南アルプス 甲斐駒ケ岳 黒戸尾根


- GPS
- --:--
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 2,420m
- 下り
- 2,414m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■国道20号→竹宇駐車場……舗装されていて、走りやすい。正面に甲斐駒がでぇーんと見えます。あそこまで本当に登れるのかとビビりますが… ■竹宇駐車場→竹宇駒ケ岳神社……駐車場は舗装と砂利があって100台くらいは停めれそうです。トイレあり。 ■竹宇駒ケ岳神社→笹の平分岐……吊橋を渡って、いきなりの急登でございます。急な所は急、でも平のところは平。落ち葉の絨毯が気持ちいいです。 ■笹の平分岐→刀利天狗……なかなかの急登ではありますが、樹林帯の中で、歩くにはいいです。登山道も十分整備されています。長いですが……、ちなみに笹が足首程と短いですが、近年、シカ君が食べているそうです。昔はビーバーで刈っていたそうです。刀利天狗の鎖場で一気に展望が開けますよ♪ ■刀利天狗→五合目小屋跡……梯子・鎖が出現してきます。この辺りからだんだんと太腿に疲労が溜まってきます。ただ、黒戸山を巻く道は苔が生えていて、もののけ姫の世界です。道も平坦ですし、非常に気持ち良いです。こういう道好き ■五合目小屋跡→七丈第一小屋・第二小屋……梯子・鎖一気に増加。難度UP。でも三点支持で登れば問題なし。意外とこういう道の方が楽しくて疲れないかもです。 ■七丈第一小屋・第二小屋→八合目御来迎場……鎖場は腕力必要。疲れがたまってくるだけにキツク感じました。でも、焦らずにいけば問題ナッシングです。 甲斐駒の頂上が近づいてきます☆ ■八合目御来迎場→甲斐駒頂上……北側の岩場はこの時期、凍っていて滑ります。気をつけましょう。でも頂上の人がここまでくれば見えます、黒戸制覇もすぐそこ!!最後は北沢峠組と合流して頂上です。 ■甲斐駒頂上→竹宇駐車場(下山) 梯子・鎖場はより慎重に時間をかけて。後半の刀利天狗から下は、下山は非常に歩きやすいです。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
今シーズン最後の山行です!!
最後はやっぱり、一番好きな山、甲斐駒ケ岳でござりまする。
でも、去年と同じ北沢峠からでは面白くないので、
自分の限界に挑戦ということで黒戸尾根の日帰りです。
大丈夫か?俺っつ??
土日は天候が悪そうなので、急遽、金曜日に行くことにしました(汗)
仕事は大丈夫なんでしょうか……
大丈夫なんですっ☆このために月曜日から段取り組んでおきましたから!!
早出・残業たっぷりして、生産計画も変更しましたからぁ↑
そんでもって上司への【報・連・相】大切もですよ。
課長に『金曜日、晴れていたら、僕、体調が悪くなって会社休みます、そんでもって南アルプスに行ってきますからっ』ってちゃんと、水曜日あたりから伝えておきましたから(笑)
……山って怖ろしいですねホントに(笑)
ということで、朝4時に起きて、5時に出発、5時5分にうんこしたくなって、家に戻ってうんこして、5時10分に出発。国道20号を走って、6時に竹宇駐車場到着。やっぱり、諏訪からだと近いですねぇ〜
5時半には登り出したかったんですが、うんこのせいで出遅れました。
結局6時10分出発です。
■竹宇駒ケ岳神社→刀利天狗
急登‐平坦‐急登が繰り返しきますが、それが良いのか、距離・時間の割に気持ち良く登れました。また、何より人がいないのが良い!!落ち葉の絨毯の登山道を進むのは最高の贅沢です。
そして、刀利天狗の手前の鎖場で一気に展望が開けます。テンション一気にUPですが、駒ケ岳頂上は遥か先です。
■刀利天狗→小屋跡
黒戸山の巻き道、苔むした平坦な登山道でもののけ姫の世界です。北八ヶ岳・白駒池の苔道に似たような感じで、一番好きな道でした。癒されるぅ〜
■小屋跡→八合目
梯子・鎖場、連発です。多少、腕力必要ですが、熟ガールの方も登ってましたので、慎重にいけば問題ないです。こういうところの方が案外、標高も稼げるし、時間が経つのが早く感じる。結構、楽しかったです。でも、確実に足には疲労が溜まりますが…
■八合目→甲斐駒ケ岳頂上
一枚岩を鎖をつかって越えるところ『オーバーハング』っていうんですかね?あそこが一番キツカッったかな。うん、きつかった。
……だって、俺、足が短いんだもん。足が届かないんだもん(涙)
タイムリミットにしていた12時前にギリギリ登頂成功!!
北沢峠とは比べ物にならいなくらい辛いっす。黒戸尾根。
さすがは日本三大急登!!
6時間で登れれば十分でしょう(笑)
でも黒戸尾根経由の甲斐駒頂上は最高でした。去年と同じく360度すべての山が見えます。もっと、この最高の展望を楽しんでいたいところですが、時間がないので下山に入ります。
■甲斐駒頂上→七丈小屋
持病の膝を痛めないように、ゆっくり下山。北側、斜面は凍って
いるので滑らないように要注意。
■七丈小屋→笹の平分岐
北杜市からきているおじさんと遭遇。このおじさん、スキーのトレーニングで登っているそうなんですが、早いっ!!話が非常におもしろかったので、後をついていくことに。茨城なまりが素敵で、かなりのナイスガイの生き方をしているおじさんでした。山で出会う、60代のオヤジさんって皆ホントに素敵な生き方をしているんですよね……
なんていうか、お金に捉われない、人生の価値観というかぁ…
いやぁ、本当に勉強になります。
結局、下山開始するときはヘッデン使う覚悟をしていたんですが、このオヤジさんのペースのお陰で、日没前に下山できました。
まぁ、膝と足の筋肉はとんでもないことになりましたが(笑)
■笹の平分岐→竹宇駒ケ岳神社・駐車場
オヤジさんと笹の平分岐で別れ、ここからはまた、カメラを出して、紅葉を撮影しながら下山しました。途中、前に単独の女性の方がいましたが、結構、良いペースで降りていって、抜くことができませんでした。単独の女性で、黒戸尾根を日帰りなんてすごいっ。恐るべしです。
もしかして、自分が怪しい人間に思われたから、それでペースを上げたのかなぁ?
俺って怪しいのか!?
山に登る人間に悪い人はいないと思うんだけどぉ……
まあ、何とか日没前に下山することができ、甲斐駒ケ岳、黒戸尾根経由の日帰り登山を達成することができました。結構、自信がついた山行でした。
そして、何より、このルート大好きになりました。
☆……人が少ないこと
☆……登山道が素敵なところ(神秘・幻想的)
☆……梯子・鎖場があって、飽きないところ
☆……甲斐駒がカッコイイところ
一年の終わりは甲斐駒に登ろうと、改めて思った山行でした!!
はじままして。
山行記録、楽しく拝見させていただきました。
わたくしも、同じ日に黒戸尾根から甲斐駒へ。
たぶん…下山の後半に登場する「単独の女性」です。(笑)
最後の分岐のところで道を間違えて、尾白川渓谷方向へ進んでしまったため、結局はbamuseさんの後、下山しました。
諏訪ナンバーの車で帰り仕度している姿、覚えております。
怪しい人だなんて思いませんでしたよ。
少し心細かったので、後ろに人がいてくれるっていう感覚は、とても安心しました。
ペースを上げたつもりはありませんでしたが、抜かれたらまた1人ぼっちだなぁ〜と思ってました。
単独行の日の出前と日没前後は、どうしても心細くなってしまっていけないです(汗)
あっ!
バムセくんのようにカワイイ相方を連れて行けば、心強いですね。
それにしても。
お天気に恵まれて、素晴らしい紅葉の世界に浸ることができて、変化に富んだ登り応えのある登山道を歩けて、360°の大パノラマを拝むことができて…
とても楽しく、充実した山行となりました。
ごあいさつもしませんでしたが、ありがとうございました。
長々とスミマセンでした
はじめましてkobittoruさん。
コメントありがとうございます。
ヤマレコでお会いできるとは
うれしい限りです。
怪しい男と思われてなくて良かったです
ザックにブタのぬいぐるみを付けて歩いているなんて、客観的に見たら、相当怪しいですよ……
うん、自分なら絶対にペース上げて逃げます(笑)
女性で甲斐駒の黒戸尾根を日帰りなんてすごいですね
もしかして山頂でもお会いしていますかね?
僕は祠の横でご飯食べてましたが、後ろの方で若い女性と夫婦?の方が話していたのを覚えています。
カワイらしい声と丁寧な言葉使いが印象に残っていて、山登る人はしっかりしているなぁ〜って思いながら、北岳を見ていました。
kobittoruさんは伊那の方ですか?
私は11:25〜12:05くらいの間山頂におりましたので、時間的にお会いしてますね!
バムセくん(ちゃん?)の存在には全く気が付きませんでした^^;
でも、カワイらしい声と丁寧な言葉使いの方は、私ではないでしょう。残念っ…あはは〜(笑)
出会った人に声を掛けやすいし、掛けられやすい。という所が単独行の魅力の1つかなぁ〜と思ってます。
茨城なまりの60代のおじさま。あの方かなぁ…?
私も少しだけお話しさせていただきましたが、素敵な方だと思いました。笑顔も!
あっ!もちろん、プロなんかではありません
今回も、12時までに山頂に着けなかったら引き返すつもりでした。
1ヶ月に1度お山(里山でも)に登れたら幸せ〜☆というゆるゆるペースで楽しんでいます♪
いつも眺めていますが、初の甲斐駒でした。
伊那に住んでおります。
コメントありがとうございます。
山頂の方はkobittoruさんではなかったですか……
でもkobittoruさん、安心して下さい。
僕が七丈小屋で話した千葉県から来た60歳のおじさん(茨木なまりのおじさんとは別の方)は今、単独のカワイイ女性が下っていったから追いかけてみたらって情報をくれましたよ
それ情報を元に茨城なまりのオヤジさんとがんばったんですが、一歩及ばずでした
単独行いいですよね
自分は若い女性は見て楽しむだけで、60過ぎのオヤジさんや熟ガールの昔話を聞くのが大好きです。山の大きな魅力の一つになりつつあります。
kobittoruさん、同じ長野県民の方と情報交換ができてうれしいです。
また、どこかの山でバムセみかけたら声掛けて下さいね
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する