道外山行2:北アルプス・薬師岳(折立往復)

2011年09月06日(火) ~ 2011年09月08日(木)

• GPS: 34:21
• 距離: 21.8km
• 登り: 1,729m
• 下り: 1,716m

コースタイム

9/6　前夜車中泊
9/7　7:30登山口ー14:15太郎平小屋(泊)
9/8　7:00太郎平小屋ー8:55薬師岳山荘ー10:00薬師岳山頂11:00-17:30登山口

歩行距離21.8Km、所要時間(歩行)17時間、歩数45,000歩。
注:連れ合いの体調不良で、超スローテンポで登ったため、コースタイムは参考にならない。

天候

晴れ。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

登山口の折立にはキャンプ場、駐車場、トイレがある。

コース状況／危険箇所等

登山口に登山ポストはなく「登山計画書は太郎平小屋に提出のこと」の表示があったので、小屋で申告した。

登山道に特に危険箇所等はなかった。

写真

折立の登山口周辺。

登山口。

この時点では連れ合いも張り切っていたのだが・・・・・・・

やがてまた前回の巻機山に続いて体調不良の気配が・・・・

それでも今回は諦めずに休み休み超スローペースで登り続けた。

急坂、樹林帯を抜けて展望が開けるころには、連れ合いも何とか調子が整い、一時は今回は断念か、と思ったが続行できる見通しになった。

少々暑いが気持ち良い展望に励まされて登り続ける。

やがて今夜の宿・太郎平小屋に到着、ほっとする。

元気を取り戻して、昨年登った水晶岳・黒部五郎岳をバックに立つ連れ合い。

小生は薬師岳を背に。

小屋の看板の署名は「田部重治」。

夕食まで時間があるので、小屋周辺を散歩。

夕景。

日没。

翌朝、薬師岳山頂を目指して。

途中ですれ違った菅笠の男性に声をかけると、菅笠の良さを強調していた。好人物を窺わせる感じの良い人だった。

気持ち良い景色の中を登り続ける。

薬師岳山荘。計画ではここで二泊目を過ごすつもりだったが、翌日の天気が崩れる予報になったので、今日のうちに下ることにして通過。

薬師岳山荘を後にして石ゴロの道を登る。

山頂手前の小ピーク。

山頂が近づいてきた。

もうすぐ山頂。

山頂の祠で参拝。

眺めは抜群。

山頂記念写真。

少し雲が出てきたが、絶景を十分楽しめた。

立山から縦走してきたネパール男性。彼は毎年夏に太郎平小屋などで働くため来日しており、日本語は違和感ないほど流暢に話し、ネパールでは日本人旅行者などのガイドをしているとのこと。

絶景を十分楽しんで、名残惜しい感じで下山開始。

泊まりたかった薬師岳山荘でトイレを借り(300円)、登山バッジを購入。ご主人も奥さんも感じの良い人で、泊まれないことが残念だった。

いずれ連れ合いをあそこの山頂に立たせたい、と考えている槍ヶ岳を眺めながら下る。

右手には剣岳の姿(ズーム)が見えるのもうれしい。

我々が二泊で登ろうとしていたこの山を、右の女性は日帰りで登り、疲れなど全く感じさせない軽々とした足取りで下って行った。他にも自転車を使って槍ヶ岳や、剣岳の日帰り登山をしているという、タフで素敵なお嬢さんだった。

登山口に建立されている愛知大学山岳部員13名の遭難慰霊碑。
夏の好天の登山では想像もできないが、山の厳しい一面を教えてくれているようだ。

無事下山。連れ合いも登ることができて、良い山だった。

感想

umetomosan

道外山行2山目は、北アルプスの百名山で登り残していた薬師岳。
昨年、黒部五郎岳・鷲羽岳・水晶岳から眺めた山で、来年はあそこに登ろうと思っていたのが実現して、大変うれしい。

ところが今回最初に登った巻機山に続いて、トレーニング不足の連れ合いの体調がまた悪くなり、一時は今回は断念かと思ったが、超スローペースながら頑張って登り続けて何とか山頂に立つことができた。そのことでこの山も永く記憶に残ることになるだろう。

薬師岳の全体的な印象は、好天に恵まれて、やはり北アルプスの素晴らしい景観
につきる。

また、若い、それも単独女性の長距離日帰り登山者に3人ほど出逢い、タフな元気女性が増えているらしいことに驚き、頼もしさを感じた。

道外山行の全体日程は、http://www.yamareco.com/modules/diary/5898-detail-25653