恵那山主要4ルート総ナメ8の字周回〜謎の超回復を経て〜
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 13:56
- 距離
- 39.4km
- 登り
- 3,073m
- 下り
- 3,072m
コースタイム
- 山行
- 13:46
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 13:46
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1.ウエストン公園〜恵那神社〜前宮ルート〜山頂 恵那神社近くの車両止めゲートが人も通行不可になっていた。ルートは急登が続き、めげそうになる。笹が多く濡れる。 2.山頂〜広河原登山口〜神坂峠 よく整備されたルート。峠への林道は全面舗装、所々荒れているが人は問題なく通れる。落石注意。 3.神坂峠〜神坂峠ルート〜山頂 歩きやすいが小さなアップダウン。前半は高度を稼げず、長く感じられる。晴れていれば途中の小ピークで恵那山の山体全容が眺められる。 4.山頂〜黒井沢ルート〜ウエストン公園 山頂近くのトラバース道は細く、岩や木の根でやや歩きづらい。沢沿いも岩がごろごろしていて捻挫注意。笹が深いところあり。避難小屋あり。黒井沢林道は全面舗装でとても歩きやすい。車注意。 |
写真
感想
この週末台風が来るという。今週山に行けなければ体力がさらに落ちて、夏山の計画に影響が出る。ならば、有給をとっておいた金曜のうちに山へ行こうと計画した。本来なら鋸岳を予定していたが、現状の体力不足、猛暑による夏バテ+睡眠不足=体調不良、調査不足を考えると難ルートの鋸岳は不安がおおきいということで、前泊不要で行き慣れた恵那山に決定した。そして、あわよくば、前々から計画としてはあったものの、あまりの馬鹿馬鹿しさからなかなか実行に移せていなかった、恵那山主要4ルート総なめ八の字周回をやってみることにした。これはかなりハードなコースなので、行先を変更した理由からすると本末転倒なのだが、いくつかエスケープできる箇所があるのでその都度判断すればいいと考えた。
結果的に計画はほぼ予定通りに進行し成功した。これはいくつかの幸運のおかげだった。最も幸運だったことは天候が曇りがちでかつ涼しかったということだった。前日までの異常なまでの猛暑がウソのように涼しかったのである(少なくとも山では)。前宮ルートの登りではさすがに汗だくになったが、その濡れた体で風を受けると肌寒いくらいだった。広河原登山口から神坂峠までの林道歩きは直射日光を浴びながらの苦行を想定していたが、実際にはその点はほとんど気にならなかった。
もう一つは、このコース上最大の踏ん張り所と考えていた神坂峠からの登りで気力体力が突如回復したことだった。これはあまりのも劇的だったため、ある種のホラー的なものとして受け止めた。神坂峠までたどり着いた時点で、さすがに疲労がピークに達し睡魔も襲いつつあって、ここのまま山行を続行するのはとても厳しいように思われるほどだった。やはりこの体調では無謀な計画だったのかとかなり弱気になっていたのだ。しかし、とにかく前宮ルートの分岐まではいかなければ帰れないのでゆっくりでもいいからと、エネルギー補給と脚の痙攣予防のための漢方を飲んで覚悟を決めて登り始めた。すると思った以上に脚が動く。懸念された脚の痙攣の気配もない。スピードはさほど出ないが疲労感もほとんどなくなり、大した苦労もなく分岐にたどり着けたのである。気力体力の超回復が起きたのだ。こんなことが毎回起きてくれれば山登りでは無双である。研究の価値ありだ。
そんなラッキーなこともありながら、このハードコースを不安のあった体力・体調でなんとか成功できたことは貴重な体験であり思い出深い山行になったと思う。正直自信にもなったし、やってみないとわからないものだなという経験にもなった。しかし、当然ながら山では過信・油断は禁物だ。次回(かどうか未定だが)の鋸岳は岩場の難コースなのでより万全の状態で臨みたい。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する