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Yamareco

記録ID: 154242
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雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳横岳三叉峰〜杣添尾根から

2011年12月04日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:30
距離
8.1km
登り
1,065m
下り
1,065m

コースタイム

海ノ口P630〜横岳稜線三叉峰1110=1130〜下山〜P1400
天候 快晴、強風
過去天気図(気象庁) 2011年12月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
海ノ口別荘奥は、指定の8台Pに停めないと、他で少しはみ出ただけで、別荘管理者から注意のステッカー。
登山口標識はしっかりしている。
夜明けで、ほんの少し上部、雪だ
2011年12月04日 07:11撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 7:11
夜明けで、ほんの少し上部、雪だ
2011年12月04日 07:12撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 7:12
朝日に自分がいる
2011年12月04日 08:48撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 8:48
朝日に自分がいる
2011年12月04日 10:21撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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抜かれた
2011年12月04日 10:21撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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12/4 10:21
抜かれた
2011年12月04日 10:35撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 10:35
2011年12月04日 10:35撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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いきなり赤岳、でかい
2011年12月04日 11:03撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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12/4 11:03
いきなり赤岳、でかい
先行が間もなく三叉峰頂上
2011年12月04日 11:03撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 11:03
先行が間もなく三叉峰頂上
硫黄岳
2011年12月04日 11:04撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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12/4 11:04
硫黄岳
2011年12月04日 11:08撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 11:08
2011年12月04日 11:13撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 11:13
きた道
2011年12月04日 11:14撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 11:14
きた道
2011年12月04日 11:14撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 11:14
2011年12月04日 11:14撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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2011年12月04日 11:23撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 11:23
稜線合流の標識
2011年12月04日 11:27撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 11:27
稜線合流の標識
うねっている横岳
2011年12月04日 11:28撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 11:28
うねっている横岳
赤岳と阿弥陀
ついでに赤岳の奥1ミリ右へ北岳
2ミリ右へ、甲斐駒
1ミリ右へ仙丈も見えるよ。
2011年12月04日 11:30撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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12/4 11:30
赤岳と阿弥陀
ついでに赤岳の奥1ミリ右へ北岳
2ミリ右へ、甲斐駒
1ミリ右へ仙丈も見えるよ。
2011年12月04日 11:31撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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同行4人
2011年12月04日 11:31撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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同行4人
眼下諏訪湖
湖真ん中上が焼岳
左端上が乗鞍
2011年12月04日 11:32撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 11:32
眼下諏訪湖
湖真ん中上が焼岳
左端上が乗鞍
ずっと遠い北ア、鹿島槍だろうね。
2011年12月04日 11:35撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 11:35
ずっと遠い北ア、鹿島槍だろうね。
御嶽山のつもりで撮ったが、中アは画面に入らん。
2011年12月04日 11:35撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 11:35
御嶽山のつもりで撮ったが、中アは画面に入らん。
下山してようやく見えた登った山
2011年12月04日 14:04撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 14:04
下山してようやく見えた登った山
ど真ん中、登った杣添尾根と、横岳三叉峰。
2011年12月04日 14:29撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 14:29
ど真ん中、登った杣添尾根と、横岳三叉峰。
広角で撮ってみると、左に赤岳。そして右端の穏やかな草原積雪のような緩斜面は、硫黄岳なのだ。え〜〜こっちから見ると、こんななめらか? もしかして滑れるの?
2011年12月04日 14:34撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 14:34
広角で撮ってみると、左に赤岳。そして右端の穏やかな草原積雪のような緩斜面は、硫黄岳なのだ。え〜〜こっちから見ると、こんななめらか? もしかして滑れるの?
右赤岳、左権現。双耳峰のように左右に大きくて。牧場から
2011年12月04日 15:23撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 15:23
右赤岳、左権現。双耳峰のように左右に大きくて。牧場から
赤岳アップ
2011年12月04日 15:24撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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12/4 15:24
赤岳アップ
たかねの湯辺りから、甲斐駒
2011年12月04日 16:46撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 16:46
たかねの湯辺りから、甲斐駒
地蔵とか鳳凰
2011年12月04日 16:47撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 16:47
地蔵とか鳳凰
2011年12月04日 16:47撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 16:47
左から権現、赤岳、横岳
2011年12月04日 16:48撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 16:48
左から権現、赤岳、横岳
2011年12月04日 16:50撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
12/4 16:50
夕陽モードで赤くなる。
2011年12月04日 16:50撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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12/4 16:50
夕陽モードで赤くなる。
月も。
2011年12月04日 16:52撮影 by  EX-H10 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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12/4 16:52
月も。

感想

グレートサミッツ NO2(国内編)
 八ヶ岳 杣添(そまぞえ)尾根から横岳 1011・12
 降雪が来ているのに、スキーをするほどの積雪がない。こんな条件は、年のうちのわずかな期間だけだ。しかも今日は緩い冬型で、新潟は雨。それで東京は気温12度と、冬だというのに生ぬるい天気。でも雪山へ行きたい。仕方がない、消去法で地域を限定していけば、八ヶ岳しか残らなかった。困ったときのリザーブか。
 何しろ登山口の標高が1800m。新潟の山なら頂上だ。
 たまたまこの秋に二十年ぶりに、佐久から八ッに登って、でも強風でちょっと条件が悪かった。ならまた行くか。一度行くと、二度三度と、納得いくまで登りたくなる。それに山は雪を被ると超一流の衣装替えになる。まさか、アイゼンがいるか、ピッケルは。いや別にいらぬ心配するよりも、「行けるところまで」がオレ流。ダメならそこから戻ってくればいいじゃない。部屋でごろ寝しているよりも、ずっといいものだ。でもアイゼンだけは持っていくよ。靴も夏用はやめよう。
 杣添尾根という地味なルートがあるが、地味でも2800mに行けるなら歓迎してやる。というようなことが昭文社のガイドに書いてあるが、八ッの横岳稜線に、地味なまま登れるなんてホントに理想的なことがあるんだろうか。
海ノ口の別荘地帯の一番奥に登山口があった。でもなあ、冬の標高1800mに別荘があっても、他人事ながら大丈夫なんだろうか。気温すでにマイナスだし、アスファルトが凍っていてタイヤも空転する。霜柱が立ってそれも溶けずに昼間でも凍っている。それでいて積雪はない。低温の加減だけをいうなら、八ッの海ノ口高原でも、清里高原でも、北海道と同程度くらいまで低温地帯じゃないだろうか。
 登りだすと、八ッ特有の火山性のシラビソが密生して、景色は全くというほど見えない。夜のうちに移動して薄明りの中を登り出したものだから、目的の山を一切見ないで登って、ようやく見えたのは4時間後に、標高が森林限界を超えてからという、こちらも超ド級の異様さだった。
 スタートして2時間ほど登ると、雪が出てきた。昨日も少し降ったようで、その下に薄い根雪もある。積雪10センチ。
 樹林帯に雪が出てくると、なんだか気持ちがウキウキする。靴底が滑るというのは、足を引きずって移動すればいいという屁理屈が通ることで、ものぐさにとっては手抜きでも登れるということになる。万が一スリップしても樹林ならば怖いことがない。
 さらに登れば、雪の厚みも増してくる。降雪情報は、天神平や白馬のスキー情報でも、関越トンネルのチェーン規制でもいいのだが、しかしスキー場は雪不足、関越道はこの冬まだ一度もチェーン規制になっていないと思う。本当に八ッとはいえ、雪があるの? それだけが不安だったのだが。
 その心配もいらなくなった。だんだん雪が増えてきた。積雪は50センチくらいまで増えている。アイゼンに履き替える。
 誰もいない道だと思っていたら、後続の4人組に抜かれた。おお、この時期に同じルートに来るとは、選択眼のいいことだ。今日だけは間違いなく快晴になる。但し、風がどのくらい強いかはその日次第。
 アイゼンを履いてからは、立木が疎林になり、シャクナゲ林の後にハイマツ帯で、岩稜になった。でも緩い岩稜だから心配なかった。八ッの佐久側特有の、ハシゴとクサリが一切ないのが、雪の時期には大いに安心させられる。横岳の稜線にこんなに簡単に到達できて、インチキじゃないのかと錯覚する。立木が消えて遠望できるようになると、稜線に出た。上ではテント組を含めて、やはり人通りが多い道である。すぐにパーティとすれ違った。
 ドピーカンだ、快晴である。風もまだ強い。一体どこを見れば方角が分かるんだと、おお低いところに諏訪湖が確認できる。その右側に北アの連峰があるが、諏訪湖の左にあるのは、乗鞍か。さら左へ中アもあるし、白山も見えるような。地図と見比べるのは下に降りてからにする。そしてもちろん、隣の赤岳がデカイし、この間の紅葉のときにも思ったのだが、阿弥陀というのも、かなり大きな山だ。そして逆側には、うねっているような横岳の続きとその向こうに硫黄岳。そうそいう赤岳のわずかに横に、南アの北岳、さらに右にお馴染みの甲斐駒。すべての山がすでに白い。遠くに富士山も白い。
ただ東の方角は、奥秩父でも浅間山でも、まだ真っ黒のままで冬用に生え換わっていないとは、見るに堪えない。
よかったね。わずかに一日だけのチャンスでも、こうして登って、「チャンスにベットした」というのか、「リスクをテイクした」というのか、期待した念願が成就したというわけだ。登り切ってしまえば、八ッとは、南北中にプラスするもう一つの「八ッアルプス」である。お子様ランチと言われるのは、登山口の標高が高いから楽できるというだけのことで、上部の気象条件は同じである。
見晴らしのよさに気を奪われて書き忘れたが、出た稜線のコブは、横岳のピークの一つの三叉峰というところだった。何て読むのか? 「さんじゃほう」らしいね、地元の観光協会に聞いてみたよ。体のどこかにあるのは、三叉(さんさ)神経なのにね。
 4人パーティとほとんど一緒に登頂して、15分ほど滞在して降りた。ちょっとだけクラストした斜面を、ザクザクザクと音を立てながら下山する、あのアイゼンで踏む積雪の快感が、シーズンスタートを予感させた。風はまだ強いが快晴である。パーキングに下山しても、気温2度とは、嬉しいような低温が続く。

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

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