殿下登山口〜三ノ丸〜氷ノ山 天空回廊と峠道の宍粟市境界を歩く 第37最終回 (兵庫県宍粟市)

2011年10月29日(土) [日帰り]

• GPS: 04:10
• 距離: 7.2km
• 登り: 397m
• 下り: 465m

コースタイム

13:10殿下コース登山口(踏査開始点)⇒　13:10三ノ丸(踏査終了点)14:00⇒　14:50氷ノ山15:00⇒　16:10大段ケ平登山口

■市境間　歩行距離　2.3Km　・所要時間　1時間10分　・総上昇量　242m

◆全行程　歩行距離　8.0Km　・所要時間　4時間10分　・総上昇量　401m

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

➊乗用車
・R29の波賀町戸倉から県道48で大屋町に向かう。
　大屋町中間にある「氷ノ山アルペンルート」の標識から大屋川に沿って横行渓谷を登り切ると「坂の谷林道」のT字路に出合う。
　左へ進めば「殿下コース登山口」前の駐車スペースに着き、右へ行くとすぐに「大段ケ平(おおだんがなる)」の広大な駐車場に出る。

コース状況／危険箇所等

【索引】
・宍粟市境界の殿下コース登山口〜三ノ丸『天空回廊と交流の峠道(第37回踏査達成)』〜氷ノ山を歩く。

【コース状況】

13:10【殿下コース登山口:踏査開始点】
　踏査開始点の「殿下コース登山口」から入山。
　原生林に囲まれた歩きやすい登山道をルンルンで登る。
12:45【分岐】
　坂の谷コースの登山道と出合い、笹原の平坦な尾根を進む。
13:10【三ノ丸:踏査終了点】
　鳥取県境の分岐を過ぎ、踏査完了点の「三ノ丸」に、笑顔で到着。
　踏破記念の写真を撮り、車座になって賑やかな昼宴会を開始する。
14:00【記念登山開始】
　記念登山を兼ねて兵庫県最高峰の氷ノ山に向かう。
　下山のハイカーと挨拶しながら古木の「千年キャラボク」に立ち寄ると、赤い美味しそうな実をたわわに付けており口に含むと甘い爽やかな味がした。
14:50【氷ノ山】
　一等三角点の埋まる氷ノ山の山頂に到着。
　周囲はガスで視程が延びないが、ハチ高原が辛うじて俯瞰できる。
15:00【下山開始】
　僅かに残っていた先客も下山したようなので、ここでも記念の写真を賑やかに撮影して、大段ケ平コースの荒れた登山道を下る。
　古生沼を覗くと高所湿原が草紅葉をしていた。
15:25【】
　神大フュッテに降りてくると、建物の外面が綺麗に再塗装されており、デッキに人の出入りがあった。
　フュッテの中を覗くと神大OBと思われるが方々が大勢いた。
15:40【大屋町避難小屋】
　大屋町避難小屋も外部デッキと階段が改築されていた。
16:10【大段ケ平登山口】
　綺麗に紅葉した原生林を下って「大段ケ平」の登山口に降り、デポ車を回収して踏破記念の宴会場に向かう。


【地元情報・トピックス】
　・9月豪雨で通行止めになっていた横行渓谷の林道は応急工事を終え、通行可能になっていますが、やまめ茶屋からの坂の谷林道は、軽自動車がやっと通過できるようです。

【トイレ・水場】
　・各登山口および氷ノ山山頂にバイオトイレがあります。
　・水場は神大フュッテと仙人門にもあります。

写真

山行詳細図(クリック毎に拡大)

市境界踏査進捗図

10/29 12:04

「踏査開始点」の殿下コース登山口から11名で入山

10/29 12:29

仙人門横の水場

10/30 14:17

登山道の切り開きを登る。

10/29 12:44

坂の谷登山道との分岐

10/30 14:18

三ノ丸直下の鳥取県側との分岐

10/30 14:19

三ノ丸避難小屋

10/30 14:20

三ノ丸で「宍粟市境界の全周踏査」を無事終了

10/29 13:13

三ノ丸から先に見える氷ノ山へ向かいます。

10/30 14:21

足取りも軽く緩やかな県境尾根を闊歩

10/30 14:21

「千年キャラボク」

「千年キャラボク」が甘く美味しい実をつけています。

10/30 14:22

氷ノ山の山頂からハチ高原を望む。

10/30 14:22

山頂を辞して大段ケ平へ下る。

10/29 15:03

古生沼(こせぬま)の草紅葉

10/30 14:24

外面塗装を終えて綺麗になった「神大フュッテ」

10/30 14:25

紅葉の中を快調に下っています。

10/30 14:25

外部デッキの改装を終えた「大屋町避難小屋」

10/30 14:26

紅葉が美しい大段ケ平の山容

10/30 14:27

まもなく登山口に出ます。

10/29 16:09

大段ケ平の登山口

10/30 14:28

下山地の「大段ケ平」から望む氷ノ山

撮影機器：

DMC-FX07 Panasonic

感想

yamaya

【感想・コメント】
　・生憎の曇天でしたが、前回の市境界踏査のような厳しい藪も無く、大勢の仲間と気楽で爽快な最終踏査が楽しめました。

【見所】
　・緩やかな山容と紅葉
　・山頂からの眺望

【ルートの特徴】
　�‥族璽魁璽垢論鞍�された幅の広い緩やかな登山道が山頂まで続きます。
　��大段ケ平コースは荒れて滑りやすい坂道が多く慎重に下りますが、氷ノ山山頂との最短コースです。
　��ルート上には湿地があり、足元を汚す恐れがあります。

【植生・動物】
　・スズコ採りや食害の影響で、年々登山道周辺のネマガリタケの密度が薄くなり、藪に覆われていた地形が良く見えるようになりました。

【宍粟の峠道を歩く(最終回)】
　・宍粟市境界を全周回する企画を、有志が「宍粟をめぐる天空回廊と峠道を歩く」のタイトルで立ち上げ、合計37回の踏査で宍粟市境界走破を完了した。
　・踏査期間に1年6ケ月を要し、市境界踏査距離は「230Km」となり、アプローチを含む全歩行距離は「330Km」に及んだ。
　・今回は有志11名で最終の踏査を無事に終了して、当夜は寝袋持参の宿泊先で打上会を開催し、深夜まで楽しい宴会が続いた・・・。