残雪の白馬岳で、雷鳥と日の出日の入ショーを堪能!栂池からピストンで
- GPS
- 25:04
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,545m
- 下り
- 1,549m
コースタイム
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 5:39
天候 | 6月16日(土)ガスのち晴れ&強風! 6月17日(日)快晴!&強風!! |
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過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ゴンドラ始発は7時半もしくは8時。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●全体的に、雪道と夏道が交互に混在。 冬ルート部分はアイゼン、スパッツも必携。 面倒だが安全登山のためにはアイゼン着脱 を繰り返すよう。 〈栂池登山口から天狗原まで〉 出だしから雪。冬道と夏道が交互となるチャンポンで歩きにくい。 夏道は小川状態。雪道の急斜面はアイゼン要。 腐れ雪踏み抜き注意。踏み抜くと小川に浸かる。 天狗原の花はまだこれから。ミズバショウ少々。 〈天狗原から白馬乗鞍〉 この区間、完全冬ルート。雪の急斜面であり、アイゼン要。 〈白馬乗鞍から白馬大池〉 白馬乗鞍の台地部分は全く雪ナシ。大池は半分雪に覆われているが、 池の縁のトラバースは雪上であり、池に滑り落ちぬよう注意。ところによりアイゼン推奨。白馬大池山荘はまだ営業開始していない。 〈白馬大池山荘から小蓮華岳〉 雪と土が交互に現れる。雪部分は滑り落ち注意。 〈小蓮華岳から白馬山頂〉 雪と土と岩が混在。夏道がスノーブリッジになって通行困難な箇所は ガレた岩部分をいかざるを得ないが、岩が脆く触れると崩れるので注意。 ところどころ広めのナイフリッジ状態になっている雪状部分は 滑落防止のためアイゼンあった方が良い。一部完全雪道の急斜面あり。 2週間ほど前にここで滑落遭難した方の荷物がそのまま残置されていた。 〈山頂から山荘〉 雪ナシ。 |
その他周辺情報 | 白馬大池山荘はまだ営業していない。 白馬山荘のスカイプラザもまだ営業前。 下山後の白馬界隈は温泉豊富。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ヘルメット
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感想
妻は激務だし、天気予報も悪いし、で、
土曜日は朝寝を決め込むと信じて疑っていなかった金曜日。
しかし、19時過ぎになってから会社にいる妻から「北ア、天気回復するよ!白馬に日の出日の入り見に行こう!」と連絡が。
なんですと〜〜!? 白馬???
‥確かにこの時期に槍か白馬にはよく行っているが‥。
あまりにも急である。
が、妻の行く気モードは崩れそうもない‥。
「ここのところ大雪渓の落石がとても多くて危険だから嫌だ」と抵抗したみたが、「なら、栂池から行けばいいよ。本当は大雪渓登った方が早く着くけど、確かにずっと雨だったし、今年落石多そうだしね。」と宣う。さらに「栂池からだったらこの時期ゴンドラ開始時間が遅いし、早出しなくていいから。」と追い討ちをかけて畳み込まれた‥。
そして、気づいたら白馬に向かっていた。。
早朝東京を出た時からの雨が、長野県に入っても止まず。ワイパーフル稼動。妻は助手席で爆睡してるし‥。
目を覚ました妻に、「駐車場で雨降っていたら温泉入って帰る!」と宣言したが、栂池に着いたら嘘のようには雨は止んだ。
何しろピッケルとかアイゼンとかを車に放り込んできただけなので支度なら手間取り、始発便に乗り損ねて第2便に乗車。
雨は止んだが、依然ガスガス。しかも登山口からいきなり雪だし。
雨の後なので、いかにもズボりそうな嫌らしい雪の感じ‥。
道はズボ雪と小川状態の土が交互に現れるハンパな状態で非常に歩きにくいし、天気はガスガスだしで、渋々登っていると、ん?なんか青空が??
そして、みるみるうちに晴れた!
妻は、ほら言った通りでしょ、とドヤ顔。…
が、その後、雪に覆われた木道の間を踏み抜いて足を完全に水に浸からせて「ひゃっー!」と叫んでいた。スパッツしていてまだ良かったが、何やっとんじゃ。
天狗原から白馬乗鞍までは、まだ完全な冬ルート。
アイゼン装着して急斜面を登る。
白馬乗鞍の台地に出て一旦アイゼン外す。そして素晴らしい景色!
白馬大池はまだ半分雪に覆われて、ブルーとクリームソーダ色と白との素晴らしいコントラストを呈していた。そして誰もいない‥。
池は半分凍っているようであるが、池の縁の雪上斜めトラバースは、
池に滑り落ちぬよう注意。昨日の雨で踏み跡もないため、危険回避でアイゼン再装着。
白馬大池山荘は、まだ営業前で扉も打ちつけられ、しん、と静まり返っていた。ここで昼飯。
ここから先も交互に雪と土の道。しかも誰もおらず、完全貸切。
そして、今シーズン初の雷鳥と遭遇!
稜線上は雪道と夏道が交互。雪上部分は滑落注意。
小蓮華岳から先はものすごい強風になった。
その先も交互に雪道。
夏道ルートがスノーブリッジ状で通行不能のところは、岩部分に迂回せざるを得ないが、岩は手をかけると剥がれ崩れて弱いので、通行注意。
雪の急斜面下に、4月に滑落遭難した方のザック類が残置されていた。気を引き締めて安全に。面倒がらずにアイゼン着脱。
三国境を超えてツクモグサに遭遇。
白馬山頂は貸切。そして雲湧く剱と対面!
しかし物凄い強風であるので、早々に山荘へ。
白馬山荘は、ガラガラで個室貸切。
談話室もほぼ貸切で、午後はまったりと読書。
妻は散歩に行きたそうであったが、凄い強風で結局断念。
そして、素晴らしい日没ショー。
翌朝の日の出ショー。いずれも素晴らしかった。
日曜日は昨日見えなかった富士山、南アルプス、八ヶ岳方面もクッキリ。
下山は、天狗原まで稜線上を完全貸切!
風は強いが素晴らしい好天の稜線であるが見渡す限り人がいないというプレミアム感!いつもは大渋滞の人の列が続いているので余計プレミアム感が増す。
但し、ルートは雪道と夏道のミックスなので要注意。
そして今日もあちこちで雷鳥に遭いまくり。
下山後は、水芭蕉を見るため栂池自然園に立ち寄り、白馬と水芭蕉の眺めを堪能。
そして、温泉に浸かっていつもの蕎麦屋で蕎麦を堪能して帰宅。
何か妻にしてやられたような気もするが、
風は強かったものの、素晴らしい好天の白馬、日の出日の入りショー、雷鳥天国、を満喫した週末となった。
この季節、足元がままならない白馬を選択されるとは
さすが通ですね!
風は強かったようですが天候にも恵まれたようで
白と青と雷鳥とめったにお目に掛かれな晴天ながらの
空き空きの白馬!まさにプレミアムで羨ましい限りです。
私も行きたいんですが、もう少し足元がしっかりしてからに^^;
そうするとわんさと人が集まるんでしょうね
素晴しいレコありがとうございました(^^ゞ
2日とも晴れて最高でした。
足元は面倒でしたが、人がいないというのはプレミアム感が最高ですね
また、日の出日の入り両方とも素晴らしいというのはやはりいいですね。
どちらかはダメだということも多いですので。
シーズンインすると、人出は多くなりますが、
それはそれで花が素晴らしいので、結局は人がいようがいまいが何度も通ってしまいますね
白馬のつくもんを見に行きたいと思っているのですが、なかなか行けません。
いいな〜〜〜快晴ゲット。
でもつくもんの写真がピンボケ一枚とはヒドイ
ウルップ草の葉っぱも写ってるね。
まだ咲いていなかったのかな?
ちょっと今、いろいろワチャワチャしてて遠出出来ないのだけど、週末ごとに晴れるので悩ましい。
晴れなのに雷鳥だらけって、ラッキーだね〜〜〜
ツクモの付近は物凄い強風だったもんですから
例によって妻は飛んで行きそうでしたし
ウルップソウは咲きかけはありましたが、まだでした。
大雪渓側の方にはあったかもしれませんね。
晴れてましたが雷鳥だらけでした。
しかもポーズをとっているものも多く、堪能できました。
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