黒沢山・シャウヅ山経由ルート(南アルプス深南部)
- GPS
- 12:16
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,046m
- 下り
- 1,029m
コースタイム
- 山行
- 11:13
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 12:12
天候 | 晴れ・夕刻から薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
公衆電話とトイレ、自動販売機があります。 水窪ダムから山奥に向かって走ると、すぐに道路が分岐します。右へ入ると、戸中川ゲート方面(黒法師岳・不動岳方面)ですが、ここでは左に入ります。 舗装道路が続きますが、ひどく急な登りで落ち着きません。その急な登りの中、民家があるのには少々驚きます。やがて道路は稜線伝いを行くようになります。 面白いことに、体育館やプール、テニスコートなど、レジャー施設の廃墟を右左にみることがあります。やがて道路は、荒れた急な登りの未舗装道路となり、 左手に大きな丸太の貯木場を見ると、ゲート(鎖)のかかる、終点に到着します。(標高1380m) 駐車場としてはあまり広いとは言えませんが、他の自動車はほとんど入ってきません。(晴天のゴールデンウィークだというのに!) ここで一晩を過ごすと、明け方から登山がスタートできますが、標高が高いので、春でも深夜・早朝はかなり寒くなります。(車内で7℃前後)登山届提出ポストはここにあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・この山域は水場がありません。水は十分量(春秋3リッター、夏5リッター程度)を 持つ必要があります。 ・地図入りGPS端末は必携です。 ・一般的に南アルプス深南部の山々は、踏跡、マーキングを注意深く拾いながら、 時には獣道も利用して歩く、というスタイルになると思われますが (バラ谷の頭、黒法師岳、丸盆岳、不動岳、等)、 この黒沢山のシャウヅ山経由ルートは、さらに難度が高くなります。 (特に最低鞍部を過ぎた、1867標高点付近から、黒沢山山頂・六呂場山方面を 分けるT字路付近) 場所により踏跡が非常に薄く且つ、マーキングが少ない為です。 |
その他周辺情報 | しらかば荘(最寄りの宿として) 〒431-4102 静岡県浜松市天竜区水窪町地頭方2299−9 TEL:0539-87-0938 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ポール
テント
シェラフ
携帯トイレ
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感想
・登山口から奈良代山付近までは、ハイキング感覚で登ることができます。
(林道をジグザグに行っても良し、歩道を直登しても良し。)
・シャウヅ山までもマーキングが続いているので、これをしっかり追えば、問題は
ありません。ただし、踏跡が常にはっきりしているかと言うと、そうでもなく、
私は帰りの「下山」で、奥布山から下りる方角を間違えてしましました。
疲労からくる集中力の低下と、「もう迷わないだろう」という油断から来た
ミスだと思います。
・シャウヅ山を過ぎると、見通しの悪い樹林帯を行く辺りは、マーキングは多く、
まだ迷わない安心感があります。
・しかし笹藪の草原に出ると、踏み跡もマーキングも当てにならなくなってきます。 地形を読みながら、異常に幅広い稜線の、主に北縁の少し下りかけたところを
辿っていきます。
・やがて最低鞍部(1790m)に到達しますが、このあたりでは稜線はノーマルに
細くなり、道は歩きやすくなります。
・最低鞍部からはいよいよ、黒沢山を目指しますが、稜線伝いを進むのは
間違いです。またぐのも、くぐるのも困難な乱倒木に、時間と体力を
異常に消耗させられ、登頂ができるのかも怪しくなってきます。
下りで判ったことですが、1850mを越えた辺りから、稜線の北側を巻くのが
正しいルートのようでした。
(マーキングがありますが、正しいルートであっても、倒木は結構大変です)
・そして、六呂場山方面と、黒沢山山頂方面を分けるT字路。
まるでわかりません。六呂場山方面はうっすらとわかるのですが、
マーキングも少なく、黒沢山山頂方面がわからないのです。私は左上に見える
稜線にしがみつき、そこから強引に山頂を目指しました。道のない藪漕ぎの
トラバース・急登はかなりきついです。
・山頂へと続く緩やかな稜線に立つと、山頂までは、穏やかな登りでほっとします。途中、稜線の右側から踏跡が上がって来ているのが、赤いマーキングでわかります。
「あぁ、あそこに正規のルートがあったんだな。帰りはあそこを使おう。」と。
・山頂は、展望はありませんが、広がりの感じられる、落ち着いた雰囲気です。
・下りは先ほど見つけた赤マーキングのルートを下るのですが、下ったその先で、
どこに行けばいいのかわからなくなります。まったくわからないので、
とりあえずGPSで登ってきたルートと交差するところまで藪を漕ぎ、
そこから樹林越しに見えている、来た稜線を目指します。
・やがて踏み跡とマーキングを再発見し、最低鞍部に到着、安堵します。
・ここからは来た道を引き返すだけなのですが、この考えが油断を引き起こし、
行きで間違わなかったところで何度も間違う羽目となりました。
・奈良代山付近まで戻って来てから、ようやく安心できます。
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