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記録ID: 147037
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無雪期ピークハント/縦走
比良山系

精霊の宿る森 高島トレイル(百里ヶ岳〜生杉)4/5日目

2011年11月04日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:09
距離
10.6km
登り
461m
下り
930m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:43
休憩
0:15
合計
3:58
距離 10.6km 登り 461m 下り 942m
6:01
50
6:51
7:03
18
7:21
7:22
93
8:55
44
9:39
9:41
18
9:59
ゴール地点
5:50 百里ヶ岳→6:28 おにゅう峠→8:27 オクスゲノ池→9:01 ナベクボ峠→9:59 生杉
天候 雲海のち晴
過去天気図(気象庁) 2011年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
桑原橋 日に5本 高島市営マイクロバスあり
コース状況/
危険箇所等
小入谷〜おにゅう峠の林道は土砂崩れで通行止め。おにゅう峠に食料などをデポする方は福井県側から行くこと。迷う箇所は私のルートの迷走箇所を参照のこと。
おにゅう峠
2011年11月04日 07:19撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
11/4 7:19
おにゅう峠
おにゅう峠からの雲海
2011年11月04日 07:20撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
2
11/4 7:20
おにゅう峠からの雲海
精霊の住む森
2011年11月04日 09:34撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
11/4 9:34
精霊の住む森
一宿一飯のバス停に生杉の由来がある
2011年11月04日 11:27撮影 by  SO-01C, Sony Ericsson
11/4 11:27
一宿一飯のバス停に生杉の由来がある
撮影機器:

感想

 百里ヶ岳にテントを張り、夜空を見上げるとオリオン座が手に取れそうなほど間近に見える。

 昨日に引き続き今日も高島トレイル。早朝4:30に起き出発の準備。この標高まで霧がかかっているが星は見える。
5:50に空も白んできたので、昨日知り合った大阪の方と一緒にゴールを目指す。その方は熊に襲われた経験があり、山頂は熊の生態域ではないが沢は多い。朝夕も出会う確率が高いので、熊よけの鈴を付けたほうがいいという。
 しかし二人というのは心強いもので、朝焼けや美しいブナ林を楽しめるゆとりができた。日の出と共に霧は晴れ、おにゅう峠まで下ると、林道にバイクが止めてあった。
「ここからの風景が絶景ですよ」と、上の方から女性ライダーが声をかけてくれた。そこにはおにゅう峠名物の雲海が広がっていた。
 昨日の不運が嘘のように、何から何まで良い事ずくめだ。しかし桑原橋のバスには、間に合いそうもないことはわかっていた。
大阪の方は17時のバスでもいいが、水坂峠に車を取りに行く私はそうは行かない。ナベクボ峠で別れ、私はエスケープして生杉バス停を目指す。

 下山コースで岩清水を口にし、せせらぎを聴きながら、美しいスギ林を下る。下り終えると「もののけ姫」に出てくるような、幻想的な森に出た。日の当たらないスギ林で、生き延びようとするシダ類を木漏れ日が照らす。
昔の人でなくとも、この風景を見れば、森に精霊が住むと思えてくる。
来年の雪解けを待って、再びここを訪れ、のんびりと桑原橋のゴールを目指すことを心に決めて、精霊の森に別れを告げた。

 生杉に着くとバスの時刻まで2時間半もあった。私の世代は、光陰矢の如しで勉学に励み、タイムイズマネーで働いてきた。しかし今日の私には無駄な時間を楽しむゆとりがあった。
 豪雪地帯のこの地のバス停は小屋になっていて、座布団や本まで置いてある。わたしはお茶を沸かし、お茶漬けを食べ、スープを飲み、携帯の音楽を聞きならが昼寝をした。バス停で一宿一飯だ。

 高島市営バスは福祉のためにあるので、全路線220円均一だ。バスの乗って運転手さんに水坂峠へ行く方法を聞くと、保坂へ行くバスはあるが、朽木支所でスレ違い、間に合わないらしい。やはりタクシーか?
しかし急いでくれたので、そのバスに間に合った。なおかつ乗り継ぎになるので、バス代は通しで220円でいいと言う。Lucky!
保坂から1km歩いて水坂峠の車にたどり着くと、自転車の鍵はその中にあった。

 このLuckyが続けば、デポした自転車を回収する桑原橋で、大阪の方と会えないか?と思ったが、そこに人影はなかった。15:00なのでそろそろ着く時間だ。13:49のバスに間に合ったのか、17:32の最終バスを覚悟でのんびりしているのか?
 自転車を車に積み終え、帰ろうとするその時に、大阪の方の姿が見え、私は大きく手を振った。
 ナベクボ峠から三国岳も良いコースだったらしい。私たちは再会を喜びJR堅田までお送りして別れた。

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