まだ雪山の燕岳(↑↓合戦尾根泉)燕山荘泊
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- GPS
- 28:17
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 1,390m
- 下り
- 1,367m
コースタイム
- 山行
- 5:23
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 6:32
- 山行
- 3:49
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 4:36
天候 | 1日目:曇のち小雪・強風 2日目:曇りのち晴れ・強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
http://www.enzanso.co.jp/pages/categories/access.html 山のたこ平バス停から中房温泉行きのバスを利用(大人1,200円、子ども半額)。乗車時に乗車券を購入します。なお、乗合バスはGW期間中は一番運行の多いAダイヤでした。 2018年度の運行予定表 http://www.azumikanko-taxi.co.jp/2011/04/030-01.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
○中房温泉→合戦小屋(登り) 当日早朝までに積雪がありました。第一ベンチまでは雪なし。その後は雪がありました。第三ベンチと富士見ベンチの間で、チェーンスパイクを付けました。前爪アイゼンを第二ベンチから付けている人もいました。斜面の向きによってドロドロとツルツルがあります。 ○合戦小屋→燕山荘(登り) 合戦小屋直後の急登はチェーンのままで登りました。尾根に出たあと、天候悪化で強風、そしてガスと吹雪で視界不良となりましたが、赤布が整備されていて安心でした。尾根途中の急斜面手前で前爪アイゼンに変更。ガスの合間から小屋が見えてからが体力的にツライところでした。冬期専用の直登ルートを登りきって、冬期小屋から正面玄関まで回り込む約100mが強烈な風でした。息子は飛ばされそうでした。。。 GW期間中でも、アイゼン、冬用手袋、ゴーグルなどの冬期装備が無いとツライ状況だったと思います。 ○燕山荘(山小屋) ネット予約すると受付がスムーズです。規模に比較して玄関が狭いのが難点ですが、特に接客が素晴らしく、利用者もいつのまにかニコニコしてしまいます。さらに清潔な施設、ゴハンもレベルが高いです。なお、この季節でも毛布一枚で熟睡できました。 ○燕山荘〜燕岳 我々は前爪アイゼン+ピッケルで行きました。ズボ足で往復されている方もいました。イルカ岩付近が特に強風でした。トレースもしっかりしていて危険箇所はないと思います。山頂からは北燕岳への登山ルートを経由して下山しましたが、一部雪の吹きだまりがありました。 ○燕山荘→中房温泉(下山) 天候が回復したので、何度も後を振り返りながらルンルンで降りました。合戦小屋までは前爪アイゼン+ピッケルで、その後第三ベンチで前爪アイゼンをはずしました。雪山から春山に激変する下りでした。一部ドロドロなので転倒注意です。 ※年、天候によって雪の状態は大きくことなるので、参考程度としてください。 |
その他周辺情報 | 下山後、「山のたこ平」の日帰り温泉を利用しました。初めて利用しましたが、GW期間中は団体登山も少ないので空いているそうです。広めの風呂で露天もあります。 https://yamanotakohei.com/ 穂高駅近くの有名蕎麦店「一休庵」で早めの夕食。17時閉店です。閉店間際だったのでゴハンものが売り切れでした。 http://ikkyuan.honeybeebb.com/about/ 穂高神社にも立ち寄りました。大きな無料駐車場が有ります。 http://www.hotakajinja.com/ |
写真
https://supercweather.com/
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
シェラフ
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感想
今年のGW後半の四連休、3年連続の南プスを予定していました。しかし、林道崩壊でバスが運休となり渋々諦めて、表銀座縦走(燕岳・大天井岳・常念岳)の計画としました。しかし(二度目)、天候に恵まれず燕山荘泊の燕岳ピストンとなりました。
昨年末の小屋締めの日に燕山荘を予約したのですが、体調不良で合戦小屋で引き返しました。それもあって燕山荘泊を決めました。また今回は、けっこう派手に荒天予想がされていたのですが、万が一の好転を期待して念のため大天荘冬期小屋利用の装備・食料を持って登りました。結果は、予報通り強風が激しく、とても我々では縦走は無理と諦め、おとなしく燕岳だけを登って下山となりました。
合戦尾根は、途中の合戦小屋も営業していて急登ではありますが安心できます。危険箇所も特段ありません。テント装備が無くて軽いザックだとしても、小屋が見えてからがツライところです。特に小屋直前の急登と、小屋裏手区間の強風は体力的にこたえます。
燕山荘は評判通りの山小屋です。裏切りませんし、期待以上でした。ドアを開けた瞬間から、歓迎されていることを感じます。きれいで快適な施設、おいしいゴハン、そして名札を付けたスタッフ全員から「よく来てくれました感」を感じます。息子は、登頂証明書と拍手をもらって照れていましたが、部屋では何度も読み返してご機嫌でした。夕食時にはオーナーの赤沼氏のミニ講演と写真解説があり、これも楽しめました。森林限界以上の北アの5月はまだ雪山ということを改めて認識しました。
息子とは3年半ぶりの燕岳に登頂しました。槍の穂先が見えたり、隠れたりしていましたが、絶景の北アルプスを堪能しました。二日間でしたが、非常に充実した山行となりました。
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