十勝岳連峰 富良野岳から上ホロカメットク山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,227m
- 下り
- 1,208m
コースタイム
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 8:20
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特になし 所々雪渓が残る |
その他周辺情報 | 下山後に白銀荘の温泉へ。檜風呂が良かった。 |
写真
感想
1泊2日の行程で、十勝岳連峰の富良野岳から美瑛富士までを縦走・周回するつもりで北海道へ乗り込みました。
北海道の天候は大陸からの低気圧や前線の停滞で雨風が強い予報で、ひょっとしたら登れないかなぁと不安を抱えつつ飛行機に乗り込みました。飛行機のチケットを1カ月前に取得しているので、とりあえず向かうしかなく、あとは現地で判断するしかありませんでした。
旭川空港で現地は曇り。最新の予報では曇りではあるものの幸い雨雲は逸れており、雨風に打たれる状況ではなく、午後からの天候の回復が見込めたので予定通り登ることにしました。
凌雲閣の登山口に着きましたが、雲の中で視界が利かないほどでしたが、雨が降っている訳ではないので、まずは富良野岳を目指して登山を開始しました。
登山道は泥濘、所々雪渓が横たわり、コース状況は良くありませんでしたが、富良野岳へ向けて徐々に高度を上げていきました。
稜線にでて富良野岳と十勝岳方面への分岐にザックをデポし、富良野岳山頂のピークハントへ向かいました。
視界は悪いものの、雨風に打たれることはなかったのは幸いでした。
登山道の周りはキバナシャクナゲやチングルマなどの高山植物が綺麗に咲いていて、雲の中の露に濡れる小さなお花と一面に群生する光景は幻想的な光景であり、これはこれで下界では見られない美しさでした。
分岐からは約800mとの表示がありましたが、視界が悪かったせいで目的地が見えなかったせいか、意外に距離が長く感じました。山頂についても視界は悪いままだったので山頂の標識にタッチ&登頂記念撮影をして直ぐに折り返しました。
分岐でザックを回収し、十勝岳方面へ。途中、三峰山、上富良野岳、上ホロカメットク山を経由する、十勝岳連峰の稜線歩きとなります。
三峰山に差しかかったころから、次第にガスが晴れて、時折晴れ間が見えるようになりました。
三峰山はその名の通り、三つの峰(ピーク)のある山で連続するアップダウンが、かなりしんどい山でした。三つのピークの真ん中に山頂の標識が置いてありました。
三峰山を過ぎて上富良野岳への鞍部にいたると、ガスが解消し、青空が広がるほどの好天になり、振り返ると三峰山や、午前中は全く見えなかった富良野岳が姿を現しました。また前方には上富良野岳や上ホロカメットク山、十勝岳へと続く山々の姿が見え、疲れも吹き飛ぶようにテンションが上がりました。
上富良野岳までくると、山の様子が火山らしく荒々しい光景に変化していました。
富良野岳から三峰山まではハイマツなどが生い茂る普通の山の光景でしたが、上富良野岳からは荒々しく、その山頂からは十勝岳方面へ向けて迫力のある噴火口の様子が望めるようになりました。
上ホロカメットク山はすぐ隣のピークで、ここの山頂からは十勝岳の噴火口から噴気をシューシューと吹き上げる様子や、端正な三角形をした十勝岳の山頂部の山容を見ることができました。ここが十勝岳を眺める場所としては一番良いかもしれないなぁと思いました。また、十勝岳連峰の数あるピークのなかで、主峰はやはり十勝岳なんだなぁと納得させられる場所でもありました。
日が暮れ始め、今日の宿泊地である上ホロカメットク山の避難小屋へ入りました。
明日はこの分だと、少なくとも午前中は良い天気が期待できそうだと思いました。
翌朝、目覚めてみると小屋の外のではゴーゴーと嵐のような状況でした。
いったん小屋を出て十勝岳方面へ向かうも、雨風が強く、このまま進むのは危険と思い小屋へ引き返しました。電波が拾える場所で天気予報を見ると、雨雲が覆ってきており、天候の回復が見込めないと判断し、下山することにしました。
一気に十勝岳や美瑛岳へ縦走することは出来なくなりましたが、次の日はまだ天候の回復が期待できたため、次の日に望みを託して一旦下山したのでした。
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