裏妙義ー反省のルートミス2回


- GPS
- 06:02
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 1,080m
- 下り
- 1,065m
コースタイム
- 山行
- 4:39
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 6:02
●体力を消耗すると身体を動かすのが億劫になり、行動が横着になる。思考も自分の都合の良い(=楽な)ほうに傾いて読図がおろそかになり、判断も狂う。
●破線ルートは標高や険しさだけでなく、ルーファイも必要であることからバリエーションルートになっているのだと今更ながら痛感した。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・ナビでは「妙義湖」を検索したら「国民宿舎裏妙義」「裏妙義国民宿舎」がヒット |
コース状況/ 危険箇所等 |
【国民宿舎(閉館)〜丁須の頭】(籠沢(こもりさわ)コース) 登山道は明瞭ではないが、マークを頼りに迷わずに行けると思う。どっちへ行くか迷った時には周りや先方をよく見ると必ずと言っていいほど黄色のマークやテープがある。また、何度か沢(水量少or涸れている)を横断するので、その都度進行方向のマーク(必ずある)を確認すれば迷うことはないと思う。 さほど急登でもなく鎖場はあるがこの区間は鎖を使わずに歩けた。破線ルートだが一般道でもいいのではと思った。 【丁須の頭〜烏帽子岩】 ここからはほとんど岩場で今までより道は険しくなり一層不明瞭さが増す。マークやリボンも少なくなり、小刻みなアップダウンが増えるが、上り下りよりもトラバースが厳しい。岩の表面には凹凸はあるのだが、表面はつるりとしているので滑らないよう注意が必要。 この区間では、チムニー(と言われているらしい)を降りる時と、烏帽子岩を過ぎた岩場の最後あたりで数mほど鎖を使ったが、それ以外はフリークライミング気分で頑張った。そのせいでルートミスも。(後述) 【烏帽子岩〜三方境】 岩場が終わり尾根道が下り基調となり歩きやすくなるが、風穴尾根の頭あたりからは広尾根となり、踏み跡も不明瞭。広いんだから1本に収束するはずと安易に考えていたら、尾根が二つに分かれ、ここで2回目のルートミス。別の支尾根に入り込んだ。 小石が混じった柔らかく歩きにくい道で片道150m、高低差70mほど、時間にして20分ほどのロス。途中GPSで確認したが、この日は実際のルートが地図上のルートから何回も外れていたのでここもそうだろうと思ってどんどん下ってしまった。広尾根要注意! 【三方境〜国民宿舎】(巡視道) この区間は実線ルート(一般登山道)だが、丁須の頭までの籠沢コースよりもリボンやマークが少なく、不明瞭箇所が多いうえ、2か所ほど倒木で登山道がふさがれていたり(すぐ脇を通れるので心配ないが)、こっちのほうが破線コースっぽかった。 この日はこれまで2回もルートミスしてたのでさすがに学習し、不明瞭箇所ではより慎重にマークを探したり、GPSや地図を確認した。 |
その他周辺情報 | 妙義ふれあいプラザ「もみじの湯」¥510 ・お切込みを食べ忘れたorz |
写真
感想
上信越道を通る度、その奇怪な姿に不思議な感じを持っていた妙義山が登れる山だと知ってからは毎年ターゲットにしていたが、簡単な山ではないということを知って二の足を踏んでいた。しかしながら、大キレット〜北穂〜奥穂〜西穂を踏破するにはこれくらいは登れないとイカンだろうと訓練がてら出かけてみた。
「表」より「裏」のほうが難易度は低いということなので、まずは「裏」から挑戦することにした。 途中、ルートミスで体力と時間を無駄に消耗したがまあまあ問題なく周回できたので、次は「表」にも挑戦するつもりだが、もっと涼しくなってからにしよう。
暑さはさほど気にならなかったが、赤岩を撒く際の1回目のルートミスで体力を消耗したせいか、お昼時には食欲がなく、おにぎり1個を普段の何倍も租借してやっとのことでのどを通した。しかしながら、お昼の水分補給と休憩で息が整ってからは体力的には問題なく、2回目のルートミスの登り返しで左内ももが攣りそうになったものの、時折走る元気は最後まで残っていた。
最近は登山道が明確なところしか行ってないので慎重にルーファイすることがおろそかになったことは反省材料。今後気をつけねば。
【今回のルートミスについて】
●1回目(赤岩を捲くところ)
ここでは岩を覆っていた濡れ落ち葉に足を滑らし一度数m滑落。この時点で難しいところだなとは思ったが破線ルートなのでさもありなんと思い、再度登り始めたが段々斜度は増すし落ち葉は滑るはで行き詰る。
ようやくルートミスしたのではと思い、登山道に戻ろうと下り始めたが登るよりも難しく、GPSログで確認すると片道40m、高低差20m、時間にして10数分というところだがすこぶる体力を消耗した。
これもログで確認したところ、あと50mほど進めば正規ルートに合流したようだが、地図上には木も無ければ藪もないし、岩も落ち葉もない。果たして正規ルートに戻れたかどうか。
間違った地点まで戻ると反対ルートからの二人組と遭遇してその先のルートがわかった。よく見ると鎖の上端から左に鎖がもう一本出ていたが、鎖を使わず直登したので左の鎖が目に入らず体力的にだいぶ損をした。
滑落の際に長袖のシャツの右ひじに穴が開いてしまった。シルクなのに〜(泣)軽い擦り傷で済んだのが不幸中の幸い。
●2回目(風穴尾根の頭付近の広尾根から下るところ)
時間的にそろそろ三方境のはずと思ったところで標高を確認するとそんなに違っていない。地理院地図をよ〜く見ると広尾根から支尾根が微妙に出ており、別尾根に入り込んでしまった。低山でも下りの道迷いで遭難するのはこういうことかと実感。
地図上の等高線は微妙で緩やかなカーブを描いているが、実際は思った以上に谷が深くなっている。この程度がこんななのかと実感できたのは経験値アップ。
この日はGPSの地図上のルートと実際の軌跡がずれていたところがあったが、これはGPSルートが正しいようだと思い直してマークのある所まで登り返す。ルートミスは体力を消耗する以上に精神的に参って登り返すのが嫌になるが、そのまま突き進めば典型的な遭難パターン。ここもそのまま進めば別の登山道に出て三方境に出られたようだが、だんだん藪が濃くなっており、果たしてそこまでたどり着けたかどうか。ルートミスに気づいたら戻るに限る。
コメント
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初コメ失礼します
ルートミスはキツいですね!
自分も同じようにミスしてウロウロしたのでよくわかります!
遭難にあわないようにお互いに気をつけて楽しい山行をしていきましょう!
コメントありがとうございます。
登りはピークに収束しますが、下りでミスるとルートからドンドン離れていくので要注意ですね。低山でも遭難する理由がよくわかりました。
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