南会津、蒲生岳と要害山:会津のマッターホルンからの眺望と歴史の城山
- GPS
- 05:26
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 916m
- 下り
- 899m
コースタイム
天候 | 薄曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
蒲生岳:注意すれば危険箇所はなし。険しい山容から分かるように久保登山口からのコースは急登でロープ、鎖多数。登山路は良く整備されており、岩場は足場が削られており、足場の赤の印もあり。北壁コースも急降、ロープ、鎖多数。要害山:急登だが岩は少ない。登山路は良く整備されているので危険箇所なし。 |
写真
感想
12日13日の週末は天気図では高気圧の影響下で悪くはない感じなのだが、東北北部はあまり良い予報ではない。南部の方、それも土曜が良さそうなので会津まで行ってみることにした。最近、只見四名山というのを知った。だいぶ山の標高も雪の深さも違うのだが、只見町が積極的で、それぞれ山開きも行っている。会津朝日岳は2回登っているので、今回は蒲生岳と要害山に行ってみることにした。
今年の只見四名山の山開きは、要害山705m、5月13日(日)蒲生岳828m、6月3日(日)会津朝日岳1624m、6月10日(日)浅草岳1587m、6月24日(日)
http://www.tadami-net.com/topics/event/20180408/9629
12日は雨の心配は無いものの、やはり基調は曇りのようだ。朝早く出て7時前に南会津に入っても薄曇り、少し青空が見えるかなという位だった。蒲生岳登山口駐車場は国道252号線を南下、会津蒲生駅を過ぎて直ぐ左側にある。国道の反対側には集会場があり、トイレの使用が可能である。蒲生岳へは、国道を少し戻り、「蒲生岳登山口、JR会津蒲生駅」への立派な看板に従って左折する。平成23年7月の豪雨以来、只見―会津川口の間が不通なので列車は来ないが踏切を渡る。カタクリまつり〜5月15日までの幟があるが、もう終盤で、この周辺に少しである。その間を通って道標に従い登山道に入る。
この久保登山口から真っ直ぐ登るコースと左へ北壁コースに分かれるが、直進する。会津のマッターホルンと言われる尖峰なので当然だが、直ぐに急登が始まり、只見川方面を見下ろすようになる。初めの内は土の登りと岩の登りが半々くらいである。尾根に出ると先ず、まだ雪が豊富な浅草岳や周辺の山が見えるようになる。この尾根は大体潅木帯で眺望は良い。登山道は徐々に岩が多くなって、ロープや鎖が設置されている所が多くなる。登山路は良く整備されており、岩場でも足場が削られており、足場の赤の印もあって登り易い。夫婦松を過ぎて少し登ると、道が分岐する。右のゆるやかな道を行くが、楽なわけではない。むしろ岩のトラバースなどがある。勿論、鎖や足場はしっかりしている。鼻毛通しは登山道から右に数メートル離れてるが寄ってみる。その上の道も岩を含む急な登りが続き、頂上に到着する。
蒲生岳は尖峰だけあって、標高が低いので遠方の山は見えないが、山頂からの眺望が良い。先ず、目立つのは浅草岳である。只見川の対岸にある柴倉山の後ろには会津朝日岳が見える。只見川の流れも美しい。しばらく眺望を楽しんでから北壁コースで下ることにする。北へ向かうと最初は平坦な尾根上を行くが、直ぐに急な下りとなる。こちらもロープと鎖の連続である。樹林帯となっても少しの間急な下りがあるが、やがて穏やかな尾根歩きとなる。直ぐに前方の稜線方向への通行禁止のロープがあり、北壁コースは左折して山腹を緩やかに下って行く。雪の上を歩く所もあり、この時期に蒲生岳で雪の上を歩くとは思わなかった。その周辺にはカタクリやキクザクイチゲが咲いている。徐々に下りは急になって、登山道の分岐があり、看板に北壁コースは左の指示がある。それに従って行くが、アップダウンがあり、ロープ設置の登りもある。このコースの下部にはカタクリの葉が多いが、ほとんど花は終わっている。最後に登山口周辺のカタクリの原に出て、会津蒲生駅に到着する。
次は、只見駅に移動して要害山を登ることにする。只見駅の駅前駐車場に駐車し、只見線の踏切を渡って神社の境内に入る。宮ノ沢登山口は右に進む。直ぐに堰堤があり、それを渡って対岸の土の急登を登っていく。明日は山開きであるし、登山道は良く整備されている。525mの一服尾根まで登ると、只見川の流れや、先ほど登った蒲生岳などの眺望が広がる。腰掛けるのに丁度良い松もあるので、休憩。蒲生岳の急峻な山容がここから一番立派に見える。これは要害山にも来てよかった。そこからしばらくは尾根状の樹林帯の穏やかな登りになる。最後にやや急登となって要害山の山頂となる。山頂にはテレビの中継塔が2つあるが、周囲は樹林帯で展望はあまりない。戦国時代に水久保城という山城があったというが、こんな所にあったのか。下りは南尾根コースに行くことにする。少し下ると浅草岳が大きく見える場所がある。登山道は山頂から南に続く尾根を行くようになる。両側は切り立った谷で眺望が良い。尾根はやがてスキー場の草付きの道となり里に下りていく。
今日、印象的だったのは浅草岳の眺めで、いつか行ってみたくなった。今日は蒲生岳では誰にも会わなかった。要害山では捕虫網を持った方一人に会っただけだった。
コメント
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とても可愛らしく撮られていて何回もみてしまいましたー!
MjunjunMさん、コメント有難うございます。
要害山のイワカガミは最盛期でした。毎年山開きの頃がきれいのようです。
蒲生岳はカタクリの名所なのですが、こちらはもう終わっていました。一度に両方は無理でしたね。
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