大平牧場起点で乾徳山〜国師ヶ原
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- GPS
- 06:30
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 770m
- 下り
- 776m
コースタイム
09:05 登山道口
09:40 徳和方面登山道と合流
09:50 国師ヶ原方面と分岐
10:40 月見岩(標高1740m)
10:50 扇平(10分休憩)
12:00 乾徳山山頂着 (標高2031m) 以上往路所要3時間00分(標高差731m)
昼食・休憩40分
12:40 山頂発
(途中20分休憩)
14:30 高原ヒュッテ
14:35 国師ヶ原(標高1570m)
15:00 徳和方面分岐
15:20 大平牧場駐車場着 以上復路所要2時間40分
合計所要時間 6時間20分(山頂休憩40分含む)
天候 | 快晴〜晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大平牧場までは国道から約20分。駐車場は一日800円で駐車可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
行きの登山道は道がはっきりしていて通りやすい道。 樹林の中を進むと月見岩の直前で突然に平原に飛び出して視界が開けます。ここから扇平までは勾配も少なく箱根の仙石原のような印象。 ただしその先は急に傾斜がきつくなります。 「髭剃岩」からは急に岩登り。鎖やロープ、ハシゴなどでまるで「フィールドアスレチック状態」。 しかしここを超えると突然に頂上に到着します。 下山の国師ヶ原へのルートは単調な林間の急傾斜道が続き、面白い道ではありません。 道がわかりにくい地点が多く、そんな時は樹木に付いた赤いリボンが目印になります。 傾斜がゆるまると「高原ヒュッテ(避難小屋)」に到着。 その先はすぐに国師ヶ原。登山道の十字路です。ここは「大平方面」へ。緩やかな登り道で小さな尾根を超えれば、徳和方面と分岐になり地点です。 ここも「大平方面」へ進み、眼下に見えてきた大平牧場まで一気に下ります。 甲府方面からのアクセスの場合は国道140号沿いの「はなかげの郷まきおか」(道の駅)が買い物、トイレに好都合。 大平牧場から先の林道は工事車両が頻繁に通行し、路肩駐車は困難なので大平牧場に駐車するのが安心です。 [写真] 下の写真はすべて地図上に撮影ポイントが落としてあります。写真番号と合わせてご覧下さい。 |
写真
感想
乾徳山への登山は本来はずっと下の徳和という部落にある「乾徳山登山口」から登るのがまっとうらしいのですが、日帰りという時間制限と脚力のない連れを考慮して大平牧場起点での登山を選びました。
大平牧場はどうもすでに「牧場」はやっていないらしく、「民宿大平荘」の前の空き地が駐車場。停めるとすぐに民宿のおばあちゃんが料金徴収にやってきます。
駐車場からすでに眼前に乾徳山が見えます。「案外近いな」(私)。「あんなところまで登るの?」(連れ)と違う感想。
駐車場の先まで林道が続いており車が進めますが、その先で土木工事中らしくミキサー車などの建設車両が行き交っており、路肩に駐車するのははばかられます。
駐車場からしばらくはその林道伝いに歩き、やがて現れた標識に従って登山道に入ります。左を見れば雲一つ無い青空の中に富士山が浮かんでいました。
乾徳山南側にはいくつも登山道が走っていますが、今回選んだのは「道満尾根ルート」という登山道。その名の通り尾根伝いの道を朝日を浴びながら登っていきます。時々振り返ると富士山。西には南アルプス連峰が望まれました。
道の最初は結構急なつづら折りの道。やがてその道が突然に水平になり、樹木のトンネルのような中を進んでいくと、これまた突然樹林が途切れ、目の前に広々した草原が現れました。そのど真ん中に「月見岩」が鎮座しています。
ここで「国師ヶ原」方面から登ってくるルートと合流。草原の先、目の前に乾徳山の頂上が見えます。
草原を進むとすぐにまた樹林の中の坂道になりますが、その手前が「扇平」ですが何もありません(^^)。
坂道を登っていくと最初の「ロープ場」。これを登ると「髭剃岩」に到着。なぜにこの名前?、です。
この岩、手前から見ると大した大岩に見えないのですが、裏側は絶壁になだれ落ちる大岩です。
この岩を巻くように岸壁の狭い道をこわごわ登るのですが、その先はこんな「アスレチックコース」満載で、ロープ場、橋、鎖場の連続。面白いと言えば面白いコースでした。
山頂が間近になり眼前に最後の難所、絶壁の鎖場が現れます。
連れは躊躇無く「迂回路」へ進行。私はもちろん鎖に取りかかります。
ここを登り終えると「ぴょこん」と山頂に到着。「あれっ!」て感じです。
連れによると「迂回路」にも鉄ばしごなどあり、結構な難所だったとのこと。
山頂の見晴らしは360度絶景です。遮るものは何もありません。北には五丈岩を戴いた金峰山がちょっこと見えます。
西は眼下に茅ヶ岳、その先には甲斐駒、鳳凰、白根の連峰、その南は手前に櫛形山を配して奥には悪沢、赤石、聖など静岡の山々。
南には大きな富士山、東には大菩薩嶺が望めます。
乾徳山頂上の先には少し低い岩峰があり、これを通って北の「黒金山」方面への登山道が続いています。
この道を少し進んで国師ヶ原方面への下山道の分岐「水ノタル」で西に折れます。
林の中にガレた急坂を下山開始です。
転石だらけで道もわかりにくく、足元ばかり注視していると道を間違えてしまいます、そんな時は周りを見回すと鮮やかなピンクテープがすぐに見つかるので大きく道をそれる心配はありません。
山の西斜面にあるこのルートを下山道に使ったのは正解で、西に傾いた午後の温かな日差しをいっぱいに受けて気持ちよいハイキングができました。
苔むした森を超えると「高原ヒュッテ」に到着。ヒュッテの脇には何の警戒心もない鹿がいてこちらに近づいてさえ来ました。その距離約10mくらい。
ヒュッテは登山道の交差点に当たる「国師ヶ原」に隣接していますが、この周辺でエサ捜しをしているらしい鹿を10頭ほども目にしました。
国師ヶ原からは標識に従って「大平方面」へ。緩やかな丘を一つ越えると午前中に通った登山道に合流。朝来た道を牧場に降りて行くだけです。
結局所要時間としては登りジャスト3時間、下りは2時間半程度掛かりましたが、これは歩みの遅い連れのペース。
一般の方なら登り2時間半、下り2時間程度で歩けるコースだと思います。
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