奥久慈周回
- GPS
- --:--
- 距離
- 26.6km
- 登り
- 2,263m
- 下り
- 2,265m
コースタイム
⇒08:43籠岩山頂上⇒<<裏縦走路を北上>>⇒10:08表縦走路に合流⇒10:29櫛ガ峰
⇒10:47大円地越⇒11:12奥久慈男体山頂上11:16⇒11:54白木山への分岐
⇒11:57昼食休憩12:10⇒13:03白木山頂上⇒13:27高崎山登山口⇒13:41高崎山頂上
⇒13:58高崎山登山口⇒15:08奥久慈見晴らし台⇒<<中武生山登山口を見過ごす!>>
⇒15:28高岩展望台(跡?)⇒15:34展望台(名前不明)⇒15:49武生山頂上⇒15:52武生神社
⇒15:58宝剣洞展望台⇒16:13竜神ふるさと村⇒16:59竜神ダム駐車場
天候 | 晴れ? 曇り? |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆竜神ダム駐車場〜亀ヶ淵 (竜神ダム遊歩道) ・竜神ダム湖沿いの舗装道路を歩きます。遊歩道なので車は通りません。 ◆亀ヶ淵〜明山 (明山登山) ・亀ヶ淵から所々大きな岩が転がっている急坂を登り、上山ハイキングコースの三葉峠にでます。 ・三葉峠を左に進み、少し歩くと明山頂上へ続く急坂が始まります。 頂上へは直進するとジャングルジムのような急登(両手両足で登る)で、右の巻き道へ進むと、通常の急坂になります。 ・明山山頂は360°の展望です。 ◆明山〜一枚岩〜籠岩山 (上山ハイキングコース) ・小さなアップダウンが続く尾根歩きで、歩きごたえがあります。 ・一枚岩は展望スポットで、竜神川流域を見わたせます。 ・籠岩山手前はキレットがあり、約10Mの絶壁を降ります(登ります?)。 (ロープ、木の弦に捉まって登り降りをするため、初心者向きでは無いです) ◆籠岩山〜大円地越 (奥久慈岩稜裏縦走路) ・籠岩山から少し進むと釜沢越方面(鷹取岩方面)へ向かう分岐があります。 左折して釜沢越方面へ進むのが一般的ですが、今回は直進して裏縦走路を北進します。 (奥久慈岩稜の西側の縦走路を表縦走炉、東側の縦走炉を裏縦走路と呼びます。 裏縦走炉は踏み跡が薄く標識も無いため迷いやすいです。 今回は竜神川周囲の山を周回する目的のため、裏縦走路を選択しました) ・裏縦走路は小草越付近で表縦走路に合流します。 ・大円地越は奥久慈男体山と奥久慈岩稜との鞍部で、ベンチやテーブル登の休憩施設があります。 ◆大円地越〜奥久慈男体山 (奥久慈男体山一般コース) ・奥久慈男体山の一般コースを進みます。 鎖場等はありませんが(※一部補助のロープが下がった場所はあるが)、山頂付近は切れ落ちた絶壁のため、 足元につまづき滑落すると命がありません。 (私個人は健脚コースよりも一般コースの方が危険だと思ってます) ・山頂は360°の大展望です。 ・山頂の祠の先は絶壁で最高の展望ですが、東日本大震災の後なので、 崩落の危険を考慮して、あまり先まで行かない方が良いと思います。 ◆奥久慈男体山〜白木山 ・奥久慈男体山頂上から袋田の滝縦走コースへ向かいます。 ・滝倉の分岐(男体神社方面)を過ぎ、見返りの坂手前に白木山へ向かう分岐があります。 以前は尾根を直進して白木山に向かうルートでしたが、道路の新設工事のために尾根が分断されて進めなくなっています。 そのため、一度、持片方面に尾根を降りて進む新規の登山ルートができています。 (過去のルートはビニールテープで封鎖されています) ・白木山頂直下はキツイ急登です。 ・白木山頂は狭く、展望もあまりよくありません。 端正な錐形のため、秋〜冬ならば山頂を囲む木々の間から、周囲が見渡せます。 ◆白木山〜高崎山 ・白木山頂上からは気持ちが良い尾根道を緩やかに下っていきます。 ・尾根の終点で林道にでます。林道の反対側の斜面に高崎山の登山口があります。(小さくてわかりづらいです) ・高崎山頂上は樹林の中で、展望はありません。 ◆高崎山〜中武生山〜武生山〜竜神ふるさと村 (武生林道) ・高崎山登山口から先は『鬼の林道歩き』です。ひたすら林道を進みます。 ・この間の武生林道には4つの展望台があります。 ・中武生山の登山口は表示がなく、知らなければ見つからないので、事前に確認が必要です。 ・武生山頂上は武生神社傍にあります。 ◆竜神ふるさと村〜竜神ダム駐車場 (竜神ダム遊歩道) ・竜神ふるさと村から竜神ダムの遊歩道までは急な階段を降りていきます。 雨の日は滑らないように足元に注意が必要です。 |
写真
感想
★★【計画の経緯】★★
明山頂上から竜神川方面を見渡すと、奥久慈の山々が竜神川を取り囲んでいるのがよく見えます。
なんとなく、湯檜曽川を取り囲む谷川連峰馬蹄形縦走路を思い出し、奥久慈版の馬蹄形縦走はできないか?と考え、
今回のコースを思いつきました。
ハードで知られる奥久慈トレイル50Kmは、今回のコースと類似のコースを含みますが、
周囲をピークハントする記録は、検索しても見つかりませんでした。
とりあえず、先週、先々週とコースの下見をして検討したところ、過去の記録が無い理由として次の2点が考えられました。
(記録が無いのではなく、見つからなかっただけかもしれませんが・・・)
ゝ離が長い
自分の過去の記録を参考に所要時間を計算すると、12時間30分かかる計算になった。(昼食休憩30分込)
夏は気温が30℃以上に上昇し、ヤブに覆われる個所もあるため困難になる。
秋〜冬は日照時間が短いため、明るい時間帯に周回するのは難しい。
(トレイルなら昼間の周回は十分可能だと思うが・・・)
▲魁璽垢糧省は舗装された道路
後半は鬼の林道歩きとなるため、イマイチ魅力を感じづらい。
ここで、,鉢△鮃腓錣擦胴佑┐燭箸海蹇⊆孫圓任そうに思えてきました。
この時期は日照時間が短いが、長い舗装道路を夜明け前及び日没後の時間帯に歩くようにすればよさそうです。
尚、コースを地図で確認すると縦に細長くなるため、『馬蹄形縦走』というネーミングは無理がありました。
で、『奥久慈周回』に落ち着きました。
★★【行動の記録】★★
当日の早朝4時過ギに水戸の自宅を出発、5時半頃に竜神ダム駐車場に到着しました。
トランクを開けたところ、トレッキングシューズではなく、安全靴が入っていました。
すぐに状況を理解しました。
昨晩、準備中にトランクを開けたところ、靴が1足は入っていて、ヒモ靴だったのでトレッキングシューズだと思いましたが、
数日前に職場用に安全靴を入れていたのです。
どうしたものか? としばらく考えた後、再度、安全靴を見ましたが、安全靴は安全靴でした。
(もしかしたら見間違いで、実はトレッキングシューズなんじゃないか、と期待しましたが、やはり見間違いではなく、安全靴でした)
とりあえず、事実としてトレッキングシューズは無く、安全靴がここにあるので、安全靴をはくしかなさそうだ・・・。
しかし、これから奥久慈周回を開始する前に、がっかりしてもしょうがない。
なので、考え方を変えてみることにしました。
たとえば、どうしても登りたい山の前でトランクを開けたときにスリッパが大量に入っていたとする。
スリッパでは山に登れないので、必死にトランクを探した結果、奥の方に安全靴を見つけたとする。
するとどうだろう?
安全靴様様である。
なので、安全靴で大満足して登ることにした。
しかし、安全靴は安全ではなかった・・・。
竜神ダム〜明山は順調に進みましたが、上山ハイキングコースの下り坂で両足親指の爪を負傷してしまいました。
家で確認したら見事な内出血でした。
今回は距離が長いので、下り坂ではスピードを出して時間を短縮したかったが、この怪我のおかげで、
下り坂ではへっぴり腰を強要されることになってしまいました。
周囲の紅葉はやはり綺麗で、紅葉に見とれながら気持ちよく歩いていると、足元につまづき、親指に大激痛が走る・・・。
そんな状況を繰り返しながら、一枚岩、籠岩山と通過し、奥久慈岩稜裏縦走路を北上しました。
裏縦走路では竜神川を挟んだ向かい側に中武生山、高崎山等、この後に登る山々を見ながらすすみました。
やがて、小草越の手前で表縦走路に合流し、櫛ガ峰付近になると急にハイカーの数が増えてきました。
『やはり、今日はハイカーが多いな〜』と思いながら進み、大円地越に到着。
大円地越の紅葉も綺麗に色付いていました。
ここから奥久慈男体山頂上に向けて進みますが、一般コースを登るは久しぶり。
計画よりも15分早く奥久慈男体山頂上に到着しました。
予想通り山頂は混雑していたので、すぐに袋田方面に出発しました。
奥久慈男体山〜白木山は予想以上に時間がかかりました。
疲労及び足の怪我の他、想像以上に紅葉が綺麗な場所があり、撮影に夢中でなかなか足が進まなかったことも理由の1つです。
白木山への分岐では、尾根を歩くコースがビニールテープで封鎖されていましたが、こんな時は『困った時の自己責任』。
ビニールテープを跨ぎましたが、この時、誤ってビニールテープを切ってしまいまいた。とりあえず切れた部分を結びなおして先へ進みました。
ここで簡単な昼食をとり、短い休憩。
道の悪い尾根道を進んで行くと、突然、尾根道が工事中の道路で分断される。
慎重に尾根を降りていきますが、踏み跡が無い急斜面にイバラが群生しており、チクチク刺さって結構痛い。
尾根を降りると工事中の道路を渡り、反対側の踏み跡の無い斜面を無理やり登って尾根道にでる。
尾根道を進んでいくと白木山頂上へ向けてキッツイ急登が始まる。
白木山は端正な錐形をしているので、頂上付近が急登なのは明らかです。
何とか急坂を登って白木山登頂。次は高崎山へ向かいます。
白木山頂上から先の尾根道は、ガラリと変わって気持ちが良い尾根道です。
木々の隙間から、南に奥久慈男体山を見なが進んでいきます。
すると突然舗装された道路にでます。ここが白木山登山口です。
道路の反対側にある高崎山登山口へと進む。
高崎山は今回初登山で、藪山のイメージがありましたが、予想以上に良い登山道でした。
高崎山頂上から先に『安寺』へ向かう道が続いていましたが、未確認のルートなので来た道を戻ることにしました。
高崎山登山口に戻ってからは『鬼の林道歩き』が始まります。
しかし、実際には足の怪我や疲労などから『仏の林道歩き』でした。
武生林道は、周囲の木々の紅葉が素晴らしく、長い道のりでしたが飽きることがありませんでした。
しばらく林道を歩いた後、ふと後ろを振り向くと、高い山が聳えている。
『あれ? あんな高い山、他にあったっけ?』
目の前には先週登った展望台が見えてくる。
『次に登る予定の中武生山って、あの展望台の手前にあるんじゃなかったっけ?』
展望台まで走って行き、登って後方を見てみると、さっきの高い山が良く見える。
あの形は、どう見ても登る予定だった中武生山だ。
中武生山には登山口の表示が無いため、山への入口を見落としやすい。
で、見落とした訳だ。
これはかなりのショックだった。
トレッキングシューズを忘れたショックを1とすると、登山口見落としは100位の値になる。
足の指の痛みを忘れ、中武生山の登山口に向けて、走って戻りかけました。
しかし、現在の時間から計算すると、中武生山頂上に到着するのは丁度日没の時刻となる。
中武生山は登ったことが無い山なので日没後に登り降りができるコースなのか不明だ。
先週の大子アルプスでは、余裕のないスケジュールを立てたために下山が日没ギリギリとなり、大反省をしたばかりだ。
そう考えると、今回は中武生山登山は諦めた方が賢明なのかもしれない。
中武生山を含めたピークハントは次回の宿題にすることにした。
この後、武生神社がある武生山に登り、竜神ふるさと村へ。
竜神ダム湖に向けて遊歩道を歩く頃には完全に日没を迎え、ヘッドライトを点灯。
竜神ダムの駐車場に17:00に到着しました。
結局、中武生山に登らなった分だけ時間が短縮し、11時間30分の山行となりました。
☆★今回の山行をブログにアップしました。
http://ameblo.jp/shunki1188/entry-11095938225.html
nabekaさん、おはようございます。
茨城でこれだけロングなコースなかなかないですよね
機会があったらnabekaさんのレコ参考にして歩いてみたいです
まだ奥久慈は紅葉が続いているんですね
11日までは終わっていそうですね
Maieさん、こんばんは。
コースはロングでしたが、約半分が林道で助かりました。
奥久慈男体山周辺は未だ紅葉のピークでした。
(少し、ピークを過ぎてたかもしれませんが、
全然寂しい紅葉ではなかったです)
11日は、 や なので、
ではなく なんですね。
の中のは時期的に無理っぽいですね〜。
はじめまして gosenjyaku です。毎年この時期には茨城県のどこかに訪れています。
茨城県の山も日本百名山の筑波山始め八溝山、鶏足山、生瀬富士、明山、奥久慈男体山、宝篋山等々沢山良い山があります。茨城百名山を選定して本を出版して下さい。
gosenjyakuさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
gosenjyakuさんのレポは、いつも拝見させていただいてます。
私は山登りを始めて未だ3年ですので 、茨城の山を百個登るだけでも、
何年も(何十年も?)先になりそうです。
(本の出版は自分に限って絶対にありえないです
自分のレポやブログを読み直すと、文章の下手さにガッカリする次第です 。
もっとも最近は開き直っていたりしますが )
因みに、来月(若しくは再来月?)は栃木県の山に登る予定です。
登るお山は『古賀志山』だったりします。
(奥が深い山なので、何回か登る予定です)
なので、gosenjyakuさんのレポを十分に参考にさせていただくつもりです。
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