腹で、戦意もなかったかも。でも、東北方面はやっぱりクマさんの密度が高いようですね。
とにかく、ニアミスで済んでよかったです。
eagleさん、お久しぶりです。
この山域ではクマは居るんです。新雪期や残雪期に足跡を見たり、夏に獣臭や藪の不自然な物音など気配を感じたことはありました。人の存在を知らせて避けてもらうのが原則です。普通はそれで大丈夫と思っています。毎年事故のあるタケノコ取りは別です。クマの重要な食料ですから、競合する可能性が極めて高いので、そう言う地域には私は行きません。
今回も向こうが先に気づいて避けてくれたんでしょう。雪の上をかなりのスピードで走っていきました。真っ黒で、あまり大きくなくて、50kg位の若いクマでしょうか。びっくりする暇もなかったと言うのがホントのところです。
31日の唐松岳の記録、拝見しました。やはり天気は最高、いいですね。
kyenさん こんばんは♬
歩き易そうな雪と素晴らしい展望、レコを拝見して、やっぱりこの日は雪山だったかなあと少しばかり後悔しています。体はひとつ、欲張りは行けませんね(^▽^;)
里山を花探ししながら歩きながら、船形方面の白い頂きには、心が飛んでました。
17番近くの雪庇は、もう崩れ出しているんですね。
まだ、小屋までの直通は通れているみたいですが、いつまで歩けるんでしょうね・・
雪が少しでも、残っているうちに船形ファミリーのどこかには行きたいと思ってます。
※それにしても クマにはびっくり。怖いですねー
私が登った時には見れなかった、最高の景色、見せて頂きました。
ありがとうございました! ヽ(^。^)ノ
minkさん、こんばんは。コメント有難うございます。
minkさんの17日のレコを拝見して、早く船形山に行きたくなってしまいました。31日は本当に良い天気で、昨年のGWと同じように朝日、月山、鳥海山が最高にきれいでした。稜線上もGWの時期よりも歩きやすい状態でした。さすがに霧氷はありませんでしたが。冬尾根はあと2週間位だと思います。
クマを見たのは初めてでした。案外軽快なフットワークでアッという間に行ってしまいました。夏だったら藪の中なので判りません。船形の特に山麓は目撃情報は多いですから。
今年は花も早くて、雪か花か、何処に行こうか迷いますよね。さすがに、船形登山口のカタクリはまだでした。標高550mなんですけど、周りは雪ですし。
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