燕岳*小屋明け初日・ドラマティック燕岳!
- GPS
- 32:00
- 距離
- 9.8km
- 登り
- 1,387m
- 下り
- 1,387m
コースタイム
天候 | 4/25(水) 雨 4/26(木) 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道中房線を10キロほど。 天候も天候なので9時前第一P到着もガラガラ。(全部で5台) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■連続した積雪が出るのは第三ベンチから先。夏道と混在する部分も多く踏み抜き注意。 2日目はかなり冷え込んだため、アイゼン必要。 燕山荘〜燕岳はほぼ夏道が露出。アイゼンが必要な場面はありません。 |
その他周辺情報 | ■燕山荘 http://www.enzanso.co.jp/enzanso/index.html いわずもがなの一度は泊まってみたい山小屋筆頭、燕山荘。 一泊10000円(2食付)となかなかですが、泊まってみると分かります。 ■有明荘(日帰り温泉) http://www.enzanso.co.jp/ariakeso/index.html 燕山荘宿泊の方は100円引きです。 下山後の昼食もこちらで頂きました。 |
写真
感想
山の大先輩にお誘い頂き小屋明け初日宿泊で燕岳へ。
これまで紅葉シーズン付近に日帰りで2度行ったことは有るけれど、残雪期燕岳はお初。そして燕山荘お泊まりもお初。
皆の憧れ燕山荘。そして燕岳。まさに至福の2days。
初日。夜中から明け方、そして明けてからも激しく降り続く雨。
当初6時発で予定していたのだが、ちょっと様子見しようということで8時まで麓の有明荘にて待機。(あくまでスタッフの方々のご厚意によるもの)
8時半になり雨が小康状態に。雨雲レーダーなどを参考に討議した結果、今のタイミングで行ってしまおうということに。天候の回復は約束されているし、これ以上ひどくなることはないだろう、なったとしても合戦小屋までは樹林帯だからいくらかましだろうと。
小雨の中高度を上げて行く。一旦止んだと思ったのも束の間、また降り出す。降ったり止んだりを繰り返し合戦小屋。合戦小屋を越えれば完全に雪の世界。吹きさらしによるある程度の暴風も覚悟していたが、幸いにも飛騨側から風が越えてきたため合戦尾根は安寧。それでも合戦沢の頭を越えればさすがに吹き付ける風も激しさを増す。それでも地獄というほどではない。雨も大したことにはならず、かなり警戒していた割には寒さや汗冷えなど、辛い思いをすることなく登頂できた。(春の高山のレイヤリングはかなり重要)
初日は燕山荘でまったり。宿泊者は10人ちょっとという静かな小屋明け初日となった。皆で和気あいあいと夕食を摂り、そのまま寝てしまお〜♪という算段だったが…あれ?なにやら外、明るくなってない?食堂の窓から外を覗くとなんと燕岳がそのシルエットを見せ始めてきているではないか。しかも夕陽?差してる?!
慌てて外へ飛び出すとそこにはなんともドラマティックな光景が。ガスが次々と飛騨側から信州側へと抜けてゆき、終いには槍ヶ岳から黒部源流のお山がチラチラ顔を見せている。ああ、これは去年の常念と同じパターンではないか…!
翌日への期待が膨らみ切って眠れず?軽い頭痛と共にAM4:00起床。反面、先輩お二方はとっくの昔に星撮に。そう、丁度3時頃に天の川が南中、つまり、燕山荘の真上に位置するのを先輩方は知っていたのだ。3時半にメッセージも頂いていたというのに。はああ、モチベーションが違いすぎ。反省。
夜中は暴風だった風も、明け方にはやや暴風へと勢力ダウン。それでもこの日の明け方はマイナス5度だったらしく、山荘前の雪はガチガチに凍っていた。4時57分。日の出。私はおふた方とは違う場所へ移動し、ひとりで撮影することに。表銀座の縦走路がほんのり色づき始める。東では待ちわびていたかのようなお日様が雲海から顔を出していた。そしてお富士もふんわり顔を見せている。八ヶ岳、南アルプスは相変わらず存在感バッチリ。つまりどこを見てもどこを見ても絶景しかない嬉しい悲鳴。体がいっこじゃ足りないよ。
夢中で撮影した後は朝食タイム。朝も美味しいご飯とお味噌汁、他にも栄養満点のメニューで大満足。
食事後はお楽しみの燕岳アタック。稜線上はほぼ夏道が露出しており、危険箇所はなかったように思う。ただ、風はかなり強いので防寒対策はしっかりと。これまで見えたことがなかった頸城のお山もしっかり見えた。というより見えないお山はないんじゃないか?というくらいの絶景。大満足。
9時半頃まで燕山荘でのんびりした後は後ろ髪を引かれながらの下山。下りは早い。
登り5時間半かけてきたところを2時間半。雪があると足への負担が軽い。急なお山になるほどそれが顕著である。今回はかなり余力を残した状態で登頂、下山ができた。
途中、お山友達のOさんにも出会い楽しい二日間となった。
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