北信州の里山はもう冬…霰のお出迎え 妙徳山・大洞山


- GPS
- 03:05
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 731m
- 下り
- 707m
コースタイム
11:40三峰権現11:45
12:15妙徳山北峰
12:20妙徳山南峰12:35
13:35馬越峠
13:50大洞山13:55
14:10馬越峠
歩行時間2時間40分
天候 | 曇り時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
「あじさいの里蓮台寺入口」の看板を左折 道なりに行くと右手に蓮台寺の山門(若穂太郎山登山ルートあり) 通り過ぎてリンゴ畑を両脇に見ながらつづれ織りの坂道を行く 山新田集落内に大きな案内板が左側にあるので、現在地を確認できる 林道八町線に出たら左折(右折すると馬背(まぐせ)峠、若穂太郎山登山口あり、峠を越えると保科温泉に至る) 道なりに杉林を行くと馬越(まごせ)峠(舗装されている) この辺りは古道・謙信道(所々に案内標識あり) 道路左脇に2,3台分の駐車スペース |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険個所はありません 雨がやんだ直後でしたので、落ち葉の下に隠れた石、木の根など結構滑りました どちらの山も稜線まで急登(大洞山の急坂はほんの僅か) 妙徳山の急坂は4箇所位(これでもか、これでもかと現れます) 北隣の明覚山(須坂市)の急坂(斜度43度とどこかで読みましたが)に負けない感じ 苦しいけれども急坂を愛して止まない方にお勧め! ピンクのテープが三峰権現迄ありますが、その先落ち葉で踏み跡不明瞭な箇所あり 尾根を忠実に辿る事(尾根上部は踏み跡はっきりしています) 周囲は雑木林、杉の造林帯に遮られ、展望はあまりありません 樹間から、千曲川、長野市街地、須坂市 三角点は北峰にありますが、 南峰は西側が切り開かれ、長野市街が一望(数分で行けます) |
写真
感想
週末になると天気が崩れるのが通常になっていて、昨日などは引き籠り状態
夜になって、予報を見ると、天気回復のようなので、近くの山に行くことに
ところが、明け方にも雨が残り、一体いつから晴れて来るのやらと心配していたら
九時過ぎに、ようやく日が差してきました。
こうなれば一刻も猶予はならず、支度して車に乗り込みます。
長野市から、根子岳の広大で緩やかな稜線が望めます。
妙徳山はその手前にある里山です。
登るルートも幾つもあって何回か登っているのですが
峠からの「のっこしコース」はまだ未踏破、
登ってみたいコースでした。
連台寺の辺りまでは小春日和でしたが、山新田集落まで上がると雲の中。
そのうち晴れて来るのではと淡い期待を抱きながら峠に向かいます。
峠への林道は、道は狭いですが緩やかで舗装されています。
唐松の落ち葉に覆われて舗装が見えない場所もあり、通行量の殆どない林道。
峠から二つの山に登ることが出来ます。
今日は妙徳山がメインですが、
時間に余裕があったら帰りに大洞山にも登りたいと思ってきました。
ですが、天気が怪しくて、天気の具合で判断することにして出発。
待ってましたの急坂が始まります。
標高差を短い時間で稼ぐのですから当たり前の話なのですが…
白鬚(しらひげ)神社コースより楽かと思っていましたが、とんでもない間違いでした。
平坦な尾根に出てはまた、急坂に取りつく、といった繰り返しです。
しかも踏み跡のはっきりしない箇所もあり、帰りが心配になってきました。
下山を考え、迷いそうな場所では振り返りながら歩きます。
霧も濃くなってきて、林が一層暗くなります。心細さといったらありません。
もう最後の急坂かと思われる辺りでとうとう霰が当たってきました。
山の神様は、今日は相当ご機嫌斜めのようです。
こんな天気の定まらない日に山を歩くとはどういうことなのか、
歩きながら考えます。
山に登る事が巡礼のように思えるのです。
聖地を巡って感謝をする行為はかなり昔からあったことで、
今でもエルサレム、メッカ、サンチャゴデコンポステッラなどがあまりにも有名ですが、
私には、名も知れない里山も、かけがえのない巡礼地に思えるのです。
無事に過ぎて来た人生に感謝をする意味でも、山を歩き続けたいと思うのです。
霰は小雨に変わりましたが、雨具を着けるほどでもなく
そのまま歩き続けると間もなく北峰に到着しました。当然のことながら誰もいません。
ふだんでもひと組かふた組くらいの登山者に会う程度の里山です。
こんな天気の不安定な日に来る人はまずいないでしょう。
南峰の方が眺望があるので、北峰を通過して南に向かいます。
昼食をとる間にも身体が深々と冷えて来ます。
こんな日はせいぜい15分の休憩が限度です。
早く下山して、「こたつdeみかん」がしたくなりました。
一目散にと言いたいところですが、急斜面は帰りの方が恐ろしく
木の根、枯葉に隠れた石に足を取られます。
しかも、風も強まり、雲の流れが早まっています。暗い林は不安を煽ります。
降りる尾根を間違えないように細心の注意を払いながら、慎重に下ります。
雨が止み、少し雲も切れたので大洞山に登ってみる事にしました。
この山もいきなり急坂から始まりますが、距離は僅かです。
木々の間に千曲川や、長野市街が垣間見えます。
往復30分程度の簡単な山ですが、井上山を経由してとなると結構時間がかかります。
井上山から大洞山の間に、カタクリの群生地があり、春先は楽しみ。
山頂にはやはり学校登山の記念プレートがかけられていました。
この山も学校登山で良く登られているようですね。
帰りの温泉は「湯〜ぱれあ」によることにしました。
井上山の尾根のすぐ下にあり、もともと近くに温泉(かなりぬるい)が出ていたようです。
大人500円(60歳以上250円)です。
プールもある設備の行き届いた日帰り温泉(10:00〜21:30)なので
ちょこちょこ利用させてもらっています。
いつの間にか北アルプスの方角に眩しい陽が沈んで行こうとしています。
振り返ると相変わらず妙徳山は雲の中に隠れたままでした。
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