鳥居地峠〜杓子山〜鹿留山周回(山梨百名山の大展望を父子で独占!)
- GPS
- 06:31
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 876m
- 下り
- 883m
コースタイム
天候 | 終日快晴!(展望絶佳、下界は汗ばむ陽気…) |
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過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・同峠に駐車スペース(4-5台分)あり。峠を越え不動の湯方面への通り抜け可(上段はカーブミラー少なく、すれ違い注意) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・コース中、特段の不明瞭箇所等なし ・高座山手前の急斜面、ガレ様の直登続きで滑りやすく、トラロープ多数 ・子の神から立野塚峠への下降路、岩混じりの急な尾根が続き、落石・スリップ注意! |
その他周辺情報 | 鳥居地峠から林道を大明見方面へ下り、右に数分で日帰り温泉「不動の湯」あり。(大人900円、地元民割引あり/休憩室・食堂・宿泊施設併設;日帰り入浴は09:30-16:00まで)メインの浴場は狭いが、アトピーなど皮膚病にも効能のあるスペシャル浴室あり。 |
写真
装備
備考 | ・消費水分量(2名分):PET2本(500mlサイズ:ソルティライチ冷凍×2)、ポリタン水約600cc、魔法瓶のお湯400cc(昼食用)[この他、麓の村道歩行中に自販機のジュースPET2本] |
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感想
今週末は、土日ともに曇りマークなしのピカピカの晴天予報。連休ツアーの足慣らしにもちょうど良い、と意気込んで、新社会人になったムスコ殿の研修疲れが回復する日曜を待って、東京からも程近い富士山外輪の展望の名峰・杓子山〜鹿留山のプチ縦走に出陣します。帰路の小仏渋滞を出来るだけ回避すべく、自宅を暗いうちに出発、高座山・杓子山の登山口である鳥居地峠を朝6時半前に歩き出すという早出が奏功し、まだ涼しい中、トラロープの連続する高座山手前の急斜面を順調に登っていきます。ちょうどこの日は高座山山腹の「火入れ」が予定され、鳥居地峠の登山口にも「入山禁止」のロープが張られていて一瞬慌てましたが、折よく峠に軽トラで現れた野焼き関係者の方に聞くと、火入れは午前9時からの予定で、今のうちなら山頂まで問題なく登れるとのことで、ホッと一息です。振り返れば遮るもののない富士の大展望、その右側には白銀の南アルプスもくっきりと姿を見せ、快調に歩を進める我が愚息とは対照的に、写真撮影に忙しい小生のピッチはなかなか上がりません。
それでも、コースタイムより少し早いペースで高座山頂に到着。ここからは南アのほぼ端から端まで見渡せる好展望で、親子揃って思わずノンビリ大休止したい衝動に駆られますが、これから気温も真夏並みに上がる予想にて、先を急ぎます。しばし急降下の後は、咲き残りのヤマザクラや色鮮やかなツツジなど眺めながら、気持ちの良い尾根歩きが続きます。やがて登山路はつづら折れとなり、程なく四周が開けた杓子山山頂に到着。ちょうど野焼きが始まったタイミングでもあり、快晴の日曜日、展望絶佳の山梨百名山山頂で山中湖〜富士〜南ア、そして遠く北アルプス、奥秩父の山々という大パノラマを父子二人で独占しつつ、弁当昼食を楽しむという至福の時を30分余り過ごしました。やがて反対方向から女性ソロの方が登ってこられ、山頂独り占め状態は解消、それでは、と腰を上げて我がパーティは先を急ぎます。途中、数組の登山者とすれ違い、展望の良い岩峰ピークで休憩の後、本日のラスボス・鹿留山へ向かいますが、ガイドブック記載の通り顕著なピークではなく、展望もほぼゼロという超地味な山。思わず二人して無人の山頂で居眠りしそうになりつつも、フルーツゼリーでカロリー補給、気温が更に上がる前に下山開始です。
尾根上の分岐点、子の神から暫くは岩混じりの急降下が続き、スリップ・落石に注意しつつ、ロープにしっかり掴まりながら慎重に細い尾根道を下っていきます。やがてルートは平和で緩やかな樹林帯の道となり、立野塚峠を過ぎると程なく幅の広い林道に飛び出します。親子で他愛のない話をしながら麓の内野地区の舗装道に出ると、時は既に正午前。気温もぐっと上がり、日陰のない炎天下の道をトボトボと歩いていくと、待望のジュース自販機が出現。二人してグイッと飲み干し、伝統の家並みが続く古屋地区のあずまやで休憩して元気を取り戻し、舗装道を更に峠へと登り返していきます。
照り返しのキツい舗装道歩きでそろそろムスコもバテ気味となる頃、ようやく早朝出発した鳥居地峠に帰着。大展望で人気のコースのはずが、駐車スペースには我が愛車の他、野焼き対応の地元消防車が1台のみ。素晴らしいパノラマを親子で独占できたことに感謝です。細い峠道を車で下り、山あいの秘湯「不動の湯」の熱い湯船で半日の修行の汗を流した後、中央道名物!?の15km小仏渋滞を何とか突破して、明るいうちに自宅へ帰り着きました。
ということで、好天の下、久々の父子山行を楽しむことができ、何よりでした。ムスコ殿も、自分が何山に登ったのかも定かでないほど山歩きには疎いものの、社会人生活の初っぱなで色々とストレスが溜まるようで、週末のハイキングにて心身を開放することの大事さは感じてくれているようです。チョイ悪でマニアックなオヤジとしては、これに便乗し、大型連休もムスコを再び駆り出して宿願の奥秩父→清里足跡繋ぎにチャレンジ計画中です。今回のツアーは良い足慣らしになりましたが、連休後半の不安定な予報が少々気掛かりです。ヤマラーの皆様の多くも、連休にはお仲間とのツアーご企画中と拝察しますが、どうぞ事故なく、安全でリラックスした山歩きを楽しまれますよう!
satonaoさま、こんにちは(^^)
杓子山〜鹿留山、一週違いでしたね。
お天気も良く、息子さんと大展望の頂上を楽しまれ、良かったですね。
野焼きも間に合って(*^^*)
高座山は急坂でしたね;
その分 小さくても嬉しい頂上でした。
同じ時季に同じ景色楽しめて、とても嬉しいです。
GWも楽しみですね♪
miruru
miruruさま:当方記事に早速のコメントを頂戴し、恐縮至極です。この4月に職場が変わり、3月下旬からバタバタ状態のため、貴台記事を含むフォロー中の方々の記事チェックが後手に回っておりました(汗)。今回の山行記事をアップしたのちに、貴女のページを拝見してビックリ!つい10日ほど前に、同じ周回コースを歩かれていたとは(スタート地点は違いますが)…。1週早いだけで、桜や花々の様子もずいぶん違ってキレイだったのも印象的でしたが、やはり高座山手前のズルズルの急坂は難儀でしたね。苦労した分、登り着いた山頂での富士〜南ア全山の大展望には親子ともども感動でした(日本の標高第1位〜3位がまとめて見えてるぞ!とムスコに“有難味”をレクチャーしておきました…)。
それにしても、杓子〜鹿留の縦走に続いて、翌日には棒ノ嶺をサクッと往復されたり、先週末には大倉から丹沢主稜のラスボス・蛭ヶ岳を軽やかに日帰りされたり、と貴女のご快足ぶりは相変わらずスゴいですね!連休前半も好天予報が続いてますので、初夏・新緑のロングな山歩きを安全、快適にお楽しみ下さいますよう。(小生は前半仕事で関西出張[涙…]ですが、空き時間にでも近くの観光スポットで「プチ山歩き」をしてこようと思います。ムスコを再度駆り出しての分水嶺足跡繋ぎを計画中の連休後半、雨天・寒気流入予報が気がかりですが…。)
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