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Yamareco

記録ID: 144812
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

岩殿山・セーメーバン・大岱山・宮地山

2007年03月14日(水) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:44
距離
14.5km
登り
1,360m
下り
1,316m

コースタイム

大月駅      08:15
岩殿山      08:55-09:00
稚児落し     09:55
トズラ峠     10:35
サクラ沢峠    11:00
セーメーバン   11:40-11:50
大岱山      12:20-12:25
宮地山      13:00-13:05
林沢戸入口バス停 14:00
天候 ほぼ快晴
過去天気図(気象庁) 2007年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
(行き)
JR中央線 大月駅
(帰り)
林沢戸入口バス停 14:07-(富士急バス)-14:30 猿橋駅
コース状況/
危険箇所等
危険個所はありませんが、稚児落しの先で笹平の三角点ピークを超えて下った鞍部から、次の送電線鉄塔ピークへの登り返しがザレた急斜面で、地面を這うようにして登るようでした。
ここは地面が湿っていたり、逆ルートで下ることになったりすると、要注意かもしれません。

また大岱山〜宮地山〜林沢戸入口バス停間は、「山と高原地図」が破線路としていますが、明瞭で迷う心配のなさそうな道が続いていて危険個所もなく、普通に歩けると思います。
宮地山〜林沢戸入口バス停間では急坂が続きますが、そこも傾斜が急な割には歩きにくさはありませんでした。

※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。
※GPS導入前なので、ルートは推測です。

感想

大月駅からしばらく車道を歩き、交通量の多い国道を少し歩いた後で、「岩殿山・岩殿城跡入口」の標識に従って坂道を登り始めます。
道は公園内の遊歩道として整備されていて、コンクリートで固められているか、または砂利道で、山道の趣はありません。
とはいえ急な斜面に作られた道で、ジグザグを描いてはいるものの、それでもそれなりの傾斜があってひと汗かかされてしまいます。

稚児落しのへ分岐点を過ぎて、さらに階段を上り、広い頂上一帯の隅に出たところで、ようやく地面が土になりました。
東屋の建つ広場に出ると、そこには山頂標識が立っています。
最高点はもう少し奥を一段上がった所になるようなので登ってみましたが、そこはアンテナの施設等がその面積の大半を占めていて、景色が悪い上にくつろげる場所もありません。
仕方なく東屋の所まで戻ってから休憩を取っていきます。そこからは全方向の展望があって、特に富士山を中心とした南西側の景色が圧巻でした。

岩殿山での休憩後、分岐点まで引き返してから、稚児落しへの道に入ります。
一旦かなり下ってから、アップダウンを繰り返しつつ徐々に登り返していきます。この区間の地面はザレて滑りやすい箇所が多く、足元に少し気を遣いました。

途中には2箇所のクサリ場がありますが、岩角などの足の置き場が豊富にあって、比較的楽に登れますし、2箇所ともに林間を進む巻き道も用意されていました。
稚児落しの絶壁の上に着いてみると、そこは意外と広さがあって、縁に近付きすぎない限りは怖さを感じることはありませんでした。

稚児落しからセーメーバンへのルートが、まず最初に目指すのは笹平の三角点ピークです。展望のほとんどないそのピークでは、名前の通りに笹が生い茂っていました。
そこから一旦下った後、次の送電線鉄塔ピークへの登り返しは急斜面で、しかも地面がザレています。一応はプラスチック階段が設置されているのですが、段が崩れた土砂で埋まっていてほとんど頼りになりません。手を付いて這うようにして、どうにか登り切りました。

その後はトズラ峠へと下っていきます、峠に至る直前には道が崩壊しかけている箇所がありました。
トズラ峠で車道を僅かに右へ歩いた後で、今度は高ノ丸を越えていきます。高ノ丸の頂上も、展望はほとんどなく、小さな標識が木にくくりつけられているだけでした。
その次に下った鞍部がサクラ沢峠。ここまで短い周期でアップダウンを繰り返してきましたが、この先はようやく登る一方の道となります。

セーメーバンへの道は、傾斜がきつくも緩くもない中庸といったところで、時々送電線鉄塔を道の脇に見ながら進んで行きます。
穏やかな坂道が続くので歩きやすく、またこの時期でも相当の落ち葉が登山道を厚く埋め尽くしているような箇所が度々あって、落ち葉のラッセルも楽しめました。
セーメーバンの頂上は樹木に囲まれた中にあってひっそりとしています。この時期は樹間からの展望が少しありましたが、木々に葉が茂る季節だとそれもなくなるのでしょう。

セーメーバンの先ではさらに傾斜が緩んで。だらだらと登る感じになります。
ずっと登山道に寄り添うようにしていた送電線が真上を外れるようになると、その先に少々急な登りがあってから、大岱山と宮地山との分岐点に出ました。
左に折れて、さらに緩く登った所が大岱山の頂上です。樹木に囲まれていて展望には恵まれませんが、富士山だけはしっかり見えていました。
ただ、どうも富士山の方角だけ不自然に樹木が少ない気がしたので、あるいは恣意的に伐採されてしまったのかもしれません。

大岱山から先ほどの分岐まで戻り、宮地山へ向かった直進すると、最初に短く急降下する区間があって、そこでは霜が解けて滑りやくなっていたので、少し慎重に下ります。
鞍部まで下って送電線をくぐると、その後は平坦に近い道に変わりました。

宮地山への道は明瞭で、余計な分岐もないために道迷いの心配もなく、難しい箇所も全くありません。ここが破線ルートになっているのは、標識が少ないからでしょうか。
平坦に近かった道が登り坂に変わると、宮地山の頂上に到着です。ここも展望がほとんどなく、この日に登った山は、最初の岩殿山を除けば展望のない山ばかりとなりました。

宮地山からの下りは、快調に下れれば予定より早いバスに間に合いそうなので、少しペースを上げて歩いていきます。
はじめに東へ進んでいるうちは普通の下りでしたが、直角に近い角度で右に折れてからは、かなりの急降下に変わります。
ただし滑りやすい地面ではなく、また道の脇にはずっと樹木が続いていたので、それらに代わる代わるつかまりつつ、駆けるようにして下ることが可能でした。
急坂は延々と続いてなかなか終わる気配がなく、結局のところ標高差で400m近くの間、ほとんど変わらない調子でずっと続いたのでした。

かなり集落の近くまで下りたあたりでは、何故か行く手を数台の廃車が塞いでいましたが、車の脇を抜ければ、その先の尾根に道が続いています。
さらに下り続けて、宝鐘寺薬師堂に着いたところで山道が終わり、そこからは林沢戸入口のバス停まで5分もあれば歩ける距離でした。

詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2007_01_03/mt2007_01_03.html#20070314

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