牛の寝通り〜大菩薩峠から上野原市西原郷まで
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- GPS
- 07:11
- 距離
- 26.4km
- 登り
- 980m
- 下り
- 2,015m
コースタイム
石丸峠 9:55→榧ノ尾山 10:32→棚倉 11:35-45→鶴寝 12:25-30
→松姫峠 12:42→奈良倉山 13:24→鶴峠 14:25→西原郷一宮神社 15:39
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
八王子6:35→甲斐大和7:39(松本行き) 甲斐大和7:45→上日川8:25ごろ(臨時バス) ※上日川行きバスは、始発は8:10ですが、20人集まったとのことで7:45発の臨時便が出ました。全員着席できました。 |
写真
感想
(はじめに)
秋のロングコースシリーズ第3弾です。
「牛の寝通り」。おもしろい名前の尾根ですが、アップダウンも少なく、道も良いということで、行ってみました。上日川から小菅の湯に下りるルートが一般的のようですが、歩いたルートをつなげたいので、鶴峠を目標地点にします。(今回の山行きにより、あと鶴峠→三頭山をつなげば、高尾駅から大菩薩嶺までつながります。)
(甲斐大和駅・バス)
甲斐大和駅では、バスに並ぶために、おばさんたちがダッシュで走ってきて階段を上ろうとしますが、私の乗った車両のドア(たぶん前から2両目真ん中のドア)のすぐ前が階段(ラッキー!)であり、難なく前の方に並べました。バス停は改札を出て目の前、既にバスは待機していました。バス会社の方から「20人集まったので臨時便を7:45に出す」こと、「並んでいる全員が座れます」との話があり、良かったです。早起きして、早く到着すると良いことがありますね。
※通常ダイヤの第1便は8:10発で、次の電車・甲斐大和駅8:02着でも間に合う。
(上日川峠〜大菩薩峠〜石丸峠)
甲斐大和駅は晴れていましたが、上日川峠に近づくとガスがかかっています。このエリアには先月来ているので、展望は期待できませんが、まあ、よしとしましょう。
身支度をしてスタート。登りですが、後々に膝が痛くならないよう、歩幅を抑えめにして歩きます。50分弱で大菩薩峠。大菩薩峠、真っ白です。それにかなり寒いです。写真撮影とトイレをすませて熊沢山・石丸峠に向かいます。熊沢山からの下り、笹原の道ですが、もし晴れていれば、とても気持ちよさそうな道です。
(フェーン現象)
石丸峠の先から牛の寝通りに入ります。ガスがかかっているのは小金沢連嶺だけで、郡内側・奥多摩側は晴れているようです。しばらくは、どんどん下ります。上日川の一つ手前のバス停「小屋平」で下りた2グループの方々に途中で追いつきますが、その他には、ほとんど人に会いません。とても静かな道です。まあ、静かな道だけに、熊さんと出会わないか心配です。ヤマレコでも、先週熊の目撃情報があったので、いつもは熊鈴1つのところ、今日は2つつけ、さらにラジオを鳴らしながら歩きます。とてもうるさいですが、やむを得ません(他に登山者がいるときには、ラジオは消しています)。
榧ノ尾山では、展望も開け、青空も見えるようになりました。さきほどの石丸峠の寒さが嘘のようで、ほんとうに暖かいです。大菩薩の方を振り返ると青空の中に積雲が見えます。これは、小金沢連嶺が壁になったフェーン現象と思われます。連嶺の西側(甲府盆地側)では上昇気流で雲が発生し、連嶺の東側(郡内側)は下降気流で晴れて暖かくなっているのでしょう。
(榧ノ尾山〜鶴寝山)
榧ノ尾山を過ぎれば、ほぼ平らな道となり、歩きやすいです。展望はほとんどありませんが、ところどころ紅葉した自然林の中を歩くのは気持ちがよいです(本当は、紅葉の頃よりも落葉後の日だまりハイクの頃の方が、私の好みです)。そして、再び、開けたところに出ると、そこが棚倉です。棚倉からは小菅の湯に降りる道と松姫峠に向かう道が分岐します。ここから先の松姫峠に向かう道は、歩く人も減るためか、落ち葉で道が不明瞭なところがありますので注意が必要です。
(鶴寝山〜奈良倉山)
鶴寝山では、4人の方が先客でいました。そして、木々の間からは、富士山どどーんです。小休止後、松姫峠に向かいます。自動車やバイクの音が近づいてくると松姫峠に到着です。駐車場やトイレもあり、登山基地としても使えそうな峠です。富士山のビューポイントでもあります。松姫峠から奈良倉山へは登り返しになります。今までの道に比べ、歩いているひとは少ないようです。指導標のグレードも落ちました。最後の奈良倉山への林道からの入口は「(これまでの道に比べて)本当に登山道?」という感じです。まあ、山頂の方向はわかっているので不安はないのですが。
(奈良倉山〜鶴峠〜飯尾)
奈良倉山では、鶴峠への指導標がありません。鶴峠の方向はわかっているし、水道局の区分標もあるので「行けるはず」ということで、ショートカットのため尾根を下ります。一端巻き道に出て、さらに下ります。小ピークがあり、ここで登山道と合流するはず(Garminの地図では道が書いてあった)ですが、実際に道はありません。恐らく廃道となったか、人が通らなくなって落ち葉で埋まってわからないかと思われます。ここから先も下れないことはないのですが、正規のルートとは尾根が一筋違うようなので、巻き道まで再び登り返します。しかし、急で登りにくい斜面であったため、膝に負担をかけ、違和感を感じるようになってしまいまいました。やはり、下りのバリエーションルートは「やってはいけない!」ですね。
巻き道に戻り、下ります。土の道ですが、とても滑りやすいです。まるで坪山の東コースのようです。滑らずに、そして膝を痛めずに、気をつけながら下り、なんとか鶴峠に到着しました。
上野原行きのバスまで1時間以上あるため、飯尾まで歩くこととします。膝の状態は、ここまではOKですが、どこまでもつか試そうと思います。結局、約26kを歩きましたが、膝は大丈夫でした。私の場合、膝は、下りを慎重にするというより、登りをゆっくりめに登るのがよさそうですが、もう少し研究が必要です。
(下山後)
飯尾は、坪山の登山口にある集落です。雰囲気の良い集落ですね。集落を通り過ぎ、一宮神社のところでバスを待って乗車しました。バスは、最初は小菅の湯からの乗客のみで空いていましたが、途中のバス停から団体さんが乗ってきて大混雑でした。上野原まで、結構時間かかりました。
上野原駅では、ちょうど快速東京行きが来ました。臨時列車の影響で通常より5分後のダイヤだったのでトイレに行く時間もあって良かったです。国分寺ではホリデー快速に接続がありましたので、乗り換えて帰りました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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sat4さん、こんばんは。
最後に三頭山に登るだけで
ずっと温めていた松姫(武田信玄娘)の逃亡路になります。
なかなか結構できずにいました。
このコースの記録が見つかったことで、
いつかは実現するつもりです。
toratora48さん、こんばんは。
それで松姫峠なのですね。
wikiによると、八王子市恩方まで行かれたとのことなので、松姫さまは笹尾根を歩いたのでしょうか?
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