鋲ヶ岳と烏帽子山 〜剱岳北方稜線北端を感じたくて〜

2018年05月21日(月) [日帰り]

• GPS: 05:36
• 距離: 9.6km
• 登り: 636m
• 下り: 631m

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

嘉例沢森林公園キャンプ場駐車場に駐車

コース状況／危険箇所等

全体を通して危険場所などは特にないが、P1232付近は積雪でルートがわかりにくい。かつ雪面上の踏み跡もわかりにくい。

すれ違ったのは3名で、地元のハイカーらしき人は、積雪でルートが判らなくなったということで敗退してきた。山菜取りの爺さんはさすがにルートを知っていて、ウドがたくさん採れたと言っていた。もう一人は、軽装備の強烈に速いハイカーだった。
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その他周辺情報

金太郎温泉、カルナの館(720円/1時間)
富山県魚津市天神野新6000
https://www.kintarouonsen.co.jp/karuna/
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写真

5/21 7:34

嘉例沢森林公園キャンプ場駐車場には10台程度のクルマが駐車可能。トイレや靴を洗える場所もあり。

5/21 7:40

公園案内図。

5/21 7:42

キャンプ場中央にある池（名称不明）のまわりにはタニウツギがいっぱい。

5/21 7:46

森林公園から鋲ヶ岳まではすぐに登れる。

5/21 7:53

フモトスミレかな？

5/21 8:05

鋲ヶ岳861mに着いた。

5/21 8:03

東屋があって

5/21 8:04

ここからの展望図が取付けてある。

5/21 8:04

展望図の右側。

5/21 8:05

実際の展望。左が白馬岳。とすると展望図の標高は低い場所からの様に感じるが・・・

5/21 8:05

その南側。一番奥に爺ヶ岳や鹿島槍が確認できる。

5/21 8:04

富山平野の展望。

5/21 8:06

反対側の宇奈月温泉郷。

5/21 8:16

稜線分岐。ここからも森林公園へ降りれる。

5/21 8:19

天池の名称は、全国あちこちにある。

5/21 8:19

シャーベット状の雪が残っていて、カエルがいた。

5/21 8:19

ショウジョウバカマ。このあとロード化する。

5/21 8:22

（ユキグニ）ミツバツツジも旬。

5/21 8:24

積雪のない登山路はしっかりしている。

5/21 8:27

ユキザサ。

5/21 8:30

新緑が気持ちいい。

5/21 8:31

ミツバツツジの葉は上を向いて生えてくる。

5/21 8:32

こういう場所を窓と呼ぶ。

5/21 8:33

白馬連峰。

5/21 8:39

チゴユリもちょうど旬で、部分的にロード化していた。

5/21 8:43

黒部平野。

5/21 8:46

雪渓が多くなってきた。

5/21 8:47

雪渓の近くにはショウジョウバカマが多い。

5/21 8:49

イワウチワも

5/21 9:06

乗り上げる。

5/21 9:11

またぐのに苦労する。

5/21 9:24

森林公園の境界線と稜線との交点（標高1000m地点）に展望台があり、富山平野を一望できる。

5/21 9:25

えーと？

5/21 9:25

同じような花だが、これはナナカマドでしょ？

5/21 9:31

イワカガミだ。

5/21 9:35

フウロソウみたいに開いたイワウチワ？イワカガミ？

5/21 9:35

たくさん咲いている。

5/21 9:36

ショウジョウバカマとイワウチワが競演。

5/21 9:38

おっとカタクリ君、後ろから失礼。

5/21 9:40

ネコヤナギか？（ピント外れ）

5/21 9:41

積雪上を歩く割合が増えてきた。

5/21 10:06

登山ルートが分かりづらくなってきた。

5/21 10:23

安心させてくれる。

5/21 10:24

直角に曲がる部分。

5/21 10:28

ショウジョウバカマ軍団。

5/21 10:34

残雪の山にタムシバは良く似合う。

5/21 10:34

ムシカリも旬。

5/21 10:35

このあたりの展望はいいが、積雪でルートがわかりづらい。

5/21 10:35

鑓ヶ岳、杓子岳方面と思われるが？

5/21 10:38

緑の中にヤマツバキの深紅が映える。

5/21 10:40

ギフ蝶だ。レッドリストの準絶滅危惧種。

5/21 10:42

これは何だろう？

5/21 10:49

烏帽子山1274mに着いた。今日はここまででピストンする。

5/21 11:38

黒部山岳会が立てた山頂標識で、根本の金属BOXに訪問ノートが入っていたため記帳してきた。

5/21 10:51

富山平野側の眺め。

5/21 11:37

右から五竜岳、唐松岳、不帰キレット、鑓ヶ岳だと思うが、自分にとって見慣れない角度からの展望なので、自信がない。

5/21 11:38

右から鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳だと思うが、おなじく自分にとって見慣れない角度からの展望なので、自信がない。

5/21 11:38

二重稜線が確認できる。手前の稜線は右から、鉢ヶ岳、雪倉岳、朝日岳（ガス隠れ）だと思うが、おなじく自分にとって見慣れない角度からの展望なので、自信がない。

5/21 11:48

おまえさんはタムシバだよね？

5/21 12:44

新緑を浴びて下山する。

撮影機器：

DSC-TX10 SONY

感想

クマ

　剱岳北方稜線は一般に標高の高い部分、つまり剱岳本峰から小窓までを指す場合が多いが、さにあらず。小窓の北東すぐにある池ノ平山から北に向かって約50km延々と続き、日本海に近い鋲ヶ岳で終焉している（＊さまざまな見解あり）。個人的に標高の高い部分は5回ほど行ったことがあるが、池の平山以北は、部分的に猫又山とか毛勝山に登っているだけで、ましてや北方稜線が終焉する北端部分には行ったことがない。

　そんな折、今はなき女性登山家の”谷口ケイ”さんがパタゴニア社のアンバサダーとして、猛暑期にこのリアル北方稜線を完全縦走している記事を読んだ。嘉例沢森林公園からスタートして剱岳本峰に達するという、いわゆるヤブコギ縦走である。
https://www.patagonia.jp/blog/2015/09/patagonia-ambassador-summer-holiday-kei-taniguchi-naoyuki-kato-1/

　昨日までの立山BCで疲れていたが、せっかくの好天予報でもあるし、関西から遠征していることもあって、月曜日に鋲ヶ岳・烏帽子山をピストンすることにした。昨日まで雪の中にいたので、新緑がまぶしかった。このハイキング道が、ヤブコギルートののちに、あの岩と雪の殿堂まで続いていることを思うと感無量だった。

クマ

コメント

kanosuke

北方稜線の末端
立山BCの翌日なのに元気ですね
この日は予備日？

さすがに日本海から藪を漕いで踏破する気になれませんが、この稜線が剱に繋がっていると思うと、地味な低山もありがたみが5割増し。
しかし、地図で辿ってもなげえ〜
クマさんやってみては？

クマ

Re: 北方稜線の末端
カノスケどん、まいど。
猪熊さんとこのサイトで天気の流れを読んで、最初から狙ってました。あわよくば、僧ヶ岳ピストンというのもありましたが、この体力の無さでは無理だと思って当日朝は惰眠をむさぼったのであります。

このロマン溢れるロングルートを、ケイさんのように辿るには、モチベーションだけでは無理です。ヤブコギ進行は本当にルートが捗らないので、イーッとなりますよ（笑）
クマ