快晴の富士山♪(71座目)
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 1,464m
- 下り
- 1,458m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
行動食
水筒(保温性)
地図(地形図)
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
ヘルメット
|
---|---|
備考 | 夏用帽子、アイマスク、耳栓 |
感想
<モモ夫>
登山を始めてからいつかは登ろうと思っていた山、富士山。
百名山の1つでもあるため、なおのこと登らないといけない山だ。
シーズン中(開山期間)は登山者が「多い」、いや「多すぎるの」を雑誌やネット等の記事から知っているのでその期間に行くのはできれば避けたい。御来光を見るために夜中に出発し、ヘッドライトの行列の中を歩き、最高峰の標識前でも記念撮影のために渋滞・・・。ん〜、考えるだけでも気持ちが萎える。
もっとも、御来光には関心がないし、渋滞が予想される土日には登らないから多少混雑からは避けられるのであろうが、そうはいっても登山者は他のどの山よりも多いことは間違いないだろう。
で、開山期間「外」を考えた。すなわち「閉山中」。掟破りだ。
閉山中に登っている人のヤマレコのレポートがいくらでも検索できるので、それらを参考に行く時期を検討した。
まず、時期。厳冬期は死にたくないので当然避ける。厳冬期でなくても登山道がアイスバーンになっているような場合も避ける。
次にルート。4つある登山口のうち、行くなら登りがいのある御殿場ルート、と自分の中では決めていた(0合目からの方が登りがいはあるのはわかっている)。しかし、これらの登山口に至る道路には閉鎖期間があり、閉鎖外の場所からの日帰りも不可能ではないようだが、momoといっしょなので強行しづらい。となると、開通期間中ということになる。
GW期間の天気予報を見ていると前半は絶好の行楽日和で気温も高めと報じられた。しかも、吉田口に至る富士スバルラインは21日に全線開通、富士宮口に至る富士山スカイラインと御殿場口に至る県道富士公園太郎坊線が27日に解除になったとのこと。
チャンス到来!残雪はあるが、今年は気温高めの日が多いせいか、山頂付近でもアイスバーンではないようだ。
ただ、高所に行くとmomoの調子が崩れる(いわゆる高山病)可能性が高いため、その場合のペースダウンとタイムロスを考えて富士宮ルートを選択した(吉田口の5合目は観光客が多く、もとより除外していた)。
28日に富士宮五合目にある駐車場に到着。駐車場は満車ではなかった。観光客もいたが、時折クリアになるものの雲で頂上付近は見えないことが多く、また、土産物屋も1軒しかないので、しばらくしたら引き返していった。
前日は晴れてはいたが風が強く、明日の山頂付近の風が心配された。
夕方から夜中にかけて登山者と思しきクルマが続々と駐車場にやってくる。考えることは一緒だな。
久しぶりの車中泊で余り寝られないまま朝を迎えた。
というか、御来光目的の登山者やひっきりなしに来るクルマの音で寝られないのが実際のところだ。
5時30分にバリケードを乗り越えて出発した。
六合目までは雪もなく普通に歩けた。時折下の方で自衛隊による砲撃訓練の音が聞こえてきた。
七合目辺りまで来るとルート上に雪があり、アイゼンを装着しないといけない状態だ(部分的に雪がないところもあったが)。
八合目からは見上げると直登だ。夏道はわからないが、雪で覆われた斜面は直登しかない。アリの行列のように登っていく先行者を見ながら自分たちも登っていった。雪質は気温が高いせいかそれほど締まっていない。
ガンガン行けるかと思いきやmomoが次第に遅れ出した。高山病的なつらさと踵が痛いのとでペースが上がらないようだ。「先に行っていいよ」とmomoは言うが、以前それで大失敗したことがあるので、僕もペースを落とし、話しかけながら浅間神社奥宮の鳥居まで辿り着いた。
ここからは頂上までは近い。ザックをデポして身軽な状態で最高峰の石柱まで進んだ。それでもmomoは辛い様子で、休憩しながらの到着だった。
雲一つない最高の天候の下、最高峰から見る景色は、当然のことながらすべてが下にあった。遠くには南アルプスが連なっているのが見えた。以前は逆に富士山を遠くから眺めていたが、今回はその富士山から見える山々を見渡した。
momoも元気を取り戻したようで、御鉢巡りをしようかと言い出したが荷物をデポしている(まあ放置に近いが)のと軽装過ぎる(ヘルメットもピッケルも飲料等も置いている)ので引き返した。
時刻は昼頃なのでまだまだ人は登ってくる。普段富士山以外で見る登山の様子だ。
下山は登りと違ってスムースに降りられた。momoはシリセードしながら滑り降りてきた。
雪の途切れる七合目からは下は砂と石との格闘だった。富士山は噴火の名残があり、火山礫で覆われているせいか足元が兎に角すくわれる。慎重に歩いてもこけてしまう。下山の方が大変だ。
六合目に戻ると折角なので宝永山にも足を延ばした。とはいえ膝やつま先が痛いので火口を見るだけで登頂はせずに見て駐車場へと戻った。
富士山は登るよりも見るものだと以前は思っていた。一度登れば十分だとも思っていた。しかし登ってみれば考えも変わる。
機会があれば、次は別のルートで登ってみたいという思いが湧いてきた。
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