雲取山(小袖-雲取山-三条の湯-お祭-小袖)
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- GPS
- 10:08
- 距離
- 28.9km
- 登り
- 2,424m
- 下り
- 2,427m
コースタイム
※小袖駐車場-雲取山のコースタイムは、七ツ石山、小雲取山とも巻道利用。休憩なしのものです。
天候 | 曇りときどき晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
小袖の駐車場は6時過ぎで、まだ10台くらいしか留まっていませんでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鴨沢から雲取山は歩きやすく、特に危険箇所はありません。 七ツ石山の巻道は落石事故があったという看板がありましたが、それらしき場所は分かりませんでした。 三条ダルミから三条の湯は山腹を巻く緩やかな道ですが、岩や木の根が登山道に張り出している場所があったり、崖沿いで道幅の狭い場所があったりして、危険とまでは言いませんが、少なくともお子さん連れにはお勧めしません。 またこの時季、落ち葉が登山道に敷き詰められたようになっており、隠れた木の根に躓いたり、浮石を踏んでしまわないよう気を遣います。 紅葉はもうほとんど終わっています。 |
写真
感想
曇天の下、歩き始める。
心が弱っていて、気力が湧かず、ペースが上がらない。
それでも山はいつものように迎え入れてくれた。
いつもと変わらず、ただそこにあるというやり方で。
霧が晴れ、朝陽を浴びた木々が、土が、そして枯葉さえも生気を漲らせてくる。
そのおこぼれをほんの少しだけ分けてもらう。
結局のところ、山登りに来ているのは、現実の苦しさから逃れたいからだけなのかもしれない。
この枯葉のように土に還りたいと願う、危うい自分がいる。
一方で、先輩諸氏のように強い精神と肉体を手に入れたいとも思う。
初心者のこの半年の山行は、自分自身が築き上げた壁を取り壊す過程でもあった。
半年前大岳山に登って疲労困憊していた自分が、来年の目標にしていた富士山に登れた。
単独行の不安と向き合い、テントを担ぐこともできた。
そして今日、ゆっくりだが一歩ずつ、休まず前に歩を進めることによって、山の頂に立つことができた。
暗い話ですみませんでした。
下りは天平尾根を通ろうと思っていたのですが、三条ダルミから三条の湯の間で大苦戦。
慣らしのために履いてきた冬靴があまりにも硬くて歩きづらく、足首は痛くなるは、靴擦れはできるはで、両足ともぼろぼろに。
結局、後山林道を通って下りました。
ほとんど傾斜のない林道ですら、足が痛くてなかなか進まない。
ストックを持ってこなかったことを大後悔しました。
家に帰って、靴下を脱いでみると、足首が内出血していました。
それにしても、三条の湯は山ガールに人気なのでしょうか。
下山中、沢山の山ガールとすれ違いました。山ガール好きの方はどうぞ。
延々と続く林道がやっと尽きると、お祭から鴨沢まで車道歩き。
そして、鴨沢から小袖の駐車場まで再び登る。
我ながら馬鹿だなあと思いながら、駐車場に到着しました。
それにしても、よく歩いた。
さすがに疲れましたが、心地よい疲れです。
足は痛いけれど、それでもやっぱり行ってよかったと思います。
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