ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1457608
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

両神山 赤岩尾根-八丁尾根-狩倉尾根周回 トリプル岩稜ぐるりっぷ

2018年05月05日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
11:40
距離
13.0km
登り
1,661m
下り
1,666m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:29
休憩
2:12
合計
11:41
距離 13.0km 登り 1,669m 下り 1,666m
4:55
61
スタート地点
5:56
6:07
17
6:24
6:25
139
8:44
8:53
24
9:17
9:30
20
9:50
9:57
5
10:02
10:07
6
10:13
10:24
20
10:44
10:52
10
11:02
11:03
8
11:11
11:53
85
13:18
13:33
37
14:10
28
14:38
14:47
109
16:36
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ニッチツ鉱山小倉沢集落の路肩スペースに駐車しました。
コース状況/
危険箇所等
<赤岩尾根>
 一般ルートでは有りませんがそれなりに踏まれています。数年前に登った時から状況が変化している所が有りました。

P1583前衛峰は左にロープが有りますが、ペツルが整備され信頼性アップ。でもロープを使うより正面を直登する方が登り易いかも。

P1583は南側から登りますが以前有ったロープは無くなっていました。P3手前のチムニーも以前はロープが有った気がしますが無くなっていました。P1の岩尾根は登ってみてやはり一番気持ちが良いです。


<八丁尾根>
 一般ルートで鎖が整備されています。八丁尾根を鎖に触らず往復できるくらいなら赤岩尾根も楽しめると思います。

時期や時間帯によって混雑するので、トリプル岩稜を繋いで歩く場合は、この辺りでのすれ違いや追い抜きに掛かる時間を考えて置くと良いと思います。


<狩倉尾根>
 一般ルートではありません。赤岩尾根より踏み跡は薄く、ってか殆ど判らない所もざらに有ります。

特に降りで使う為、藪に阻まれ先が見通せない岩稜のルーファイや微妙な方向差で開く支尾根等、動物的なカンが必要な所も有ります。ルーファイで右往左往して日が暮れる危険を考慮しましょう。

岩稜の登下降は難易度的に赤岩尾根と大きく変わりませんが、ザレザレの急斜面やマイナールート故の浮石、枯れ枝等、難しいと言うより悪いという印象が強烈です。あと藪がウザイ所も多々有り、半袖で突撃すると腕が傷だらけになります。

横八丁P1683の先と、P1435アンテナピークからの降りの岩尾根の2箇所は懸垂下降しました。

ニッチツ小倉沢集落の廃墟からスタートし、まずは赤岩峠を目指します。時間管理的には暗い内からスタートして赤岩峠で日の出と言うパターンが良いのですが、暗い時間に廃墟を通るとか怖くて無理(笑)なので明るくなってから歩き始めました。
2018年05月05日 05:03撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
5/5 5:03
ニッチツ小倉沢集落の廃墟からスタートし、まずは赤岩峠を目指します。時間管理的には暗い内からスタートして赤岩峠で日の出と言うパターンが良いのですが、暗い時間に廃墟を通るとか怖くて無理(笑)なので明るくなってから歩き始めました。
廃墟越しに見上げる赤岩岳。
2018年05月05日 05:05撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
1
5/5 5:05
廃墟越しに見上げる赤岩岳。
赤岩峠に到着しました。特徴的な切り株が目印。
2018年05月05日 05:59撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
5/5 5:59
赤岩峠に到着しました。特徴的な切り株が目印。
赤岩岳へは左へ行ってルンゼから北稜経由で。
2018年05月05日 06:14撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
5/5 6:14
赤岩岳へは左へ行ってルンゼから北稜経由で。
赤岩岳の北稜も気持ちよいです。
2018年05月05日 06:19撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
3
5/5 6:19
赤岩岳の北稜も気持ちよいです。
赤岩岳に到着。
2018年05月05日 06:27撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
1
5/5 6:27
赤岩岳に到着。
赤岩岳から小倉沢集落を見下ろし、その奥にニッチツ鉱山と左に下山ルートの狩倉尾根。
2018年05月05日 06:31撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
5/5 6:31
赤岩岳から小倉沢集落を見下ろし、その奥にニッチツ鉱山と左に下山ルートの狩倉尾根。
P1583前衛峰のロープ場。
2018年05月05日 06:45撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
5/5 6:45
P1583前衛峰のロープ場。
P1583前衛峰ロープ場のアンカーは、いつの間にか立派なペツルになっていました。
2018年05月05日 06:49撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
1
5/5 6:49
P1583前衛峰ロープ場のアンカーは、いつの間にか立派なペツルになっていました。
P1583。いつ見てもカッコいい。
2018年05月05日 06:58撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
5/5 6:58
P1583。いつ見てもカッコいい。
P1583の登り、下部にはロープ有り。
2018年05月05日 07:02撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
5/5 7:02
P1583の登り、下部にはロープ有り。
P1583の登り、上部にはロープが有りません。昔は有った気がするので腐って捨てられたのかも。
2018年05月05日 07:05撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
5/5 7:05
P1583の登り、上部にはロープが有りません。昔は有った気がするので腐って捨てられたのかも。
P4。多分。
2018年05月05日 07:34撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
5/5 7:34
P4。多分。
打田0貉瓩離イド本でも有名な飛び越える小キレット。
2018年05月05日 07:37撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
2
5/5 7:37
打田0貉瓩離イド本でも有名な飛び越える小キレット。
P3前のチムニー。以前はロープが有ったと思いますが、現在は有りません。
2018年05月05日 08:05撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
2
5/5 8:05
P3前のチムニー。以前はロープが有ったと思いますが、現在は有りません。
P3到着。
2018年05月05日 08:12撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
1
5/5 8:12
P3到着。
そしてP2。
2018年05月05日 08:33撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
1
5/5 8:33
そしてP2。
前方にはP1と八丁尾根、右に狩倉尾根。
2018年05月05日 08:34撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
1
5/5 8:34
前方にはP1と八丁尾根、右に狩倉尾根。
P1が近づいて来ました。
2018年05月05日 08:36撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
1
5/5 8:36
P1が近づいて来ました。
P1登りの岩場。かなり楽しい。
2018年05月05日 08:44撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
2
5/5 8:44
P1登りの岩場。かなり楽しい。
赤岩尾根を振り返ります。
2018年05月05日 08:46撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
2
5/5 8:46
赤岩尾根を振り返ります。
小倉沢方向。今日は尾根上を冷たい風が吹き抜け気持ちよいです。
2018年05月05日 08:52撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
2
5/5 8:52
小倉沢方向。今日は尾根上を冷たい風が吹き抜け気持ちよいです。
P1岩尾根の見下ろし。
2018年05月05日 08:52撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
1
5/5 8:52
P1岩尾根の見下ろし。
P1に到着〜。
2018年05月05日 08:55撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
2
5/5 8:55
P1に到着〜。
八丁峠に着きました。ここから安心の一般ルートです。
2018年05月05日 09:31撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
1
5/5 9:31
八丁峠に着きました。ここから安心の一般ルートです。
行蔵峠の鎖場。多分八丁峠の鎖場の中では一番難しいと思います。
2018年05月05日 09:52撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
2
5/5 9:52
行蔵峠の鎖場。多分八丁峠の鎖場の中では一番難しいと思います。
行蔵峠。
2018年05月05日 09:57撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
1
5/5 9:57
行蔵峠。
西岳。
2018年05月05日 10:04撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
1
5/5 10:04
西岳。
西岳から東岳と山頂方向の眺め。
2018年05月05日 10:05撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
1
5/5 10:05
西岳から東岳と山頂方向の眺め。
風穴のキレット。
2018年05月05日 10:17撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
1
5/5 10:17
風穴のキレット。
東岳。
2018年05月05日 10:53撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
1
5/5 10:53
東岳。
両神山頂、剣ヶ峰到着しました。少し昼寝して体力回復〜。
2018年05月05日 11:17撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
1
5/5 11:17
両神山頂、剣ヶ峰到着しました。少し昼寝して体力回復〜。
狩倉尾根へ向かいます。歩き出して暫くは平和な山道。
2018年05月05日 12:04撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
1
5/5 12:04
狩倉尾根へ向かいます。歩き出して暫くは平和な山道。
横八丁P1683の先で1回目の懸垂下降。
2018年05月05日 12:30撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
1
5/5 12:30
横八丁P1683の先で1回目の懸垂下降。
凹角状を下降します。登る場合はもうちょい北側から登ります。
2018年05月05日 12:33撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
1
5/5 12:33
凹角状を下降します。登る場合はもうちょい北側から登ります。
横八丁の岩場を振り返ります。この辺も楽しいところ。
2018年05月05日 12:55撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
2
5/5 12:55
横八丁の岩場を振り返ります。この辺も楽しいところ。
狩倉槍と奥に狩倉岳。
2018年05月05日 12:58撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
2
5/5 12:58
狩倉槍と奥に狩倉岳。
北側には歩いて来た赤岩尾根が見えます。
2018年05月05日 12:58撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
1
5/5 12:58
北側には歩いて来た赤岩尾根が見えます。
狩倉槍。コレを越えねば帰れない…。
2018年05月05日 13:10撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
1
5/5 13:10
狩倉槍。コレを越えねば帰れない…。
いつの間にかP1435アンテナピーク到着。狩倉槍から狩倉山の先は今回のハイライトで写真撮る暇なかったです。難しいんじゃなくて悪い。藪がうざく苦手でした。
2018年05月05日 14:46撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
1
5/5 14:46
いつの間にかP1435アンテナピーク到着。狩倉槍から狩倉山の先は今回のハイライトで写真撮る暇なかったです。難しいんじゃなくて悪い。藪がうざく苦手でした。
P1435アンテナピークから先の岩場で2回目の懸垂下降です。藪にロープが絡むのでロープダウンしない懸垂。
2018年05月05日 15:17撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
2
5/5 15:17
P1435アンテナピークから先の岩場で2回目の懸垂下降です。藪にロープが絡むのでロープダウンしない懸垂。
懸垂下降地点の見上げです。
2018年05月05日 15:21撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
2
5/5 15:21
懸垂下降地点の見上げです。
お疲れ様でした!小倉沢集落に降りて来ました。今日は廃墟に始まり廃墟に終わる一日でした。
2018年05月05日 16:27撮影 by  DMC-FT25, Panasonic
1
5/5 16:27
お疲れ様でした!小倉沢集落に降りて来ました。今日は廃墟に始まり廃墟に終わる一日でした。
撮影機器:

感想

初めて両神山に登ったのは何年前だったか、日向大谷から登った後は自然と岩場の有るルートへ向かうようになり、八丁尾根から始まり赤岩尾根でドキドキして、行ける両神山のバリエーションを増やして行くうちに、赤岩尾根、八丁尾根、狩倉尾根を繋いで見たい。そんな事を思うようになりました。

今までに赤岩尾根と八丁尾根は繋いで歩いた事が有るのですが、狩倉尾根の下降が一番のハイライトになると思ったので、去年の秋にピストンをして実際のコースタイムを取り、ルーファイや懸垂下降ポイントをチェックする等の準備を行いました。

そして今回、3つの尾根のコースタイムを合計し計画を立てて見たところ、日の長い時期なら余裕を持って行けそうな感触を得てのチャレンジとなりました。

実際に歩いてみると、前半は通過予想時間から1時間ほど前倒しで進行し、後半は大体同じ位の通過時間となりました。疲れの要素も有りますが、やはり狩倉尾根の下降に神経を使いました。難しいんじゃなくて悪いってヤツです。あと藪がウザかったり刺さって痛かったり。

地味〜な藪岩尾根を黙々と歩くという物好きルートですが、ともかくやり終える事が出来て、素直に嬉しいです。

両神山で鍛えられた藪岩のアレコレを総動員する山行となり、心地よい疲れと満足感を感じた一日でした。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2011人

コメント

おつおつ。
タフやのぅ。ウチには体力的に無理じゃぁ
赤岩のチムニーのロープはちょいちょい付けられては撤去されて繰り返されてるって聞くよー。まぁ基本自力で歩ける人向けのルートだから問題ないんだろうけど
狭いし登ってると後ろに引っ張られるからあると楽なのは間違いない。
2018/5/8 9:36
Re: おつおつ。
昔に比べて、赤岩尾根は全体的に踏み跡が濃くなった気がするけど、逆に狩倉尾根はますます荒廃、ってか藪が育って来たように思えるわ。もっと皆さん歩いて踏み跡濃くして欲しい。
P3前のチムニーは判らなければ右から巻いて通り過ぎちゃうから、ロープが無い方が登山者には気付かれずに寧ろ安全なのかもしれないとも思える。
2018/5/8 18:06
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら