南八ヶ岳西東縦走 美濃戸口〜阿弥陀岳〜赤岳〜権現岳〜三ッ頭〜前三ッ頭〜天女山〜甲斐大泉駅
- GPS
- 10:32
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 2,125m
- 下り
- 2,442m
コースタイム
- 山行
- 8:51
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 10:31
天候 | 曇り時々晴れのち雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
八ケ岳方面 毎日あるぺん号 竹橋>美濃戸口 <復路> JR小海線 甲斐大泉駅>小淵沢駅 JRホリデー快速ビューやまなし 小淵沢駅>新宿駅 |
写真
装備
個人装備 |
子供のお古の青リュック
グレゴリー2Lハイドレーション
VAAMペット500ml
水ペット500ml+ウオーターキャリー900ml
菓子パン4個
柿ピー小4袋
上下着替え
速乾性のパタゴニアT
MHWゴーストライトジャケット
MHWダイヘドラルプリカーブパンツ
MHWウェイクールアームズ
MHWウェイクールバンダナ
アディダスソックス
アディダス テレックス スコープ GTX
ヘッ電
予備バッテリー
カメラ
iPhone6S
Garmin GPSMAP 62s
地図
ペツル・エリオス
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感想
八ヶ岳南北縦走は2回やっているものの、阿弥陀岳へ立ち寄ることはなかった。阿弥陀は、いつか行きたいと思っていたものの、美濃戸から登って降りてくるだけでは少し物足りない感じがする。
地図を見て東西の縦走プランを立ててみたところ、美濃戸口から入って、阿弥陀、赤、権現、天女山を経由して、甲斐大泉駅まで歩くと、CT13時間45分のロングトレイルになることが分かった。天気も良さげなので、「南八ヶ岳西東縦走」へ出かけることにした。
八ヶ岳へのアプローチは、まいにちアルペン号を使う。竹橋の毎日新聞社ビルの1階は、登山客で溢れかえっていて、八ヶ岳行きのバスは満員御礼という状態。定刻通り出発したバスは、談合坂で2時間の休憩を入れた後、午前4時半少し前に美濃戸口に到着した。
美濃戸口の八ヶ岳山荘は、午前4時半でも灯りが煌々とついており、中では登山ウェアまで売っている。まいにちアルペン号の深夜到着便を使った場合、2千円で仮眠もできるはず。八ヶ岳別荘地の立地もあるのだろうけど、山荘というよりもショップといった雰囲気だ。
特に買うものもないので、身支度を整えてから八ヶ岳山荘を出発する。
別荘地内の舗装路を歩き続けると、舗装路が切れて、林道の雰囲気に。そこからは登山道へと入っていくのだけれども、緩い傾斜の樹林帯をダラダラと登っていく感じで、風はなく蒸し暑い。
御小屋(おこや)尾根に入ると少しずつ景色がひらけてきて、不動清水を過ぎて森林限界に達すると目の前に阿弥陀岳がドーンと姿を現わす。
ここまで会った登山客は、3組だけ。美濃戸口スタートで反時計回りで登る人は、少ないみたい。ここでメットを装着する。
阿弥陀頂上に近づくにつれ、傾斜はキツくなり、段差の大きい登山路が続く。途中、適当にロープで固定された脚立には、思わず笑ってしまったが、ありがたく使わせて頂く。
登山道を登り切ると、そこは西の肩。西の肩の岩場は、高度感バッチリでスリル満点。落ちたらひとたまりもないので、慎重に進むと、阿弥陀岳の広い山頂に到着する。
山頂は、ガスに巻かれて、眺望はゼロ。CTが気になるので、写真を撮って中岳方面へ下山する。
中岳方面は、かなりの急坂で眼下に多くの登山客が見える。足下はザレていて浮石が多いので、落石させないよう慎重に下りつつ、すれ違い渋滞もあったりして、ゆっくりペースで中岳の手前のコルに到着する。
中岳に到着する頃には、ガスも晴れて北ヤツ方面もバッチリ見える。振り返ると阿弥陀岳もバッチリ見える。グレーの山肌にウネウネとした黄色い登山道が素晴らしく、何度も振り返って見てしまう。
赤岳山頂直下の分岐で荷物をデポして、空身で赤岳と分岐をピストンする。八ヶ岳の主峰だけあって、赤岳山頂は、多くの登山客で賑わっていた。タイミング良くガスが流れてくれて、南アルプスもバッチリ見える。写真を撮ってから、分岐点へ戻りキレット小屋を目指して下山を開始する。
真行寺尾根分岐を過ぎた後の下りは、長くザレていて急坂という三重苦。登った記憶ではやっかいな道だったけど、下りはもっとやっかいだった。浮石を上から落とされる恐怖にビビりながら、眼下にいる登山客に浮石を落とさないよう、ヒヤヒヤしながら慎重に下山する。
キレット小屋の手前のキレットは、え?これでもキレット?と全く油断しても良い高度感ゼロのキレットだった。南北縦走路を行く時に通っていたけど、あまりにも普通過ぎて記憶に残っていなかった。
キレット小屋で一本入れて、本日のラスボスの権現岳へ向かう。展望の良いはずのツルネは、ガスガスで眺望ゼロだったが、ピーク手前には保護柵もない中でコマクサが群生していて、おー、コマクサ!と小さく驚く。距離を上げていくと、遠くに太陽の光を反射して光り輝く長い鉄ハシゴが見えてきた。
いよいよ権現岳山頂!と気合いを入れ直して長い鉄ハシゴをクリアすると、キレイな三角形の権現山頂が見えてくる。三ッ頭方面も確認して、権現山頂に到着するも、ここもガスガスで眺望はゼロ。標識の写真を撮ってから、三ッ頭へ進軍する。進軍中、ガスの切れ間に編笠山と青年小屋を目視する。一瞬、三ッ頭はやめて編笠山へ行くことも考えたものの、今回は「南八ヶ岳西東縦走」がテーマなので編笠山を入れてしまうと「南八ヶ岳西南縦走」というなんだか分かりにくい縦走になるので当初計画通り、三ッ頭へ進軍する。
三ッ頭の予想に反した立派な山容にプチ感動しつつ、権現岳から下って三ッ頭山頂へ登り返す。山頂は広いものの、やはり眺望はなし。前三ッ頭は何もなし。ここから長い樹林帯歩きが始まる。樹林帯は風がなく、蒸し暑い上に、途中、大粒の雨が降ってきた。最初は、降ったりやんだりだった雨は、30分程すると本降りに変わった。蒸し暑い中、雨具を着て、天女山まで休憩を入れずに一気に下山する。
天女山は、公園の中にピークがあって、山の雰囲気はゼロ。天女山から国道28号線までは、林の中を歩く。国道に出た後は、甲斐大泉駅を目指すが、途中、ジュースの自販機が1台あったが、ビールの販売はなし。雨が上がりのどピーカンの中、もう頭の中はビールで一杯に。
甲斐大泉駅は駅員1名だけの小さな駅で、販売機もなく、近くのコンビニまで1kmというなんともドイヒーな位置関係にあって、仕方なくコンビニまで軽くランしてビールを購入し、駅までもどってビールを注入した。余計に2km走った後のビールが別格の美味さであったことは言うまでもない。
小海線は1本逃すとその後2時間は電車が来ないため、「甲斐大泉温泉 パノラマの湯」はスルーすることにして帰路についた。午後は天気が微妙ではあったものの、初志貫徹して「南八ヶ岳西東縦走」を完歩できたのは良かった。
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