今期沢締め! 表丹沢四十八瀬川 勘七ノ沢
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- GPS
- 09:38
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,548m
- 下り
- 1,543m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
F1-7m 右岸(左側)から登った。岩はしっかりしている。途中ハーケンにスリング。上部にはフォロー確保に使えそうなスリングあり。しょっぱなにしてはレベルが高いので気分の盛上げが必要と感じた、 F2 左岸(右側)から登ったが、岩がボロボロ。要注意。ルートは容易。 F3 左岸(右側)から登った。ルートは容易。 F4 左岸(右側)から登った。スリングの確保点があるが、ルートが屈曲しており確保しずらい。中段でトラバース気味に移動する点が滑るので要注意。上部は容易。 F5-12m 右岸(左側)から登った。卦蘢度と思われるが、濡れているので少し怖く感じる。ビレイ点はいい位置にある。ロープ確保はした方がよいかと。20mで丁度でした。 |
写真
感想
おそらく今期の締めになるであろう沢登り。
大人気ルート 四十八瀬川の「勘七ノ沢」へいくことにした。
スタート時に取付までのルートを右往左往しているうちに、入渓は11時くらいになってしまった。
スタートして10分も経たないうちに、F1が姿を現す。7mだが、取付の斜度は90度に近く険しく感じる。正直、心の準備が出来てない状況で登れといわれた感じだ。
普通の登山のように、最後の頂上付近に核心部があるのとは逆だ。アドレナリンも出てないところでこれはなかなか厳しい。心臓がドクドクいうのが聞こえる状態で登った。トップはt-kinjouがいったが気分的には同じ感じだったとの事。結果論だが、ロープを出してもよいレベルの場所であった。
続いてF2。今度は自分が先に上った。(F1,3,5がt-kinjouリード、F2,4が自分リード)
ここは左岸(右側の壁)を登る事になる。ルートとしては容易だが、岩がボロボロで危なっかしい。どのホールドが効くかを慎重に確かめながら登った。
F3は、両側から登れそうな気はするが、右岸(向かって滝の左)のルートは滝に向かって傾く壁を登る事になり、ゴール付近のホールドが少なそうなので断念。左岸から進む。ここは今回の中では一番容易だったか。
F4は高さ、水しぶきとも大きくロープが要りそうだな、と判断。ただし進むと、案外容易である事がわかった。水しぶきに打たれながらの確保もイヤだったので、ロープをしまいそのまま右側を抜けた。
F4〜F5間で昼食を摂った。沢の水をt-kinjou持参のJETBOILで沸かしカップ麺を食べた。大人気ルートといわれる勘七ノ沢ではあるが、人は一人も見かけなかった。というより、自分らの入渓時間が遅すぎるってのがその原因か?
昼食後移動すると、堰堤が多数。ちょっと興ざめするところだ。ただ、堰堤を巻くルートでもそこそこ危ないところがあるので気は抜けない。
そして核心のF5が現れる。ここは12mの高さがあり、過去2回の沢を含めて最高の高さのクライミングになる。躊躇無くアンザイレンしロープ確保を実施。埋め込みボルトも見えているのでランニングビレイは取れそうだ。t-kinjouがリード。濡れた岩場を慎重に進んでいく。したからは分からなかったが、埋め込みボルトは途中3箇所ほどありヌンャチャクで支点を伸ばせた。無事終了点についたようで一安心。ビレイ解除を聞き、セカンドで登る準備をする。ただ、いくら待ってもロープが張られない。ルベルソキューブでの確保を試みたようだが、うまくいかなかった模様。エイト環に切り替えたりで時間がかかったようだ。しばらく待ち、テンションがかかってきていよいよ登攀開始。F1のスタート地点ほどではないが、斜度は強い。途中安全なステップに乗ったとき、何枚か写真を撮った。セカンドならではだな〜。ヌンチャクを回収し登りゴールへ。二人とも無事切り抜け安堵感が。
その後はゴルジュ帯の小滝を楽しみ、適当なところで沢を出ることにした。大倉尾根に取り付くほうが早いのだが、読図練習をしたかったのと、大倉尾根(バカ尾根)は飽き飽きなので、小丸尾根を目指す。少し西行し支尾根を直登すれば、二俣分岐で合流することは25000分の1地図からわかっていたので、そこを選択した。
ただ、、案外長く感じる。一般登山道(小丸尾根)に辿り着いたのは、ほぼ日が暮れた頃であった。まあそのおかげか?秦野のキレイな夜景や月を拝むことが出来た。
帰りはヘッデンでのナイトハイクとなった(初!)。途中ドドドドー!という音でびっくりしたが、おそらくシカが逃げていったのであろう。ルートとしては危ない箇所もないのでガンガン降りて無事二俣に到着。あとはひたすら林道を歩き駐車場まで戻った。
大人気といわれる理由がよくわかる、好ルートです。ただ、時間は気にした方がよいですね。11時入渓は遅すぎました。。
以下、デジタルビデオが故障中のため、iPhone3GSで撮影した動画。画質はイマイチ
F1
F2
F3
F4
F5
日帰り沢登り。
個人的に日帰りピークハントは、ピークをハントするときに達成感を味わえるものの
その後は、すぐ下山というのがせわしない感じがあり、それほど好きな登り方ではないです。
沢登りは滝を攻略している瞬間が醍醐味。
滝をクリアした達成感を次々と味わいつつ登るのが
沢登り初心者の自分としては、なんとも楽しいなと思います。
今回は10月最後の週末に日帰りで丹沢勘七ノ沢です。
もうシーズン終了に近い時期ということもあり、シャワークライミングは控えましたが、
斜瀑ありゴルジュあり、大滝ありと色々な滝を攻略しつつ、
途中の釜にどっぷりハマるのも楽しいです(F3の釜でへつりで落ちました^^;)。
以下の動画は、カメラ(NIKON 1 J1)の動画機能で撮っています。
■F1
残置スリングもある滝の左壁から取り付く。
滝のすぐ近くは良いホールドが見つからず残置スリングさらに左から上がり、滝の方に登っていく。
スリングあたりまでが、ホールドが見つけ難くてちょっと緊張する。
■F2
ご覧のとおり脆いです。
ホールドとスタンスを決められれば難しくはないです。
■F3
釜のある斜瀑。左岸を上がります。
この釜を越えるときに、自分は釜に落ちました。
■勘七ノ沢大滝の後のゴルジュ帯
水を浴びながら登るのも楽しい。
動画見させてもらいました。
F1,F2は、かなり厳しい傾斜ですね。
F2に関しては、かなり脆い岩場でもあり、緊張感がありそうです。
帰りは夜間になってしまったのですね。
秦野の夜景は綺麗で有名ですよね。
ヤビツ峠の展望台は、車で混雑しています。
なかなか登りごたえがあり、今日は腕が筋肉痛です
やっぱり普段使わない筋肉なんで、ダメですね〜
夜景はかなりキレイでした。冬に塔ノ岳の夜景は2度ほど見ましたが、ある意味日本最高ですから(笑)
ヤビツはまだ行ってないので、今年トレーニングで行くかもです^−
stkさん、こんばんは。
勘七ですか。私も何年か前に遡行しました。丹沢らしい
滝登りの沢ですね。
核心のF5は覚えています。これが今まで一番高さがあっ
たとのことですが、やっぱり10mを超えると高度感が出
てくる気がします。私なんかは恐いだけですが、クライ
マーのstkさんの場合はアドレナリン放出の快感なんで
しょうねぇ
勘七、いい沢ですよね
いや〜私も十分怖いですよ^ クライマーっていうほど困難な岩をやっているわけでもないですから^−
F5くらいの斜度、高さになるとビレイなしではさすがに行く気しませんでしたね。セカンドだったので写真も撮れましたが。
stkさん、t-kinjouさんおはようございます。
臨場感ある写真の数々になんだか私までその場にいった気分です。笑
沢登はやったことがないのでよくわかりませんが、これまでより難易度が高そうなのは気のせいでしょうか?(@_@)
stkさんが感想に書かれている、ピークハントでは得られない充実感が好きってなんとなく分かる気もします☆ちなみに私は縦走好きです♪
沢登も終了し、あとは雪山が楽しみですね!
登攀要素があって楽しい沢でしたよ
確かにこれまでの沢の中では遡行グレードも高いのですが、これでも初心者向けの域のようです
「ピークハントでは得られない充実感」といっていたのはkinjouの方ですね。彼はボルダリング好きでもあり、難度の高いムーヴとかでの突破に魅力を感じているのかと
自分は?というと案外何でもです^−
高峰の縦走も好きですが真夏のロングは、沢の涼しさを知った今はチョイ避けたいです(笑)
やっぱバリエーションと雪山ですかね!この時期はいつ根雪になるかな〜〜とワクワクする時期です
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