(道了尊)⇒明神ヶ岳⇒金時山⇒丸岳⇒(湖尻水門)


- GPS
- --:--
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,767m
- 下り
- 1,318m
コースタイム
⇒14:10 丸岳⇒14:35 長尾峠⇒15:25 湖尻水門への分岐⇒15:45 登山口⇒16:00 芦ノ湖キャンプ場
【行動時間 7:55 (山と高原地図だと8:40のコースです)】
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
大雄山駅発の伊豆箱根バスで道了尊(最乗寺)へ(7:48発⇒7:58着) |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険なところはありません。 金時山頂上近くはハイカーで渋滞していました。 |
写真
感想
【記録】
新宿で小田急線に乗り換えます。土曜日の早朝、立つ人が出るくらいの混みよ
うです。ホームに落ちた人がいたようで、電車は5〜6分遅れて発車。
隣に座った 中央線(各駅停車)ではおばさんが、小田急線ではおねいさんが、
居眠りをして私に寄りかかってきました。重たくて閉口しちゃいます(特におば
さんの場合)が、気の弱い私はがまんしたのでした。新松田駅にも5分遅れで到
着しました。
大雄山駅行のバス停が分からず、少々ウロウロしましたが、箱根登山バス1番
乗り場でした。西丹沢自然教室行きのバスが超満員で先に出発して行きました。
バスで1時間も立っているのはつらいですよね。
大雄山駅行のバスには、15人くらい乗ったでしょうか? バスの中で、おにぎ
りの朝食です。大雄山駅で道了尊行のバスに乗り換え、8時前に到着しました。
何人かのハイカーと一緒です。
最乗寺は杉の大木が見事です。すぐに登山を開始するつもりでしたが、もみじ
の紅葉がきれいですし、もったいないので境内を見学してから出発です。登山口
には大きな下駄が鎮座しています。天狗伝説からきているのでしょう。
少しの間、杉の大木の中を歩きます。登山道は良く整備されていますし、傾斜
もそれほどきつくなく、とても歩きやすい道です。やがて、いったん舗装された
林道に出ますが、ここで山ガールが5〜6名休んでいました。みなさんカラフル
な服装で、なかにはキャノンの一眼レフを持っている人もいました。この先を少
し登ると小さな「見晴小屋」があります。丹沢方面の景色がすばらしいところです。
尾根上の道を進むと「神明水」という水場に出ます。豊富な冷たい水でのどを潤
します。暑いのでモンベルの長袖の下着からTシャツに着替えていると、単独の
若い男性に追い抜かれました。ここから少し急な道を登ると相模湾や丹沢方面の
見事な展望が得られます。時折、スキーリフトの支柱のような鉄塔がありますが、
これは何だったのでしょうか? (ネットで調べると、昔、登山リフトの計画があ
ったが、途中でとん挫したようです)
開けた登山道を進んで、やがて尾根を巻くように南に向きを変えます。
やがて、明星ヶ岳との分岐が出てきます。稜線に出ると雲を被った神山方面が見
えました。バスで一緒だった女性が下りてきて、「残念ながら、今日は富士山が
見えませんでした」と言って元来た道を下って行きました。
2時間強で明神ヶ岳の頂上に着きましたが、確かに、富士山は雲に隠れています。
追い抜かれた若い男性に写真を撮ってもらいました。
私 「今日はどちらまで行かれるのですか?」
男性「矢倉沢峠まで行って下山する予定です」
私 「金時山には行かれないのですか?」
男性「はあ、時間があれば行こうかなと思いますが…」
ここでベンチに座り、定番その一「サザエの大福」を食べ、女房にポットに入
れてもらったコーヒーを飲みます。
明神ヶ岳からは、明るく広い尾根道歩きになります。金時山が遠くに見えます。
早く行かないとOUCACのメンバーと合流できません。12:30金時山頂上到着を
目標に頑張ります。途中からやや大きく下り、火打石岳は北側を巻きます、標高
が下がるとハコネダケが道の両側を覆い左右の見通しが無くなります。金時方面
から時々、ハイカーがやってきて、すれ違いが多くなります。1時間半ほど歩い
て、矢倉沢峠に着きます。電話をしようとiPhoneを取り出してみますが、
やはり圏外なのであきらめ、少し休んでから金時山への登りにかかります。
ここからは人が多くなります。小さな子供も元気に登っています。公時神社との
分岐からは渋滞になり、登り優先で大勢の下山者が待っている中、子供の後ろに
ついて登ります。
目標よりやや遅れて(予定よりは早く)、12:40に金時山頂上に着きました。
富士山は雲の中です。大勢のハイカーが休息しています。茶店の中も満員状態です。
仲間がいないかとキョロキョロしますが、見つかりません。目立つようにと岩の
上にあがって、ランチパックを食べコーヒーを飲みます。陽が無く、冷たい風も
吹いていて、非常に寒く、鼻水が出てきます。キルティングのジャケットを着ます。
20分ほど頂上にいましたが、仲間も現れませんし、Nさんへの電話も通じない
ため、出発することにしました。予定では公時神社に降りるはずでしたが、合流
できなかったことと、下りの渋滞を嫌い、まだ時間も早いので湖尻まで尾根伝い
に歩いていくことにして、まずは乙女峠を目指します。
30分ほどで乙女峠に到着。富士山が雲の切れ間に見え隠れしています。
展望台に登って写真を撮ります。反対側には遠くに明神ヶ岳が見えます。
あそこから来たんだなぁ、人間の足ってすごいなーと思いますが、まだ、先は長
いので再び歩き始めます。また、登りです。でも、実はけっこう登りが好きなんです。
なんか、「俺ってがんばっているな」とか「生きてるな」って実感できるんですよね。
ということで、めっきり会う人も少なくなった登山道を歩くこと30分ほどで丸
岳に着きます。立派な鉄塔が立っています。頂上にはベンチとテーブルがあり、
夫婦?二組が休んでいます。天気が良くなってきました。芦ノ湖の眺望がすばら
しいです。今日の宿泊地である芦ノ湖キャンプ場のコテージ到着目標を15:30に
して、先を急ぎます。途中で、先行した夫婦?を追い抜きます。明るい尾根道で
気分もいいです。左右の展望が開け、陽に輝く駿河湾も見えます。「富士見台」
でも富士山は雲の中でした。ひたすら歩き続け、笹に覆われた長尾峠に14:35に着
きました。後から聞くと足柄峠から入ったYさんはここから下りられたとのこと。
下のゴルフ場を通ってキャンプ場へ行かれたのでしょう。コースタイムでは、こ
こから湖尻水門まで1時間25分。キャンプ場着15:30は少々難しくなってきまし
たが、頑張ります。右手から車の音が聞こえ始めます。外人(白人)男性が登山
道に三脚を立てて芦ノ湖の写真を撮っています。「こんにちは」と声をかけま
すが、時間がないので得意(笑)の英会話は封印して通り過ぎます。
「Where are you from ?」などと聞いてみたかったですね…?
料金所のところで箱根スカイラインに出てみると、富士山が見えます。思わず
写真を撮ります。登山道に戻って、1045m峰の登りにかかります。すると、例の
外人さんが大きな三脚を持って、先を歩いていますが、私が迫ると道を譲ってくれま
した。「サンキュー」とは言わず、「ありがとうございます」と言って、先を急
ぎます。英語が得意だと思われると話しかけられる危険があるためです。私には
時間がありません。視線を合わせないようにして、通り過ぎます。だんだん疲れ
てきました。富士見公園まで来ました。芝生の上で休憩することにしました。
Nさんに電話をします。
私 「あと40分から50分でそちらに着きます」
Nさん「お前、今どこにいるんだぁ?」
私 「尾根の上です。Yさんの後を追っかけてます」
Nさん「Yさんはもう着いているよ」
まあ、ここまで来たら、明るいうちにキャンプ場に着けるのは間違いありません。
忘れていた定番その二「たらみのフルーツゼリー」を食べ、コーヒーを飲みます。「うまいっ!」
さあ、また出発です。若者のハイカーとすれ違います。すぐ近くの芦ノ湖展望
公園に着くと誰もいません。富士山と歩いてきた金時山、丸岳が太陽に輝いていて、
とてもきれいです。一人、写真を撮ります。
登山道に戻って、少し進むといよいよ湖尻水門へ下る分岐が現れました。
登山口までコースタイムで20分です。走るようにして下ります。すると、なんと
例の外人さんが前を歩いているではないですか? 私には時間がありません。にっこりと
「お疲れさまです」と言って、また、道を譲ってもらいます。話しかけられては
大変です。本当に走って下ります。「ひえーっ!」ということで、あっという間に
ゴルフ場入口の隣にある登山口に着きました(15:45)。
歩いてきた金時山や丸岳が夕日に輝いています。昨年湖尻水門付近を散歩してい
るので、間違わずに水門方面へ入ります。いったん芦ノ湖の湖面まで出て、湖の景色
を堪能します。空がとてもきれいです。さあ、皆が待っている?キャンプ場のコテージ
へ向かいます。と水門越しに道路のほうを見ると例の外人さんが歩いています。
彼はどこに帰るのでしょうか?
「Good bye」
今度会う時は、英会話を楽しみましょうね。
【感想】
・天気予報では晴れだったと思いますが、雲が多く、富士山の展望はイマイチでした。
でも、気持ちのよい尾根歩きが堪能できました。
・雲がかかった富士山もそれなりに良かったかな? まだ、雪の量が少ないので、
今後の降雪に期待して、また、どこかの山に富士山の写真を撮りに行こうっと。
・英会話の勉強もしたほうがいいかなぁ?
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